高級クラブのホステスに対する性加害が発覚した俳優・香川照之さん(別名=市川中車 56歳)が、出演予定だった10月期放送のドラマ『アトムの童(こ)』(TBS系 日曜21時)を降板していたことが明らかになりました。
『アトムの童』は山崎賢人さんが主演し、他に岸井ゆきのさん、松下洸平さん、風間杜夫さん、でんでんさん、ドランクドラゴン・塚地武雅さん、ハナコ・岡部大さん、戸田菜穂さん、馬場徹さん等の出演が発表されています。
<↓の画像は、『アトムの童』出演の岸井ゆきのさん、山崎賢人さん、松下洸平さんの写真>
香川照之さんの出演は発表されていませんでしたが、複数のメディアによって香川さんが重要な役どころ(主人公の敵役)で出演し、すでに撮影にも参加していると報じられていました。
しかし、週刊誌『週刊新潮』に報じられた3年前の性加害問題が大きな波紋を広げ、金曜司会を務めていた情報番組『THE TIME,』(TBS系)を降板、『トヨタ自動車』など複数のCM契約が終了することも決まり、『アトムの童』からの降板が囁かれていました。
この件についてTBSは各スポーツ紙の取材に、香川照之さんが『アトムの童』に出演予定だったことを認めた上で、「所属事務所とも協議の上で総合的に判断し、出演しないことになりました」
と降板を明らかにしました。
『スポーツニッポン』(スポニチ)等の取材によると、香川照之さんの出演は8月下旬に発表予定だったものの、直前の8月24日に週刊新潮が性加害問題を報じ、発表が延期になったそうです。
ただ、報道当初は予定通りドラマに出演させるつもりだったそうですが、その後も騒動が収まらなかったため、TBSは今週の週明けに降板を決定し、香川さんは6日間ほど撮影に参加していたものの、全てお蔵入りとなるそうです。
なお、現在放送中のドラマ『六本木クラス』(テレビ朝日系 木曜21時)は途中降板せず、引き続き出演することをテレビ朝日が発表しています。
そして、『アトムの童』からの降板発表などを受けてネット上では、
- この人がボス役とかもう見飽きたしいいよ
- これで歌舞伎の稽古に集中出来る。禍を転じて福となす、だな
- お仲間のはずの歌舞伎連中が誰も擁護しないwww人望が絶望的に無いんだな
- あんなサイコパスみたいな写真出てしまったらもう無理よね
- この人がやらかしたせいで、半沢直樹はもう再放送出来ないね
- とにかくクセのある役は香川さん抑えとけみたいになってたからなあ。一気にどん底だねえ
- 今後記者会見とかするのかな?これだけ色んな番組から降ろされて流石に反省してるかもしれないけど、逆に全く反省してなそうな気もする。
- 悪いやつが実はいい人でした、みたいな役はもう無理よ。松潤とのドラマの弁護士役とかもう楽しめない
- せっかくTBSが「アッコにおまかせ」や「サンジャポ」でもわざと話題にしないで、老害みのもんたにまで擁護してもらったのに…
香川の素の演技である悪役が見れないじゃん。もう、せいせいする! - CM降板はイメージが悪いからというので理解出来るが、香川って悪役ばかりだから降板させるのも何だかな。
しかも示談で終了したのを蒸し返して、さらに追い討ちをかけるというのも何かおかしな話だ。ただ、スポンサーの意向なら仕方がないか。
などの声が上がっています。
性加害問題を報じた週刊新潮は2週にわたり、香川照之さんが高級クラブの個室で行った問題行為を報じ、第2報では初対面だったというクラブのママの髪を掴み、笑顔を見せている写真なども公開されました。
<↓の画像が、クラブママの髪を掴んでいる香川照之さんの写真>
香川照之さんがホステスに性加害をする直前に、こうした暴力的な行為もしていたことが判明し、より大きな波紋を広げることとなりました。
また、『週刊文春』は香川照之さんが4年前にドラマスタッフ等との懇親会で、女性スタッフの頭部を殴ったとの話を伝え、これに対して事務所側は、「撮影現場等で、本人がスタッフ等に対して暴力等を振るっているとの認識はございません。」
と否定したものの、さらなるイメージ悪化に繋がりました。
そして、『THE TIME,』は降板、NHKで放送の『香川照之の昆虫すごいぜ!』『香川照之の昆虫すごいZ!』は事実上の打ち切り、複数のテレビCMは放送中止や契約終了となり、億単位の違約金が発生するとも囁かれています。
こうした事態に発展していたことから、『アトムの童』からの降板も当然と言えば当然の対応で、11月18日公開予定の主演映画『宮松と山下』への影響も避けられないのではないかと思います。
各社の対応によりテレビから完全に姿を消し、気になる今後の活動についてですが、歌舞伎役者としての活動に力を注いでいくのではないかと予想されています。
2代目・市川猿翁さんと女優・浜木綿子さんの長男である香川照之さんは、2011年に「九代目 市川中車」を襲名し、歌舞伎役者としてこれまでに数々の舞台に立っています。
そんな香川照之さんの今後について、週刊誌『フラッシュ』のWeb版『SmartFLASH』が、歌舞伎の興行を手掛ける『松竹』に問い合わせたところ、「弊社としましては、本人が謝罪の上、大いに反省していることに照らし、今回の社会からのご批判やお叱りを誠実に受け止め、今後の道を進まれることを願っております。なお、現時点では、既に発表している公演の演目や配役以外は検討、調整中でございます。その他の公演情報も含めて、準備が整い次第、順次発表して参ります。」
と回答したとしています。
性加害問題でテレビ界から追放され、それによって今後は歌舞伎に専念するというのもどうかと思いますし、長男の5代目・市川團子さん(18)への悪影響も懸念されており、歌舞伎の舞台出演が今後発表された際には物議を醸しそうですね。
香川照之さんは『半沢直樹』(TBS系)での演技が話題になって以降、仕事の幅を広げて活躍を続けていたものの、まさかのトラブルで多くの仕事を失い、ここからの再起は容易ではないと思います。
これからしばらく厳しい状況が続くとみられますが、今後の活動で少しずつでもイメージを回復できるよう頑張ってほしいです。