麻生美代子が死去、死因は老衰。サザエさん・磯野フネ、和風総本家のナレーションなど担当

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磯野フネの初代声優・麻生美代子

国民的アニメ『サザエさん』(フジテレビ系 日曜18時30分)で、1969年10月の初回放送から2015年9月まで磯野家の母・磯野フネ役を演じた声優・女優の麻生美代子さん(本名=左近允美代 さこんじょう・みよ)が、8月25日に老衰で亡くなられていたことが明らかになりました。92歳でした。

麻生美代子さんの訃報は3日に、所属事務所『東京俳優生活協同組合(俳協)』の公式サイト上で公表され、同事務所の朝田孝二理事長名義で、「平成30年8月25日(土)午前7時23分、老衰により永眠いたしました。享年92。通夜葬儀に関しましては親族の意向により、近親者のみにて相済ませました。ここに生前のご厚誼に深謝するとともに、謹んでご通知申し上げます。尚、親族への取材、弔問はご遠慮頂きますよう重ねてお願い申し上げます。」と追悼しています。

<↓の画像が、事務所の公式サイトに掲載された麻生美代子さんの訃報>
麻生美代子の訃報

そして、麻生美代子さんの訃報を受けて『サザエさん』で共演した声優らが、フジテレビを通じてコメントしており、麻生さんと共に初期からサザエさん役を演じている声優・加藤みどりさんは、「何かあればいつも麻生さんに相談できて、頼りになる先輩でした。現場でもムードメーカー的存在なので、『サザエさん』の中でも外でも麻生さんがいれば安心してやってこられました。趣味人でもありいろんなことに前向きな方で、80歳になられても声が出るし、滑舌も良く、先輩として皆の目標になっていました。なので、私の中では同じ形で麻生さんが生きているような感じがして、懐かしい思いがします。どこにいても、麻生さんは麻生さんです。とコメントしています。

また、同じく初期からサザエさんの息子・タラオ役を演じている貴家堂子さんは、「とても残念でさびしいです…。安らかにお眠りください」と追悼しています。

麻生美代子さんは学生時代から演劇を志し、舞台女優や声優として活動し、これまでに出演したアニメ作品は、1966年放送の『魔法使いサリー』(ウルトラ婆さん)、1967年放送の『リボンの騎士』(乳母)、1969年~2015年まで『サザエさん』(磯野フネ)、その他にも『アルプスの少女ハイジ』(ロッテンマイヤー)、『キャンディ・キャンディ』(メリージェーン)、『鋼の錬金術師』(ピナコ・ロックベル)、『らんま1/2』(コロン)、『それいけ!アンパンマン』(チーズフォンデュさん)など、数多くの作品に出演しています。

また、バラエティ番組『和風総本家』(テレビ東京系)など、様々な番組でナレーションを務めていました。

しかし、2015年9月には高齢を理由に『サザエさん』を降板し、その一方で『和風総本家』のナレーションは継続していたのですが、2017年8月からは声優・島本須美さんと分担して担当し、それから7ヶ月後の今年3月に番組を卒業しました。

そして、3日に麻生美代子さんの訃報が公式サイトで伝えられネット上では、

  • 日曜の夜がどんどん寂しく感じてしまう。波平さんと、あちらでまた沢山お話してください。
  • 平成も残りわずかで昭和はさらに遠くなりました。
  • ご冥福お祈りいたします。高齢で活躍してるのは野沢雅子だけか頑張ってほしい
  • 長い間フネさんには古き良きお母さん像として癒やされておりました。お疲れ様でした、ご冥福をお祈り申し上げます。
  • フネさんだけじゃなく、他にもたくさん麻生さん以外には考えられない声の場面がたくさん。悲しいです、寂しいです。ありがとうございました。ご冥福をお祈りします。

などのコメントが寄せられています。

麻生美代子さんは『サザエさん』を降板した時すでに89歳だったことから、身体のことを考えると仕方がないとは思いましたが、子供の頃から慣れ親しみ、今でも思い出すことができる麻生さんの声をもう聞けないと思うと非常に寂しい気持ちになります。

来年で放送50周年を迎える『サザエさん』の声優陣は交代を重ねており、初期から磯野波平役を演じた永井一郎さん(享年82)は2014年1月に亡くなりました。

<↓の画像は、2014年に亡くなった磯野波平役・永井一郎さんの写真>
初代・磯野波平役・永井一郎

続いて麻生美代子さんも亡くなられたことによって、放送開始時から出演している方はサザエさん役の加藤みどりさん、タラオ役の貴家堂子さんのみとなってしまい、これも長寿アニメの宿命だとは思うものの、残念でなりません。

麻生美代子さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

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  1. 1
    ツッコミクイーン
    ID:MDg3MDQ4MG

    大往生でしたね(T-T)

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