女優・高畑充希さん(24)が主演を務めるNHK連続テレビ小説(朝ドラ)『とと姉ちゃん』が4日スタートし、初回の平均視聴率が22.6%を記録したことが明らかとなりました。
これは、今世紀に入ってからの朝ドラ史上最高の期間平均視聴率を記録した『あさが来た』の初回を上回る数字。
朝ドラの初回視聴率が20%の大台を超えるのは、2013年前期『あまちゃん』(主演:能年玲奈さん)の20.1%、2013年後期『ごちそうさん』(主演:杏さん)の22.0%、2014年前期『花子とアン』(主演:吉高由里子さん)の21.8%、2014年後期『マッサン』(主演:シャーロット・ケイト・フォックスさん)の21.8%、2015年前期の『まれ』(主演:土屋太鳳さん)の21.2%、2015年後期の『あさが来た』の21.2%に続いて7作連続となっています。
朝ドラの初回では、2001年後期の『ほんまもん』(主演:池脇千鶴さん)の23.1%に次いで、今世紀2番目に高い数字になっているとのことです。
『とと姉ちゃん』は、生活総合誌『暮しの手帖』を創刊した大橋鎭子さん、花森安治さんらの軌跡をモチーフにした作品で、昭和の初期から高度経済成長期を背景に、11歳で父親を亡くし、亡き父親に代わって一家の大黒柱として母親と2人の妹を守り、「とと(=父)姉ちゃん」と呼ばれている小橋常子(高畑さん)が、戦後に静岡から東京へ上京して女性向け雑誌を創刊する姿などが描かれています。
高畑さんの他には西島秀俊さん、木村多江さん、向井理さん、相楽樹さん、杉咲花さん、川栄李奈さん、大地真央さん、唐沢寿明さん、ピエール瀧さん、片岡鶴太郎さん、坂口健太郎さん、山口智充さんなどが出演。
脚本を担当するのは、実写ドラマ『怪物くん』や『妖怪人間ベム』(ともに日本テレビ系)、映画『ガチ☆ボーイ』や『信長協奏曲』、アニメ『TIGER&BUNNY』などを手がけている西田征史さんが担当。
主題歌は、約5年半ぶりに活動再開したシンガーソングライター・宇多田ヒカルさんが書き下ろした『花束を君に』となっています。
そして、ネット上での反応を見てみると、
- 今は『あさが来た』の遺産と、子供たちの可愛さで高視聴率だろうけどね。頑張りすぎてカラ回りするようなヒロインは見たくない。なんとなく1話の冒頭でちょっと嫌な予感がしてるのを、どうぞ杞憂にしてください…
- あさが来たの流れで高視聴率!これからが勝負だね!期待してますよ
- この枠を視聴する習慣化の結果であって、ドラマ自体の評価はこれからだな
- あさ超えと言うよりも、今の所はあさのおかげ。これからやで。
- 子役三姉妹がかわいい。初回はキャラや背景の紹介で終わったから確かに無難すぎたけど、2話は動きも出てきて面白かったよ。
- 今日のとと姉ちゃん、面白かったです。これから、盛り上がっていきそう。西島さんのお父さん役が良いですね。
などのコメントがありました。
朝ドラの今世紀最高視聴率を更新した『あさが来た』が2日に最終回を迎えたばかりで、その流れで『とと姉ちゃん』も見てみようという方が多いことから、初回が好視聴率を記録するのは当然で、恐らく初週は20%超えをすることでしょうね。
まだスタートしたばかりで、主演の高畑さんが本格的に登場するのは11日からとなっているため、引き続き数字や視聴者の反応に注目していきたいところです。