俳優・高橋一生さん(41)が4月期放送のドラマ『インビジブル』(TBS系 金曜22時)で主演し、女優・柴咲コウさん(40)がヒロインを務めることが正式発表されました。
『インビジブル』は、刑事と犯罪コーディネーターの2人が、警察すら存在を知らない凶悪犯(通称・クリミナルズ)を捕まえるために、異色のバディを組む犯罪エンターテインメント作品となっています。
高橋一生さん演じる主人公・志村貴文は、未解決事件の継続捜査を行う警視庁の特命捜査対策班に所属する刑事で、かつては捜査一課の最前線で事件捜査を行っており、犯人逮捕への熱意や正義感は人一倍強く、逮捕するためならば“グレー”な手段を使うこともあったことで、特命捜査対策班へ左遷されたという役どころとなっています。
柴咲コウさん演じるキリコは、この世のあらゆる凶悪犯罪の裏で凶悪犯の紹介、斡旋をするなど裏社会を牛耳る犯罪コーディネーターで、警察内でも一部の人間しか知らず、実像を誰も見たことがないことから「インビジブル」と呼ばれていました。
しかし、「キリコ」と名乗って突如姿を現し、犯人逮捕に協力すると警察に申し出ます。
そして、捜査に協力する条件として志村を担当に指名し、これによって2人は異色のバディを組むことになり、キリコは警察も存在を掴んでいない凶悪犯・クリミナルズの情報に精通し、志村たちが追っている数多くの未解決事件を解決するカギを握っている様子ながら、キリコが志村に近づいた目的とは…というあらすじ内容になっています。
脚本は、ドラマ『ROOKIES』や『南極大陸』、映画『帝一の國』などを手掛けた脚本家・いずみ吉紘さんが担当し、いずみさんのオリジナル脚本となっています。
<↓の画像は、『インビジブル』で共演の高橋一生さん、柴咲コウさんのビジュアル写真>
主演を務める高橋一生さんは『インビジブル』について、「今までに僕が演じたことのないキャラクターで、作品に対するワクワク感と共に志村を演じることがとても楽しみだと思いました。今回、アクションシーンにも挑戦するのですが、僕41歳なんですけれど、というぐらいのアクションになってくると思うので、とにかく体を壊さないように頑張りたいと思っています。(中略)皆さんが毎週楽しみになるようなアクションあり、心理戦ありのおもしろい作品になると思っていますので、是非注目して見ていただけたらと思っています。」
と呼び掛けています。
一方の柴咲コウさんは自身が演じる役柄について、「原作のない作品で、オリジナルのキャラクターなので、スタッフの方と意見を交わしながら、どういうキャラクターなのか、1から構築していくのが大変でもあり楽しいですね。まずはビジュアルからと思い色々と試行錯誤を繰り返していますが、相手の演技やお芝居のぶつかり合いでもどんどん変わっていく。その感覚をキャラクターに落とし込んでいけたらなと思っています。」
とコメントしています。
ドラマの内容については、「一般的に“正義と悪”っていうのは、白と黒で分けられることが多いと思うんですけど、時には白と黒が入れ替わることもあると思うし、本質では真逆だったりすることもあると思うんですよね。この作品で描かれる“正義と悪”ではそういう部分が見え隠れしてくると思うので、その人間模様も楽しんでもらえたらうれしいです。」
としています。
そして、高橋一生さんと柴咲コウさんが共演の『インビジブル』に対してネット上では、
- 直虎ではこの2人本当に切ない展開で胸が痛かったなぁ。今回はハッピーになってほしいと思ったけど内容読む限り難しそう笑 何はともあれ楽しみ!
- 高橋さんの刑事役。是非やってもらいたいと思ってました。柴咲さんとのバディ役、想像がつくような、つかないような…面白くなりそう。
- あらすじだけ聞くと『ブラックリスト』に似てますね。オマージュ作品かな。もしそうなら、めちゃ面白くなるはず!
- 未解決事件を扱う「特命〜」、行き過ぎた捜査を行う刑事、犯罪コーディネーターの名前が「キリコ」
なんか、とてもベタすぎる気がしますが、TBS金曜10時なので、いい方に予想を裏切ってくれることを期待します! - もう食い飽きた刑事モノ、どれをひっくり返しても特命だの特殊犯罪捜査班、警視庁内の秘密のチームだのもうゲップが出る
- 正直、脚本家が期待薄。漫画原作でしか当たりがない人って印象、キャストの無駄遣いにならなきゃいいけど
- 男女バディで刑事モノで金22時と言えば、真っ先に『ケイゾク』と『SPEC』を連想する。
今回の作品も雰囲気が似てるような気がするので、期待は高まる!
などの声が上がっています。
柴咲コウさんは1日に、昨年末以来1ヶ月ぶりに更新したインスタグラムで、黒髪ショートカットから金髪にイメージチェンジした姿を披露し、「新たな撮影が始まります」と告知しており、ファン等の間で新たな作品の役作りかと大きな注目を集めていました。
<↓の画像が、柴咲コウさんがインスタグラムで公開の写真>
そして、少し前から情報が流れていた高橋一生さんの共演ドラマ情報がついに解禁され、2人が共演するのは今回で4度目となり、相性抜群なことから期待の声が上がっていますね。
ちなみに、高橋一生さんと柴咲コウさんは2004年公開の映画『世界の中心で、愛をさけぶ』で初共演し、2017年放送の大河ドラマ『おんな城主 直虎』(NHK)、2020年放送の『今だから、新作ドラマ作ってみました』(同)で共演しています。
そして、2人が再共演する『インビジブル』は、いずみ吉紘さんのオリジナル脚本作品ながら、アメリカの犯罪サスペンスドラマ『THE BLACKLIST(ブラックリスト)』シリーズと設定が似ているとの指摘もあります。
『ブラックリスト』は、国際的な凶悪犯罪への関与で指名手配されていた犯人が突然FBIに出頭し、自身が関わった事件に関する情報提供を申し出て、事件の解決に協力するほか、担当者として新人刑事を指名し、様々な事件を解決していくというストーリーになっています。
『インビジブル』は、こうした作品からインスパイアされたドラマなのかは不明ですが、高橋一生さんと柴咲コウさんがバディを組んでどういったストーリーが展開されていくのか注目ですし、高橋さんはアクションシーンにも挑戦しているとのことで楽しみですね。