ひき逃げ事件を起こした俳優・伊藤健太郎容疑者(23)が、6日から公開の主演映画『十二単衣を着た悪魔』で監督を務めた女優・黒木瞳さんに、号泣謝罪していたことが明らかになり、ネット上では様々な声が上がっています。
7日に行われた『十二単衣を着た悪魔』の公開記念舞台挨拶には、監督の黒木瞳さんのほか、メインキャストの三吉彩花さん、村井良大さん、笹野高史さんが出席しましたが、伊藤健太郎容疑者は欠席しました。
舞台挨拶で黒木瞳さん等は、伊藤健太郎容疑者について直接言及することはありませんでしたが、各スポーツ紙の報道によれば、舞台挨拶後に映画の製作・配給を手掛けた『キノフィルムズ』の関係者が記者の取材に応じ、ひき逃げ事件発生から映画公開決定までの裏側を明らかにしたそうです。
キノフィルムズの関係者によると、10月28日に伊藤健太郎容疑者がひき逃げ事件を起こし、同29日に逮捕された後、伊藤容疑者を我が子のように可愛がっていた黒木瞳さんは驚きや怒りを見せた後、「1人で留置場にいるなんて、涙が出るくらいかわいそう」「時間があれば会いに行きたい」などと母親のように心配し、弁護士を通じて接見・面会の要望も伝えたそうです。
同30日には、伊藤健太郎容疑者が留置されていた警視庁東京湾岸警察署で書いたA4用紙1枚分の直筆の手紙が、黒木瞳さんとキノフィルムズ宛に届いたといい、その手紙には「私が未熟で、こんな事件を起こしてすいませんでした」などと謝罪の言葉が綴られていたとのことです。
その日の夜に伊藤健太郎容疑者は釈放されたことから、黒木瞳さんは関係者から伊藤容疑者の携帯電話番号を聞いて直接電話をかけ、「こんなことを起こして良くなかったのよ。あなたダメですよ」「これからのこともあるんだから、周りの人もいるんだから頑張っていこうね。私も応援しています」と激励し、これに対して伊藤容疑者は「すいません。すいません。ありがとうございます」と話しながら、大号泣していたといいます。
伊藤健太郎容疑者は釈放後、2日から関係各所へのお詫び行脚を行い、同時に重軽傷を負った被害者との示談交渉も進めているそうで、示談の話がかなり進んでいることなどを受けて、キノフィルムズ側は映画を予定通り公開することを決定したそうです。
そして、伊藤健太郎容疑者の出演シーンカットや再編集などはしなかったため、キノフィルムズ関係者は、「うちは(損害賠償を請求する考えは)無いです。公開したので損害は無いと言うのはおかしいし(損害は)ありますけれど、うちとしては公開した以上は一切、関係ない」
と、伊藤容疑者側に損害賠償請求は行わないことを明らかにしています。
また、7日の公開記念舞台挨拶で黒木瞳さん等が、伊藤健太郎容疑者について直接言及しなかった理由について、「瞳さんとしては、我が子のように心配していたので、そこを語りたいと言っていたが、事件のことを語ると映画と違うことになるので、ウチ(キノフィルムズ)からコメントする内容にして、あえて触れなかった」
と説明しています。
伊藤健太郎容疑者の逮捕報道時の共演者の反応については、「驚き、どちらかというと同情票。三吉彩花さんは『私が代わりに頑張らなきゃいけない』とやってくれていた」
と明かしています。
こうした舞台裏を各スポーツ紙が報じているのですが、ネット上の反応を見てみると、
- 留置所にいるのが可哀想って、、、これ冤罪なんですか?
- ひとりで留置所にいるのが可哀想?え?可哀想なのは轢かれた上に逃げられた被害者ですけど?
- は?かわいそう?かわいそうなのは、ひき逃げされた被害者だよ!ひき逃げして、その直後に悪びれる様子も無かった人間に、いくら仲間とは言えかける言葉が間違っていると思う。
- 涙がでそうなのは、轢かれたバイクの方なんだが!100歩譲って轢いてしまった事は人間誰でも起こす可能性はある。
ただ逃げたのはまずかったよ。その後の対応をきちんとしていれば逮捕まではなかった。一人で留置所にいるのは、伊藤健太郎が120%悪いから、かわいそうではない! - 被害者がいるんだから、この時期に応援していますというのはなんか違う気がします。配慮が大切
- 健太郎がかわいそう?それは違うんじゃない。自分の犯した過ちや罪と向き合って反省すべき時に同情してどうする。
相手を思うなら解決した後、罪を償った後に手を差し伸べるべきでしょう。この話が本当なら黒木瞳さん、なんかズレてる。 - 黒木さん、娘さんの悪事でイメージ最悪になりました。美しい方だと思っていたのに中身はとてつもなく。。。
- なんだかなー?な感じ。黒木瞳は自分がこうだ!と思ったら突き進む感じですね。
伊藤に入れ込んだら何があっても入れ込む。娘の件は向き合いたくないから向き合わない!現実を直視できないのかな?
応援するってのは聞こえがいいけど、なんだか違う感じがしちゃう。今電話すれば私は味方だと思ってくれる的な考えがありそうで怖い。私の思い込みなのかな?
などの声が上がっており、黒木瞳さんの言動に対して非難の声が噴出し炎上状態になっています。
黒木瞳さんは、ひき逃げ事件発生1週間前に行われた完成報告会で、『十二単衣を着た悪魔』の主演に伊藤健太郎容疑者を起用した理由について、ニッポン放送に貼ってあった伊藤容疑者のポスターを見て、一目惚れしたためと明かしており、「エレベーターが開くと、ポスターに写った健太郎さんがいらっしゃって。いつもそこを通るたびに健太郎さんに見つめられながら、雷ちゃんを健太郎さんが演じてくれたらいいなぁと思っていたんです」
と説明していました。
そうしたこともあってか、伊藤健太郎容疑者は撮影現場で“王子様扱い”されていたと『東京スポーツ』(東スポ)は報じており、台本には書かれていないキスを黒木瞳さんが裏で伊藤容疑者に指示し、伊藤沙莉さんに突然キスするシーンを撮影するなど、特別扱いされていたと映画関係者が証言しています。
黒木瞳さんはかなり伊藤健太郎容疑者のことを気に入り、実の息子のように思っていたことで、「1人で留置場にいるなんて、涙が出るくらいかわいそう」と語ったり、「頑張っていこうね。私も応援しています」などと激励したようですが、ひき逃げで男女2人に重軽傷を負わせるというかなり悪質な事件を起こしているだけに、このような言葉が出てくるのはおかしい、被害者への配慮が足りないと非難を浴びるのは当然と言えます。
黒木瞳さんの言動が問題視されるのは今回が初めてではなく、かなり前から常識はずれの言動を様々なメディアに報じられており、2012年には『週刊文春』や『女性セブン』などの報道によって、当時青山学院に通っていた長女(22)の同級生イジメ疑惑が浮上し騒動になった過去もあります。
<↓の画像は、某大物女優の娘による同級生イジメ事件の記事写真>
そうしたことで黒木瞳さんも以前からあまり良いイメージを持たれていないのですが、ひき逃げ事件を起こした伊藤健太郎容疑者に対する言葉によって、さらに印象が悪化してしまいましたね。