3月4日に亡くなった声優・TARAKOさん(本名非公表 享年63)が、30年以上担当のアニメ『ちびまる子ちゃん』(フジテレビ系 日曜18時)の主人公・さくらももこ(まる子)の2代目声優が決定し、声優の菊池こころさん(41)がTARAKOさんの後任として、21日放送回から声優が変更となることが発表されました。
フジテレビによると、まる子のイメージに合う声優を見つけるため、複数回にわたってオーディションを実施した結果、「自信を持ってこの方しかいないという声優にめぐり会えた」と満場一致で、2代目まる子の声優に菊池こころさんを抜擢したとしています。
菊池こころさんのこれまでの主な出演アニメ作品と演じたキャラクターは、『BORUTO -ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS』(うちはサラダ)、『ONE PIECE』(トコ、リナ)、『パズドラ』(神戸ヒビキ)、『デジモンユニバース アプリモンスターズ』(ガッチモン、ドガッチモンなど)、『忍たま乱太郎』(2代目・時友四郎兵衛、ケロちゃん)、『トリコ』(クルッポー)、『侵略!イカ娘』(紗倉清美)、『ハートキャッチプリキュア!』(ポプリ)、『エア・ギア』(鰐島亜紀人/咢)、『インセクトランド』(マキシーム)、『クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝』(林丸)、『映画ドラえもん のび太の地球交響楽』(チャペック)などとなっています。
<↓の画像は、菊池こころさんが声担当のキャラクター写真>
そして、TARAKOさんの後任に抜擢された菊池こころさんは、まる子役決定の知らせを受けた時の心境について、「うれしい……緊張、安堵(あんど)、不安、何だかよく分からない複雑な感情で頭がいっぱいになりました」
と明かしています。
今後の意気込みは、「今から6年前に一度だけ、“まる子”の現場に呼んでいただいた事がありました。キャスト・スタッフの皆さんが明るく楽しく収録に臨んでいて、その明るさの中心にはTARAKOさんがいました。ごあいさつに伺ったら笑顔で対応してくださり、共演者のアドリブには笑ってつっこみを入れて、アフレコ中ずっと楽しそうにニコニコされていました。その日から『ちびまる子ちゃん』がもっともっと大好きになりました。TARAKOさんが大事に演じ続けてきた“まる子”。正直怖い気持ちもありますが、『ちびまる子ちゃん』が大好きだというこの気持ちを大切にして一所懸命努めます。しばらくは耳慣れないと思いますが、どうか長い目で見守っていただけたらとても心強いです。よろしくお願いいたします。」
とコメントしています。
菊池こころさんの起用発表を受けてネット上では、
- うちはサラダの人か!声質似てるかも!
- ルパンみたいにモノマネでも良かったんじゃ
- 寄せなくていいから自分の声でやってくれ
- ボイスサンプル聴くと何となく想像出来るな 別に似せる必要もないしな
- ドラえもんも慣れたし大丈夫
- 満場一致で決まるってすごい まる子にどことなく似てる感じがする 応援したくなるね
- まる子をちょっと大人っぽくした感じ 悪くはないんだけど第一印象だとまる子よりお姉ちゃんのほうが合いそうと思った
- 『はなかっぱ』のすぎるだよね 可愛い声だなぁって思ってたから合ってるかも プレッシャーとかあって大変だと思うけど頑張ってほしい!
- 顔も似てる気がする(笑) ルパンの声やドラえもんの声の人もだけど、あまりに浸透してる声だと違和感がどうしてもあるから、すぐには受け入れられないだろうけど頑張ってほしいね
などの声が上がっています。
TARAKOさんの後任を巡っては、『ルパン三世』や『クレヨンしんちゃん』と同様に、声質が似ている方を起用するのではないかという推測のもと、声優・女優の犬山イヌコさん等の名前が取り沙汰されていました。
しかし、後任に抜擢された菊池こころさんは、TARAKOさんとは声質が異なり、ネット上ではすでに賛否の声が上がっていますが、フジテレビの発表によれば、「自信を持ってこの方しかいないという声優にめぐり会えた」として菊池さんを抜擢したとのことですし、2代目まる子を演じるにあたり、どういった声を聞かせてくれるのか楽しみです。
菊池こころさんも言うように、まる子の声はTARAKOさんが35年近くにもわたって担当してきたため、多くの視聴者の耳に馴染むまでには時間がかかるでしょうし、否定的な反応なども上がるだろうとは思いますが、菊池さんの声でこれからまた新たなまる子像を作り上げていってもらいたいです。