今月より今期のドラマが続々とスタートし話題になっていますが、今期のドラマ出演者の中にNHK連続テレビ小説(通称”朝ドラ”)経験者が多すぎると、視聴者から批難する声が出ているようです。
13年4月から放送された「あまちゃん」から、何と10人を超える役者が今期ドラマでは名を連ねており、例えば嵐の二宮和也さん主演の「弱くても勝てます ~青志先生とへっぽこ高校球児の野望~」(日本テレビ系土曜21時)には、薬師丸ひろ子さん、有村架純さん、福士蒼汰さん、荒川良々さんが出演している。
有村さんに関しては「MOZU Season1 ~百舌の叫ぶ夜~」(TBS系木曜21時)にも出演しているという人気ぶり。
その他、佐藤健さんと渡部篤郎さんのW主演の「ビター・ブラッド」(フジテレビ系火曜21時)、小栗旬さん主演の「BORDER」(テレビ朝日系木曜21時)には「あまちゃんキャスト」が登場している。
尾野真千子さん主演の「極悪がんぼ」(フジテレビ系月曜21時)では「あまちゃん」で脚本を務めた宮藤官九郎さんが出演しているほか、11年10月から放送された「カーネーション」に出演していた、尾野さんをはじめ、小林薫さん、板尾創路さんが出演している。
『花咲舞が黙ってない』(日本テレビ系)では「ごちそうさん」の杏さんが主演に選ばれています。
嵐の大野智さん主演の金曜ナイトドラマ「死神くん」(テレビ朝日系金曜23時15分)には「ごちそうさん」から菅田将暉さんが出演する。
数えてみると、2010年代に放送された朝ドラから、およそ40人ものキャストが今期の連ドラに出演しており、ネット上では、
「カーネーションコンビ万歳(極悪がんぼ)」など素直に楽しんでいる声もみられるが、「あまちゃんに出てた人ばっかり出す最近のドラマに辟易している」
「朝ドラの役者の多用。同じ俳優ばっかり。テレビ局はドラマ作る気あんのかな?」
といった批判があがっている。
これにネットでは、
- あまちゃんメンバーにはもう飽きた
- これだから視聴率が下がるんだよ
- 朝ドラ視聴者は良いが、見てなかった人にしたら全く面白くない
- 民放はもっと頑張れよ
- 冒険心が足りないから視聴者が離れるんだよ
などのコメントがありました。
昨日16日からスタートした杏さん主演の『花咲舞が黙ってない』(日本テレビ系)は初回視聴率17.2%を獲得しており、これは高視聴率だった朝ドラ『ごちそうさん』による影響が大きく、年々ドラマ視聴率が下降している民放局が、高視聴率を獲得したドラマ出演者を抜擢するのはしょうがないことかと思います。
しかし批判コメントにある通り、これでは同じキャストばかりになってしまうため面白みが無く、余計に視聴者が離れる可能性もあります。
そのことから安易に無難なキャスティングするのではなく、幅広い俳優を使い視聴者を惹き付けるようなドラマを作成してもらいたいですね。