現在コンビで10本以上のレギュラー番組を持ち、お笑い第7世代を牽引する存在となっている『霜降り明星』に、「実は数字(視聴率)を持ってない」という説がテレビ業界で広がっているとニュースサイト『サイゾーウーマン』が報じており、新レギュラー番組も早急に打ち切り終了となる可能性があるといいます。
霜降り明星は2018年の『M-1グランプリ』で優勝を果たし、2019年4月には活動拠点を東京に移したことで仕事が激増、同12月発表の『2019テレビ番組出演本数ランキング』では、番組出演数が前年の59本から307本にまで増やし、「2019ブレイクタレント」部門でダントツ1位となっていました。
その後も出演番組は増え続け、昨年12月発表の『2020テレビ番組出演本数ランキング』では、総合ランキング9位(出演本数・408本)に粗品さん、16位(同・389本)にせいやさんがランクインし、芸能界全体でもトップクラスの出演本数となっています。
霜降り明星の勢いは止まらず、今年4月から新たに『チョコレートプラネット』や『ハナコ』と共演の新バラエティ番組『新しいカギ』(フジテレビ系 金曜20時)、T.M.Revolution・西川貴教さんと共演の『オトラクション』(TBS系 火曜19時)がスタートし、霜降り明星はゴールデン帯(19~22時)のレギュラー番組で初MCを務めます。
新レギュラー番組のスタート前には、ピン芸No.1決定戦『R-1グランプリ2021』(フジテレビ系)で、女優・広瀬アリスさんと共にMCを務めるなど、特番のMCに起用されることも増え始めています。
しかし、今のところゴールデン・プライム帯(19~23時)の番組で良い結果を残せておらず、『R-1グランプリ2021』は関東地区の世帯平均視聴率が6.6%、個人平均視聴率が4.1%と、関東で過去最低の視聴率を記録していました。
『R-1グランプリ』はあくまでも出場者がメインの番組ですが、『サイゾーウーマン』の記事では業界関係者がこの数字について、「もちろん、『R-1』の低視聴率は、決して霜降りだけのせいではありませんが、意外とテレビ業界はこういうことを気にする。来年も彼らが司会を務めることになるとは思いますが、同じような数字が続くと、交代の話も出てくるでしょう。」
と語っています。
また、西川貴教さんと共にMCを務めるバラエティ番組『オトラクション』について、「すでに先行きが危ういようだ。2月25日に、その試験的番組、いわゆるパイロット版が放送されたが、火曜19時からの2時間特番でありながら、世帯3.3%、個人2.1%と深夜番組並みの低視聴率だった」
と、見事な大コケだったと指摘しています。
<↓の画像は、『オトラクション』MCの霜降り明星、西川貴教さんの写真>
『オトラクション』の視聴率が悪かった原因について前出の業界関係者は、「番組の内容からして『関口宏の東京フレンドパーク』を想起した視聴者もいたようですが、今やゲームバラエティといえば、『VS魂』(フジテレビ系)ですら、ろくに数字が獲れないジャンルです。4月からの本放送も、かなり短命になるのでは。」
と、早々の打ち切り終了を予想しています。
さらに、東京進出後に初の冠番組『霜降りバラエティ』(テレビ朝日系 火曜24時15分)も、深夜帯ではあるものの平均世帯視聴率が1%台で推移し、かなり厳しい状況だとしています。
霜降り明星の出演番組の数字が低い原因は、番組の内容に問題がある可能性もあるため、霜降り明星の2人が数字を持っていないとも言い切れないかと思いますが、ネット上で好きなお笑い芸人ランキングなどを見ると、メディア露出が激増している割には、そこまで高い人気を獲得しているわけではない気もします。
また、吉本興業の“ゴリ押し”によって辟易している視聴者も少なくないようで、昨年6月スタートの『霜降りミキXIT』(TBS系 月曜23時56分)についても、初回の平均世帯視聴率が2.0%、個人平均視聴率は0.9%、その後も1~2%台で推移している様子で、同時間帯に放送の『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)に3倍以上の差を付けられています。
そのため、今後も視聴率が取れない状況が続くようだと、レギュラー番組が激減するのは必至ですが、まずは4月からスタートする2番組で結果を残せるのかどうかに注目したいですね。