10月16日から公開中のアニメ映画『鬼滅の刃 無限列車編』の最新興行成績が発表され、公開から45日間の累計興行収入が275億円を突破し、国内の歴代興行収入ランキングではハリウッド映画『タイタニック』の数字を超え、2位にランクアップしたことが明らかになりました。
『鬼滅の刃 無限列車編』の配給を手掛ける『東宝』と『アニプレックス』の発表によれば、公開から7週目末の11月28・29日の興行成績は、28日の観客動員数が39万2,017人、興行収入は5億5,644万3,300円、11月29日は観客動員数が32万31人、興行収入が4億4,806万450円を記録したとのことです。
累計興行成績は、全国414館(IMAXシアター 38館含む)の公開で、観客動員数が2,053万2,177人、興行収入は275億1,243万8,050円としています。
これによって、公開から1ヶ月半で『国内歴代映画興行収入ランキング』(興行通信社調べ)では、1997年12月公開のレオナルド・ディカプリオさん&ケイト・ウィンスレットさんW主演作『タイタニック』が持つ262億円を超え、歴代2位に上昇しています。
歴代興行収入ランキング1位は、2001年公開のスタジオジブリ作品『千と千尋の神隠し』が記録した308億円で、『鬼滅の刃 無限列車編』は残り33億円まで差を詰め、記録を塗り替えるのは時間の問題になっています。
また、歴代観客動員数ランキングでも、2014年公開のディズニーアニメ映画『アナと雪の女王』の2,003万人を超えて2位にランクアップし、歴代1位の『千と千尋の神隠し』が記録した2,352万人超えまで残り300万人を切っています。
『鬼滅の刃 無限列車編』は公開から3日間で興行収入が46億円を突破し、10日間で107億円超え、24日間で204億円超え、公開1ヶ月で233億円超え、公開から約40日間で260億円を超え、公開4週目までは1週間で約50億円ずつ興行収入を伸ばし、その後は勢いが急激に落ちて7週目は約16億円プラスといった状態です。
ただ、12月4日には原作漫画のコミックス最終巻(第23巻)が発売予定で、これから年末にかけてさらに興行成績を伸ばしていくと予想されています。
【『鬼滅の刃 無限列車編』公開から45日間の興行成績】
公開3日間:興行収入・46億2,311万7,450円 動員数・342万493人
公開10日間:興行収入・107億5,423万2,550円 動員数・798万3,442人
公開17日間:興行収入・157億9,936万5,450円 動員数・1,189万1,254人
公開24日間:興行収入・204億8,361万1,650円 動員数・1,537万3,943人
公開31日間:興行収入・233億4,929万1,050円 動員数・1,750万5,285人
公開39日間:興行収入・259億1,704万3,800円 動員数・1,939万7,589人
公開45日間:興行収入・275億1,243万8,050円 動員数・2,053万2,177人
そして、『鬼滅の刃 無限列車編』が公開から1ヶ月半で『タイタニック』超えを果たし、歴代興行収入ランキング2位にランクアップしたことに対してネット上では、
- バケモノ
- このペースやと300億余裕やな
- 最低350億は固い
- まだ特典ブースト残してるんやろ?ヤバスギやで
- 後300万人で動員数も1位になる
- リピーターもおるけど、1ヶ月半で日本の6人に1人はこの映画見たって考えると頭おかしい
- 歴代1位になるかもとは思っていたけど、まさかこんなに早く2位になるなんて誰も想像してなかったんじゃないか
- なんか毎週の鬼滅の興収発表を楽しみにしている自分がいる。この暗い話題の多い時代に数少ない明るいニュースだからかなあ
- 映画館でわざわざ観に行かないって人が増えてるとかコロナで経済が…とか色んなマイナスを吹き飛ばす良いニュースだよね
などの声が上がっています。
『鬼滅の刃 無限列車編』は国内で公開された作品の中で、ダントツの勢いで興行成績を伸ばしており、歴代1位の『千と千尋の神隠し』ですら100億円突破は公開から25日間で、200億円超えには約2ヶ月、250億円超えには3ヶ月以上、270億円超えは4ヶ月以上、300億円超えには8ヶ月以上(253日)もかかっています。
一方の『鬼滅の刃 無限列車編』は、公開から10日間で100億円超え、1ヶ月弱で200億円超え、1ヶ月半で275億円に到達しており、歴代1位の『千と千尋の神隠し』と比較しても半分以下のスピードで興行成績を伸ばし続けています。
また、『鬼滅の刃』は原作漫画のコミックスも物凄い勢いで売上を伸ばしており、シリーズの累計発行部数は1.2億部を突破(昨年9月末時点では1,200万部)し、オリコン発表の『オリコン年間コミックランキング 2020 単巻別』(実質集計期間:2019年11月18日~2020年11月22日)では、1位~22位までを『鬼滅の刃』のコミックスが独占し、23位以降に『ONE PIECE』のコミックスがランクインしています。
作品別でも『鬼滅の刃』が1位にランクインし、この1年間で「8,234万5,447部」を売り上げ、2位の『キングダム』は売り上げ部数が「825万1,058部」と、10倍の差をつけてダントツトップになっています。
このように『鬼滅の刃』は社会現象と言える記録的な数字を叩き出しているのですが、『鬼滅の刃 無限列車編』はこのまま年内に『千と千尋の神隠し』を超えて歴代1位となるのか、これからどこまで数字を伸ばしていくのか楽しみですね。