芳根京子さん主演の月9ドラマ『海月姫(くらげひめ)』(フジテレビ系 月曜21時)が案の定スタートから視聴率低迷が続き、12日放送の第5話でついに5.3%にまで低下したことによって、月9最低視聴率をさらに更新する可能性が浮上しています。
篠原涼子さん主演で昨年10月期に放送された『民衆の敵〜世の中、おかしくないですか!?〜』は、最終回の放送がクリスマスだったことも影響し、月9史上最低の4.6%という低視聴率を記録しました。
さらに、全10話の期間平均視聴率も6.7%で、同1月期放送の西内まりやさん主演『突然ですが、明日結婚します』と並び、月9ワーストタイの大コケドラマとなりました。
また、『海月姫』も現時点でこの2作品とほぼ変わらない視聴率で推移しており、作品自体の評判はまずまずではあるものの、ドラマをテレビで視聴する層には上手くハマらなかった様子で、月9ワースト記録を更新する可能性はかなり高いとみられます。
このような状態にあるため、フジテレビは4月期に放送する長澤まさみさん主演の『コンフィデンスマンJP』に力を注ぐようです。
『コンフィデンスマンJP』には長澤まさみさんの他に、俳優・東出昌大さん、小日向文世さんの出演が発表されており、3人は壮大で奇想天外な計画によって、欲望にまみれた人間たちから大金をだまし取っていく信用詐欺師の役を演じます。
<↓の画像が、『コンフィデンスマンJP』のメインキャスト3人の写真>
(左から東出昌大さん、長澤まさみさん、小日向文世さん)
週刊誌『週刊文春』や『女性自身』の報道によると、映画化に向けた話が進んでいるそうで、2019年秋に公開予定とされているといいます。
『女性自身』によると、撮影は昨年11月からスタートしており、3月中旬までに撮影は終了予定とのことです。
<↓の画像は、番組公式インスタグラムで公開の写真>
フジテレビは『コンフィデンスマンJP』に相当な力を入れており、第1話には俳優・江口洋介さん、第5話には俳優としても実績があるウッチャンナンチャン・内村光良さんがゲストで登場するといい、映画化も決定していることから「平均視聴率は最低10%以上」というラインを設け、これが至上命令になっているそうです。
<↓の画像左が江口洋介さん、右がウッチャンナンチャン・内村光良さん>
このように現在の月9枠としてはかなり高いハードルを設けられているのですが、『コンフィデンスマンJP』の脚本を手がけるのは、ドラマ『リーガルハイ』や『デート〜恋とはどんなものかしら〜』、昨年公開された新垣結衣さん主演の映画『ミックス。』、大泉洋さんと松田龍平さん共演の『探偵はBARにいる3』など、コメディ作品を得意とする人気脚本家・古沢良太さんということから、期待する声も多く上がっています。
昨年7月期に月9で放送の山下智久さん主演の『コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命 3rdシーズン』は、初回平均視聴率が16.3%、その後も13~16%台で推移した結果、全10話の期間平均視聴率は14.6%と好視聴率を記録し、事前に決まっていたとみられる劇場版が今年7月27日に公開されることが発表されました。
フジテレビでは過去に、EXILE・AKIRAさん主演のドラマ『HEAT』(2015年7月期放送)で事前に映画化が発表されながら、視聴率があまりにも低かったことで映画化の計画が白紙になるというトラブルも発生しています。
また、低視聴率ながら予定通り映画を公開し、大コケしたというケースも多々あるのですが、『コンフィデンスマンJP』は果たしてどのような展開を迎えるのか、とりあえずは初回の平均視聴率と視聴者の反応に注目したいですね。