鈴木亜美が事務所トラブルで芸能界干され消えた当時の心境告白に、被害者面するな、自業自得と批判の声
歌手の鈴木亜美さんが、18日に放送されたバラエティ番組『旅ずきんちゃん』(TBS系)に出演し、以前所属していた事務所とのトラブルによって芸能界から干されていた時期について語りました。
番組では「酒 飲み歩きの旅 IN 田町」と題し、鈴木さんが番組MCのオアシズ・大久保佳代子さん、女優・タレントの佐藤仁美さんと共にはしご酒をしながらトークを展開し、5軒目の店ではそれぞれが歩んだ人生の道のりについて語っていたのですが、鈴木さんは当時を振り返り、テレビ局でトイレに行くにも他のアーティストとバッティングしないよう気遣われたり、アーティストを売り込もうとする会社同士の見栄の張り合いなどにも巻き込まれ、すごく窮屈だったと語り、「ちゃんとしなきゃ。子どもの感覚ではいられない。私が何かあったら崩れちゃう」という思いを常に抱えていたとのこと。
そして、鈴木さんは「(休止期間は)3年近くありましたね。事務所と揉めて、(芸能界から)干されて……」と、自ら事務所トラブルの話題を引き出し、当時干されていたという感覚はあったのか聞かれると「全然ありましたね。めちゃ叩かれてたんで。新聞でもテレビでも、ネットでも」と語りました。
ですが、これはいい経験となったようで、「色々よくわかった。業界のことも。人って怖いな、って。一気に裏返しになる。いつ何が起こるかわからないんだな、って思い知らされた。自分も常にその覚悟でいなきゃな、って逆に強くもなれたし、いい意味で信じちゃダメなんだ」と明かしました。
今回鈴木さんがこのように過去の騒動に触れたことから、ネット上でも大きな話題になっており、数多くのコメントが寄せられているのですが、鈴木さんが「人って怖いなとも思う。一気に裏っ返しになる」「いつ何が起こるかわからないんだな、って思い知らされた」と語ったことに対し違和感を抱いた方が多く、
- どうして被害者面して美化してる感じなんだろう…
- もう今は需要ないね。旬の時期にもっと稼げたはずなのに、親が欲張って結果大損。
- 少なからず天狗になってたんでしょ。自業自得だと思うんだけど
- 歌が下手なのにバカ売れした時、普通は気付く。実力で売れた訳でない事に。
- これからまた業界でやって行こうというのに、業界の悪口言ってちゃー、干されても何も進歩してないわ。ミソノと同じ裏の話をする奴は生き残れない
などの批判的なコメントが多く寄せられています。
鈴木さんは1998年2月にバラエティ番組『ASAYAN』(テレビ東京系)の『ボーカリストオーディション・ファイナル』で1位となり、小室哲哉さんのプロデュースでの歌手デビューが決定し、さらにソニー・ミュージックエンタテインメント(SMEJ)からのCDリリース、所属事務所は、小室さんのマネジメントを1997年まで担当していたエイベックス子会社のプライムディレクション(現:エイベックス・ライヴ・クリエイティヴ)内「TKルーム」のマネージャーが設立したサテライトポイントグループのエージーコミュニケーションに決定しました。
同7月にSMEJよりシングル『love the island』でデビューし、同シングルは30万枚近いを売上を記録。
“あみ~ゴ”の愛称で親しまれた鈴木さんは、若者たちから高く支持されて一躍アイドルとなり、1999年1月に写真集を発売したところ、発売からわずか6日で20万部を突破するほどの売れ行きで、同3月にリリースしたファーストアルバム『SA』は180万枚を売り上げ、同年末の『NHK紅白歌合戦』に初出場。
その後もヒット曲を連発し、2000年には『ドラマDモード深く潜れ〜八犬伝2001〜』(NHK)でテレビドラマに初主演するなど活躍の場を広げましたが、同7月に所属事務所の社長らが法人税法違反(法人所得の過少申告により約2億5000万円脱税)容疑で逮捕される事件が発生。
ちなみに、エージーコミュニケーションの社長は脱税が公になった時の所属タレントの風評被害をかわす意図から、専属契約部分を系列会社のミュージック・トライブに名目上移籍させており、1999年10月から専属契約を締結しました。
そして、この脱税事件によって鈴木さんと事務所の間に大きな溝が生まれ、同10月に鈴木さんの父親が専属契約を更新しない旨を通告。
同12月には、脱税事件によって信頼関係が崩壊したとして、所属事務所でマネジメント契約を結んだエージーコミュニケーション、専属契約を結んだミュージックトライブに対して、事務所を辞めるために「契約終了の確認」、レコード会社や広告代理店などから事務所へ支払われた大もとの「契約出演料明細の交付」を求め、鈴木さんと両親が東京地裁に民事訴訟を提起しました。
事務所の社長が脱税していたことが明らかとなり不信感を抱き、事務所との契約を終了させようと考えるのは分からなくもありませんが、デビューからわずか2年しか経っていないにもかかわらず、事務所を訴えるというのは大きな問題で、タレントを大々的に売り出す際には数千万円~数億単位のコストを掛けることはあり、お世辞にも歌が上手いとは言えなかった鈴木さんがブレーク出来たのは、周囲のバックアップのおかげといっても過言ではないため、同情の声が少なく「勘違い」などと批判されるのもしょうがないでしょう。
また、この訴訟ではギャラの問題も争点となっており、鈴木さんの父親は裁判で「浜崎あゆみは、今年6億6000万円の所得があった。鈴木あみは3700万円で、およそ20倍の開きがあるのはおかしい」とし、出演料の詳細を明示してほしいと訴えていたのですが、これもイメージの悪化につながっています。
浜崎さんと鈴木さんは同じ時期にブレークしたものの、浜崎さんは自身で作詞などを手掛けてカリスマ的な人気を得ており、その一方で鈴木さんは小室さんのプロデュースによってアイドル的な人気を得ていた方で、活動内容も違っており、CDやグッズ、ライブなどの売上にも差があるため単純に比較することは出来ず、このような訴えはするべきではなかったでしょうね。
ちなみに、裁判では契約終了については鈴木さん側の主張が認められたものの、明細の開示については認められませんでした。
今回自ら過去の騒動を振り返り、現在の思いを明かした鈴木さんですが、あの騒動によって鈴木さんは干されて現在に至っていることから、安易に触れない方が良かったでしょうね。
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浜崎と人気を二分した時期が懐かしい。