昨年の『M-1グランプリ2018』で優勝した『霜降り明星』のボケ担当・せいやさん(本名=石川晟也 26歳)が、自身のラジオ番組『霜降り明星のだましうち!』(ABCラジオ 土曜深夜3時)で、先日乗った新幹線内で不快な思いをしたことを語り、『JR東海』が週刊誌『フラッシュ』の取材に対して、不適切な応対があったことを認めて謝罪したことが明らかになりました。
霜降り明星せいやさんは1月27日放送の番組で、「これ今日言おうと思ってた、絶対。全然面白くない話」と強い口調で話し始め、M-1優勝後の移動は新幹線のグリーン車(設備が豪華な特別車両)を利用しているそうで、車内で乗務員からグリーン券を購入して席へ行こうとしたところ、ある乗務員が本人に聞こえてないと思ったのか、「見た?あの態度。あれやったら絶対消えんな。アイツ」と言ったそうです。
<↓の画像は、霜降り明星せいやさんの写真>
その場には男性乗務員2人、女性乗務員1人がいたそうなのですが、霜降り明星せいやさんは自身に対する悪口を耳にしてしまい、「俺ドキドキしてん。俺、一瞬、え?って。ショックやってん」と当時の心境を振り返っています。
しかし、乗務員の言葉を許せなかったという霜降り明星せいやさんは、乗務員の元へ確認しに戻ったといい、「『何か言ってました、今?』て言うてん。ほんならメチャクチャ焦って。『えっ、はい!?』みたいな、メチャクチャしらこい(白々しい)顔すんねん」とやり取りを明かし、せいやさんは「すいません、正直聞こえてました。僕、態度悪かったですか?」と質問しても、乗務員は「えっ?何のことですか?」とシラを切り、その場にいた女性乗務員にも確認をしたそうなのですが、それぞれ否定したとのことです。
こうして言った言わないで争っても埒(らち)が明かないと思い、霜降り明星せいやさんは一度席へ戻ろうとしたものの、再び乗務員の元へ行って「多分、何かで喋ります」と伝え、席へと戻ったそうです。
すると、悪口を言ったと乗務員が霜降り明星せいやさんの席へやって来て、「先ほどは少し勘違いをさせてしまったようで、申し訳ございませんでした」と発言は誤解だったといい、グリーン車の「席が埋まった」という意味で「席が消えた」と発言したと弁明されたといいます。
こうした弁明にも納得できなかった霜降り明星せいやさんは、「こういうの録音して歩いてるんですよ」「(録音した音声を)確認したから言ってるんです」などと、実際には証拠の音声を録音していないもののカマをかけたところ、急に焦りだした乗務員は「確認して来ます」と言ってどこかへ行き、そのまま戻ってこなかったそうです。
その後、霜降り明星せいやさんは「探してん。気持ち悪いやん。モメて終わってるから。俺、(車内を)何往復もしてん」と、乗務員を探すために車内を数往復したそうなのですが、悪口を言った乗務員は見つからず、別の乗務員に再び発言を確認したものの変わらず否定されたため、せいやさんは最後にその乗務員に対して、音声を録音したというのはウソだと明かした上で、「今後JRの職員さんにああいう人を1人も出さないでください」と言って、このトラブルは収拾したとのことです。
そして、『フラッシュ』は真相を確かめるために、JR東海の東京広報室へ質問状を送付して回答を待ったところ、「本件につきまして、お笑いコンビ『霜降り明星』さまが出演されているラジオ番組を聴かれたお客様より、弊社サービス相談室にお問い合わせを受け、当日応対した乗務員に聞き取り調査を行った結果、お客様に対して不適切な応対をしたことが判明しました。」
と、乗務員側に問題があったことを認める回答が送られてきたとしています。
また、現在は霜降り明星の所属事務所『吉本興業』とせいやさん本人に直接謝罪をするべく、連絡を取っている状況にあると明らかにした上で、「当日応対した乗務員は、強い反省の意を示しております。このような応対は東海道新幹線の乗務員としてあってはならないものであり、当該乗務員には厳しく指導するとともに、お客様にサービスを行う全ての乗務員に対しまして、接遇に相応しい態度や言葉遣いについて改めて周知し、再発防止に努めてまいります。」
としているとのことです。
『フラッシュ』はさらに吉本興業にも連絡を取り、このトラブルに対して担当者は、「ラジオのトーク内容は事実ですが、笑い話なんですよ」とし、霜降り明星せいやさんの話は、あくまでも番組で披露したエピソードトークの1つであり、今後事務所側がJR東海側に対して意見することも無いと話したとしています。
さらに担当者は、番組放送後に霜降り明星せいやさんがチーフマネージャーに新幹線でのトラブルを話したと報告し、その話をしてウケたのかどうか聞かれたせいやさんが、ウケていないと答えたところ、「バカヤロウ!他人様の悪い話をして、笑いの1つも取れないとは何事か」と叱られたという話も明かしたそうです。
そして、このトラブルに対してネット上では、
- こんなに面倒くさい奴なら絶対消えるな
- ラジオで言う事かよ。実際態度が横柄だったかもね。自分では気がついてないだけで
- 独り言じゃなく誰かに話しているって事はよっぽど態度が悪かったんだろうな
- 記事を読んだ限りでは、JRの車掌もダメだが、霜降りもダメ
マネージャーのコメントが的確すぎる。芸人なら、この件で笑い取らなきゃ - 新幹線のトイレにこもってネタを考える。って言うてたけど、これは他のお客さんに、かなり迷惑。って事は考えないのかな
- サンドと一緒に出てた番組もせいやが無茶苦茶態度悪くて不快だった。ありゃ確実に天狗になってるわ。和牛が優勝するべきだった
- せいやの態度について言及されていない。確かに乗務員の発言は良くないが、せいやも普通の応対していれば乗務員にそんなこと言われないような気がしますがね。なんか落ち度があったんじゃ?
- ちょっと性格悪いっていうか面倒くさいタイプっぽいな。いくら相手が悪くてもこういう話はしない方がいい。キム兄とか星田みたいに露出が減る。
などのコメントが寄せられています。
霜降り明星せいやさんの説明によれば、悪口を言われるような態度を取ったつもりはなかったそうなのですが、もし万が一、気になるような態度を取っていたと言われれば、それを受け入れようとしたものの、乗務員3人がシラを切り通したため怒りが収まらずに何度も確認をしたとしています。
これは本人が語った話であるため、霜降り明星せいやさんの態度があまり良くなかった可能性もありますが、お客に聞こえるようなボリュームで悪口を言った乗務員側に問題があるのは確かです。
そして、JR東海側は『フラッシュ』の取材に対して不適切な応対があったことを認め、事務所や本人に直接謝罪するとしているのですが、番組では相方・粗品さんがけしかけたこともあって、新大阪から東京行きの新幹線に乗車した時間なども明かしており、それによってJR東海側にクレームが寄せられることになっています。
こうして番組での単なるエピソードトークが騒動に発展してしまっているので、霜降り明星せいやさんにも騒動を大きくしてしまった原因はあると思いますし、全く笑えない話になっているので、今後も何かに文句を付けるにしても芸人らしく笑えるネタにしてもらいたいと思いますね。