13日放送の第39話の平均視聴率が3.7%(関西地区4.1%)と、NHK大河ドラマのワースト視聴率をさらに更新した『いだてん~東京オリムピック噺~』で、中村勘九郎さんと共に主演を務めている俳優・ミュージシャンの阿部サダヲさん(本名=阿部隆史 49歳)が16日、東京都内で車同士の接触事故を起こした件で、相手側の運転手がツイッター上で事故の経緯を明らかにし波紋を呼んでいます。
警視庁代々木警察署によると、16日17時ごろに渋谷区神山町の片側3車線の都道交差点で、中央車線を走行の阿部サダヲさんが右折しようとした際に、右隣の右折車線で右折しようとしていたワゴン車と接触しました。
<↓の画像が、阿部サダヲさんの接触事故報道、事故発生現場の写真>
この接触事故で双方にケガはなく、警視庁は車が接近し過ぎたことで起きたとみて調べているといい、この事故について阿部サダヲさんの所属事務所『大人計画』はスポーツ紙の取材に対して、「ご迷惑とご心配をおかけして申し訳ありません。今後一層気をつけていきます」
と謝罪し、『いだてん』は10月1日にクランクアップしており、仕事に支障は無いとしています。
そして、接触事故報道から2日後の19日に、阿部サダヲさんと接触事故を起こしたとする人物(以下Sさん)がツイッター上で、「メディアで阿部さんの事故が報道され、ネットで様々な声が上がっているのを見て、ここに事実を発表したいと思いました。」
として、接触事故が発生した経緯を明らかにしました。
<↓の画像が、相手の運転手とみられるSさんのツイート写真>
16日に阿部サダヲさんと接触事故を起こしたというSさんの説明によれば、事故が発生した現場は片側3車線、右折2車線で、阿部さんとSさんはそれぞれ右折車線で先頭に並び、信号が青になったことで交差点に進入したところ、阿部さんが運転する車がSさんの車線に進入してきたとのことです。
右側には中央分離帯があったため右にハンドルは切れず、急ブレーキを踏んで接触を避けようとしたものの、阿部サダヲさんの車の右後ろタイヤとSさんの車の左前バンパーが接触してしまったそうです。
<↓の画像は、相手側のSさんが公開した事故発生現場の図>
その後、阿部サダヲさんはそのまま交差点を抜け、停車する様子も無かったことでSさんは当て逃げかと思い追走し、次の信号で停車していたことから車に駆け寄って声を掛けたところ、「今ぶつかってきたよね?」と言われ、Sさんはとりあえず路肩に車を寄せて停車するよう指示をしたといいます。
そして、Sさんが接触事故の内容を阿部サダヲさんに伝えたところ、半笑いしながら「いやいや、あなた後ろから来ましたよね?」「こちらにはドライブレコーダーがあるので確認しますか?」などと語り、Sさんの方が後ろから突っ込んできたと主張したそうです。
こうしたやり取りを経て警察に通報、現場検証が行われると、阿部サダヲさんの態度が一変し、今回の接触事故を謝罪してきたといい、車の傷を見て「直すとどれぐらいかかるんですかね?」と低姿勢になっていたため、Sさんは阿部さんが非を認めたものだと思ったといいます。
しかし、阿部サダヲさんは代々木署で行われた取り調べで、「やっぱりドライブレコーダーが録画できていなかった」と証拠がないことを主張、さらに保険会社にも「相手から突っ込まれた被害者」だと主張し始めたため、現時点では事故発生時の証拠が無いことから、過失割合が5:5になってしまうとSさんは嘆いています。
Sさんは自身にも過失があることを認めながらも、「事実を曲げようとしている阿部さんの言動は許せません。保険屋同士で正当な過失割合が出るよう、近くの防犯カメラ映像や目撃者の証言を探しています。どうかご協力のほど宜しくお願い致します。」
と訴えています。
このような事故の告発ツイートによって、阿部サダヲさんには当て逃げ疑惑も浮上しているのですが、この件についてニュースサイト『サイゾーウーマン』の記事では、「(今後、阿部が当て逃げを図ろうとした証拠の出次第では、)『いだてん』の放送中止、自身もNHKを“永久出禁”になってもおかしくありません」
と週刊誌記者が指摘しています。
Sさんによる事故経緯の説明がどこまで正確なのか定かではなく、Sさん側の一方的な主張であるため何とも言い難いのですが、Sさんが明らかにした阿部サダヲさんの事故発生後の言動はかなり残念なもので、Sさんのツイートを受けて驚きの声や非難の声が上がっています。
もしSさんの主張が事実とすれば、この接触事故での過失割合は阿部サダヲさん側が7割、Sさん側が3割になるものの、両車のスピードやウィンカーの有無などでも過失割合は変わると交通事件を扱う弁護士がツイートしています。
今後この接触事故を収めた防犯カメラ映像、もしくは具体的な目撃証言などが複数出てくれば状況は大きく変わる可能性があり、これからどういった展開を迎えるか引き続き見守っていきたいです。