木村拓哉さん主演映画『マスカレード・ホテル』の続編制作が決定したとの情報が流れる中で、ヒロインを演じた女優・長澤まさみさん(33)が、続編への出演に消極的になっていると25日発売の週刊誌『週刊女性』が報じており、共演NG説が浮上しています。
『マスカレード・ホテル』は、「ガリレオシリーズ」などで知られるベストセラー作家・東野圭吾さん(62)の長編ミステリー小説が原作で、2017年までに3作品が発表されており、昨年1月に1作目の『マスカレード・ホテル』が木村拓哉さん主演で映画化され、最終興行収入は46億円超えの大ヒットになりました。
長澤まさみさんはこの作品でヒロインを務め、木村拓哉さんとの共演が意外にも初だったこともあり大きな注目を集めました。
そして、1作目の大ヒットを受けて、続編制作が決定したとの情報が今年に入ってから複数のメディアに報じられており、1月に『週刊女性』が報じた記事では、長沢まさみさんのスケジュールが調整でき次第、制作に入っていく予定とし、ニュースサイト『日刊大衆』はクランクインのタイミングは来年1~2月との情報を伝えていました。
しかし、『週刊女性』が新たに報じている記事では長澤まさみさんの知人が、「長澤さんが続編をやることに消極的みたいなんです。オファーを断ったわけではないのですが、木村さんとの距離感が……映画の撮影中から長澤さんは周囲に『木村さんと一緒だとプレッシャーが掛かって、気疲れしてしまう』と話していたそうです。これまで彼女が経験してきた撮影とは雰囲気が違っていたみたい。大御所である独特の緊張感が耐えられなかったのでは」
と語っています。
長澤まさみさんは前作の公開前、宣伝のためのバラエティ番組出演が木村拓哉さん等と比べて極端に少なく、その理由は同時期に舞台に出演していたからとのことですが、「仕事の都合で出られなかった番組もありますが、そのいくつかは『木村さんと出ると緊張するから』という理由で断ったそうです」
と制作会社関係者は語り、長澤さんは木村拓哉さんに対して苦手意識を持っている様子で、共演NG説が浮上する事態となっています。
こうした情報を得た『週刊女性』の取材班が、長澤まさみさんの所属事務所『東宝芸能』に木村拓哉さんとの距離感について話を聞いたところ、「指摘されたような事実はありません」とキッパリ否定し、「当時、舞台や映画の撮影と重なっていましたが、木村さんとご一緒できる仕事はきちんと参加していました。木村さんには可愛がっていただいて、本人も喜んでいました。大先輩ということで恐縮することはあったかもしれませんが、今後も一緒に仕事をしたいと思っています。」
と回答したとしています。
問題はこれだけではないそうで、新型コロナウイルスの影響でスケジュールが大幅に変わってしまったことで、予定通りの撮影が難しくなっているといい、長澤まさみさんは現在『キングダム』の続編撮影があるほか、年明けには『コンフィデンスマンJP 英雄編』の撮影も控えていることから、今年秋以降にクランクイン予定だったものの、少なくとも年内に撮影を開始するのは難しいとしています。
『週刊女性』はこのように『マスカレード・ホテル』の続編制作を巡るトラブルを報じているのですが、前作で木村拓哉さんと長澤まさみさんは息ピッタリの演技を披露していました。
また、映画完成後の会見で長澤まさみさんは木村拓哉さんとの初共演を振り返り、「いつか共演してみたいなと思っていました。先輩なので、どうしても緊張はするんです。けど、現場に行ってお芝居をしていく中で、どんなにぶつかってもすべて受け止めてくださって。言葉をちゃんと奥の心の目で見てくれる。常に頼り甲斐のある方でした」「スタッフやキャストに対しても平等に接してくださって、裏表が無いみんなの頼れる兄貴でした。とてもいい人だな、と思いながら毎日過ごしていました」
などと絶賛していました。
これも単なる社交辞令だった可能性は大いにありますが、「木村さんと一緒だとプレッシャーが掛かって、気疲れしてしまう」といった理由で、大ヒット映画の続編出演に消極的な態度を見せているというのはにわかに信じ難く、所属事務所がキッパリと否定しているので噂レベルの話という可能性が高そうですね。
『マスカレード・ホテル』は今年正月にフジテレビ系で地上波初放送され、平均視聴率が12.4%とまずまずの数字を記録しており、この作品での木村拓哉さん&長澤まさみさんコンビの評価も高いため続編にも期待したいところです。