女優・高畑淳子さん(62)が6月3日スタートの連続ドラマ『屋根裏の恋人』(フジテレビ系 東海テレビ制作 土曜23時40分)に出演し、血の繋がらない息子を溺愛するベリーダンスの講師役を演じることが明らかとなりました。
高畑さんが連ドラに出演するのは、長男で俳優の高畑裕太さん(23)が昨年8月に強姦致傷容疑で逮捕(後に被害者との示談が成立し不起訴処分)されて以来初となります。
『屋根裏の恋人』は、海外で実際に起こった事件をもとにした完全オリジナルのドロドロ恋愛サスペンスで、ホラー映画『リング』や『仄暗い水の底から』を手掛けた中田秀夫さん(55)が監督を務め、女優・石田ひかりさん(44)が14年ぶりに連ドラ主演します。
石田ひかりさん演じる主人公・西條衣香は、夫・誠(勝村政信さん)の父親が遺した鎌倉にある洋館に、高校生の娘・帆花(大友花恋さん)、中学生の息子と共に移り住み、衣香はセレブ生活に胸を躍らせるのですが、引っ越しパーティーの日に、18年前に別れた元恋人で謎に包まれた男・瀬野樹(今井翼さん)が現れ、屋根裏に住み着いて西條家の本当の姿を観察、家族の裏の顔を次々に暴いていくというストーリー。
<『屋根裏の恋人』出演の石田ひかりさん、勝村政信さん、大友花恋さん>
衣香の親友で仕事も容姿も完璧に整える美女・菅沼杏子役を三浦理恵子さん、誠の義理の母親・西條千鶴子役を高畑淳子さんが演じます。
<『屋根裏の恋人』出演の三浦理恵子さん、今井翼さん、高畑淳子さん>
千鶴子は亡くなった誠の父親の後妻で、血の繋がらない誠のことを溺愛、名声のためならなりふり構わないという性格をしているベリーダンス講師で、「何かを企んでいる」という役どころとのこと。
久しぶりの連ドラ出演となる高畑さんは、今回演じる役について「千鶴子はひと言で言えばとても濃い人。ベリーダンスの講師をやっていて、お庭でホームパーティをしながらみんなの前でベリーダンスを踊る感覚の人」と説明し、「私も素材の一つとして作品に飛び込もうとする気持ちが日に日に強くなっています。千鶴子自身にもいろいろと伏線があるようなので、そのあたりも楽しみです」とコメント。
また、中田監督は高畑さんの登場シーンの衣装を決めた際に、「この作品の世界観が見えた」とつぶやいたといい、後藤勝利プロデューサーは「ジャパニーズホラーのレジェンドにそこまで言わしめた高畑さんの登場シーンは必見です。高畑さんにはその存在感で、愛と欲を重層的に描き抜くこのドラマの世界観をけん引していっていただきたいと思っておりますと語っています。
そして、このドラマに対してネット上では、
- さすが悪ふざけフジ
- フジテレビ的には皮肉のつもりなんだろうけどなぁ。寒いわ……
- 流石フジだな。どんなことしても視聴率取りたいんだ。こんなことするからみてもらえなくなる
- あからさますぎて、不愉快だよな。本当に何を考えてるんだか…
- なんの反省もしていないどころか、いまだにまるで自分たちが被害者かのように装うサイコパスを
- 笑えないから神経を疑うわ
- 人でなんとかしようとするんじゃなく企画で当てないとなあ。しかもその使うタレントも悪いんだよなフジは
- 良い役者さんだから、息子絡みの役じゃない方がよかったなあ
- 親子で競演すればもっと話題にできたのに
などのコメントが寄せられています。
高畑淳子さんと言えば、強姦致傷容疑で逮捕され大騒動となった裕太さんのことを溺愛していたことで知られており、あえてドラマでもそれとダブる役に起用したとみられますが、フジテレビらしい話題作り目的の安易なキャスティングで、ネット上では批判の声が噴出しています。
フジテレビとしては炎上も覚悟の上で、話題になればいい、数字さえとれればと考えているのでしょうが、昨年の騒動後初の連ドラ出演でこうした役に起用するのはどうかと思いますね…。
昨年の騒動によって高畑さんの仕事にも悪影響が及んでおり、完全復帰に向けて仕事を選ばず、何でも受けるというスタンスなのかもしれませんが、自身のイメージをさらに悪化させないためにも、ある程度仕事は選んだほうがいいのではないでしょうか。