俳優・長谷川博己さん(39)が、4月からTBS系の日曜劇場枠(日曜21時)で放送のドラマ『小さな巨人』で主演を務めることが明らかとなりました。
長谷川さんが連ドラで主演を務めるのは、2013年4月期放送『雲の階段』(日本テレビ系)以来4年ぶり、日曜劇場では初主演となります。
この作品は、警視庁と所轄の確執、警察内部の戦いを描いた完全オリジナル脚本の警察エンターテインメントドラマで、監修を務めるのは、同枠で放送された『砂の器』、『南極大陸』、『半沢直樹』、『下町ロケット』など、数多くの作品で演出を担当した演出家・福澤克雄さん。
長谷川さんと共演するのは、俳優の岡田将生さん、安田顕さん、手塚とおるさん、木場勝己さん、落語家・春風亭昇太さん、笑福亭鶴瓶さんの息子・駿河太郎さんらで、ヒロインについてはまだ発表されていないのですが、注目の若手女優が演じることが決定しているといいます。
<↓の画像左から岡田将生さん、安田顕さん、手塚とおるさん>
<↓の画像左から木場勝己さん、春風亭昇太さん、駿河太郎さん>
主演の長谷川さんが演じるのは、警視庁の精鋭集団からなる捜査一課に所属し、実力で「未来の捜査一課長間違いなし」と言われるほど活躍している有能な刑事の警視庁捜査一課強行班1係長・香坂真一郎役。
香坂は、ノンキャリアの最高峰のポジションと言われている捜査一課の課長を目指していたものの、万年所轄刑事だった父親・淳史や、妻と自分のために捜査一課の課長への昇進を目指していたのですが、ある事件の取り調べで1つミスを犯し、それが原因で所轄の警察署へ左遷され出世街道からは外れてしまう。
左遷先の所轄で香坂は、どのような小さな事件でも正義を信じ事件解決に挑む同僚たちの姿を見て、刑事としての使命や本当の正義に悩みつつ、己の正義を信じて犯人らと対峙していくという役どころ。
主人公の香坂を演じる長谷川さんは、「事件ものの刑事ドラマの枠にとらわれることなく見る方々それぞれの心に何かを残す普遍的な作品になると思います。数々のヒット作品を送り出したスタッフの皆さんとさまざまなジャンルの出演者がどのような科学変化を起こすか、私自身も楽しみでなりません」とコメント。
香坂と同様に、捜査一課長を目指す東京大学法学部出身の刑事・山田春彦役を岡田将生さんが演じ、東大出身者はキャリアと呼ばれる警察庁へ入庁することが多い中で、山田は警視庁へ入庁。
山田の父親は、警察長次官から官僚のトップ・内閣官房副長官にまで上り詰めている人物なのですが、山田がノンキャリアの警視庁を選んだ理由は、現場の総指揮官・捜査一課長となり、ある未解決事件の捜査指揮をとるためで、上司だった香坂が所轄に左遷後は、「警視庁VS所轄」というかたちで対峙することになるそうです。
香坂の左遷先である所轄で同僚となる叩き上げの刑事・渡部久志役を安田顕さんが演じ、渡部は出世に対して興味が無く単独行動も多いことから扱いにくいものの、自身の正義に対しては決して揺るがず、香坂とは衝突するという役どころ。
また、香坂のことを可愛がっている前捜査一課長で警察署長・三笠洋平役を春風亭昇太さんが演じ、現捜査一課長・小野田義信とは捜査理論が異なることから、激しく嫌悪していて対立していくという役どころとなっています。
そして、この作品に対してネットでは、
- 日曜の夜9時、久々見たいと思うドラマがキタ~~♪
- 長谷川さんなら、陰を半分、日向を半分、演じ分けられる
- 今のキムタクのドラマより期待できる
- 鈴木先生も良かったけど、こういうドラマもいいと思う。楽しみ
- 最近、岡田将生くん、良い演技するからな。特に悪役とか、ゾッとする時ある。楽しみ。コレは見るわ。
などのコメントが寄せられています。
現捜査一課長の小野田役とヒロインは、現時点では誰が演じるのか発表されていないのですが、週刊誌『週刊文春』が報じている記事によると、香川照之さん、NHK連続テレビ小説『べっぴんさん』で主演を務めている芳根京子さんも出演するとのことから、小野田役は香川さん、ヒロインは芳根さんということなのかもしれません。
<↓の画像左が芳根京子さん、右が香川照之さん>
日曜劇場枠ではこれまでに、『半沢直樹』や『下町ロケット』などといった小説家・池井戸潤さん原作の作品を放送しヒットさせているのですが、『小さな巨人』についても重厚な作品になっていそうなので、高視聴率を獲得出来るかもしれないですね。
1月期には同枠で、元SMAP・木村拓哉さん主演の『A LIFE~愛しき人~』が放送されており、初回平均視聴率は14.2%、第6話で自己最高の15.3%、26日放送の第7話は14.5%と、14%前後で推移しているのですが、これを超えることが出来るのかにも注目したいところです。