綾野剛さん主演の“月10”ドラマ『アバランチ』(フジテレビ系 月曜22時)が18日からスタートし、初回の平均世帯視聴率は10.3%、個人視聴率は5.7%(共に関東地区)と好スタートを切った裏で、同時間帯に放送の新番組『100%!アピールちゃん』(TBS系)の視聴率が“大爆死”していることが分かりました。
『100%!アピールちゃん』は、博多華丸・大吉と滝川クリステルアナウンサーが司会の『教えてもらう前と後』が9月をもって終了し、10月11日から後番組としてスタートしました。
番組のMCは、麒麟・川島明さんと元HKT48・指原莉乃さんが務め、他にHey! Say! JUMP・有岡大貴さん、ハリセンボンの近藤春菜さん、箕輪はるかさんがレギュラー出演しています。
<↓の画像が、『100%!アピールちゃん』レギュラーメンバーの写真>
番組内容は、SNSなどでのアピールが下手な人、苦手な人達にスポットを当て、「アピールちゃん」と称したタレント等が本人に代わり、魅力を伝えるべく全力でアピールするといった内容です。
11日の初回は21時から2時間スペシャルとして放送され、平均世帯視聴率が3.7%、個人視聴率は1.9%、18日の第2回は世帯視聴率が2.7%、個人視聴率が1.4%となっており、見事な“大爆死”となっています。
18日の同時間帯に放送された『アバランチ』の4分の1程度の数字しか取れておらず、テレビ東京で放送の『ワールドビジネスサテライト(WBS)』は世帯視聴率が3.2%で、『100%!アピールちゃん』は同時間帯最下位となっていました。
ニュースサイト『日刊大衆』は、『100%!アピールちゃん』の大コケによって、司会を務めている川島明さんの評価に黄色信号が灯っているとしています。
川島明さんはTBSで3月末から、平日朝の情報バラエティ番組『ラヴィット!』で初の帯番組司会も務めていますが、この番組も視聴率が低迷を続けており、放送から半年が経った現在も世帯視聴率は2~3%台、個人視聴率は1%台で推移しています。
民放キー局のディレクターは川島明さんについて、「『ラヴィット!』に続き『アピールちゃん』でも厳しい結果になってしまうと、“看板としてはどうなの?”という評価になりかねない。MCは番組の顔で看板ですからね。(中略)MCには重みや影響力も必要だと言えて、担当番組の不調が続けば、川島さんにはそれが“足りていない”という話になってしまう可能性もあるわけです。(中略)ただ、『アピールちゃん』でダブルMCを務めるのは川島さんと指原さん。2人のタレントとしての実力は誰もが認めていますから、今後の逆襲を期待したいです」
と語っています。
<↓の画像は、『100%!アピールちゃん』司会の指原莉乃さん、川島明さんの写真>
月曜22時は激戦区と言われている時間帯で、かつては日本テレビで放送の『しゃべくり007』、フジテレビで放送の『SMAP×SMAP』、テレビ朝日で放送の『報道ステーション』が視聴率争いを繰り広げていました。
現在も『しゃべくり007』と『報道ステーション』は数字を取っており、3番手をフジテレビとTBSが争っていたのですが、フジテレビは10月にバラエティからドラマ枠に変更、21時から連ドラを立て続けに放送し、これが見事に功を奏して『アバランチ』は初回2ケタを達成しました。
一方でTBSは、これまでと変わらずバラエティ番組を放送し、『100%!アピールちゃん』が初回から見事な大コケとなっており、裏番組のラインナップから恐らく、今後も民放4~5位で推移していく可能性が高く、1年も持たずに打ち切り終了したとしてもおかしくないですね。
そして、『ラヴィット!』に続く『100%!アピールちゃん』の大コケによって、川島明さんへの影響が懸念されているとのことですが、川島さんはトーク力が高く評価されているほか、安定感のある司会進行にも定評があり、『ウワサのお客さま』(フジテレビ系)や『シブヤノオト』(NHK)でも司会に起用されています。
しかし、川島明さんが司会を務めた『BACK TO SCHOOL!』(フジテレビ系)は半年足らずで打ち切り、『ラヴィット!』と『100%!アピールちゃん』も低視聴率で終了は時間の問題で、これは番組の内容等にも問題があるものの、番組の顔ということで川島さんの評価にも多少悪影響を与え、もしかすると今後司会起用は徐々に減っていくかもしれないですね。