12月6日公開の映画『劇場版ドクターX』への出演が発表されている俳優・西田敏行さん(にしだ・としゆき 76歳)が、満身創痍の状態で移動時には車イスを使用していることなどを、ニュースサイト『NEWSポストセブン』が伝えています。
『劇場版ドクターX』の公開にあたり、主演の米倉涼子さんらメインキャストは8月27・28日に、最初で最後とするファンミーティングを東京・EXシアター六本木で開催し、映画館でライブビューイングも行われました。
しかし、西田敏行さんは会場には姿を現さずにVTR出演となっていました。
その理由は満身創痍とも言える体調にあるとし、2001年に頸椎症性脊髄症、2003年に心筋梗塞、2016年に頸椎亜脱臼と胆のう炎で入院をしており、「現在、移動時には杖が欠かせず、時には車椅子も使っています。ファンミーティングを欠席したのは、本人からの申し出だったそうです。『華やかな場所なのに、杖をつきながら出て行ったら盛り下がるから……』という趣旨のことを言っていたようです」
と、映画関係者が明かしています。
<↓の画像が、移動時に車イスを使用している西田敏行さんの写真>
昨年に行われた『劇場版ドクターX』の撮影でも、西田敏行さんには最大限の配慮がされていたといい、西田さんの出番はわずかで、ほとんど座っている状態で撮影が行われたそうで、「西田さんは演出上の配慮に対して、『こんなに気を使ってもらって本当に申し訳ない』と話していました。 また、医療ドラマなので、撮影現場には監修を務める医師がいますが、その医師とは別の医師が現場に詰めていたこともありました」
と同関係者は明かし、もしもの時にもすぐに対応できるような状態になっていたそうです。
体は満身創痍の状態にあるものの熱い役者魂を見せ、作品をより良くしようとアドリブを入れ、共演者たちを大慌てさせていたといい、「西田さんのアドリブは決して思い付きでやっているわけではなく、計算され尽くされたもの。西田さんは脚本を読み込んで、『こうすればもっと楽しくなるんじゃないか』『もっといい作品になるんじゃないか』といつも考えています。それを共演者はわかっているから、どんなに大変な思いをしても西田さんのアドリブに食らいついていくんです」
と別の映画関係者が明かしています。
そんな西田敏行さんをそばで献身的に支え続けているのが最愛の妻ら家族といい、「家では奥さんがきっちりと栄養をコントロールした食事を手作りし、食事制限を行っています。さらにリハビリや病院には必ず同行し、リハビリの内容を見て、家でもできるものを実践しているそう。そのおかげで演技を続けられているということはご自身も分かっておられるようで、奥さんには頭が上がらないようです」
と芸能関係者が語っています。
<↓の画像は、2016年撮影の西田敏行さんと4歳年下の妻・寿子さんの写真>
西田敏行さんの健康不安は以前から囁かれており、2019年11月には約19年にわたり司会を務めていた『探偵!ナイトスクープ』(ABC朝日放送テレビ)を降板、これに続いて2020年には『日本アカデミー賞』の司会を急遽降板しました。
そして、2021年以降には車イスに乗った状態でドラマなどに出演し、今年1月期放送の『さよならマエストロ〜父と私のアパッシオナート〜』(TBS系)でも、車イスや椅子に座った状態で出演していました。
<↓の画像は、『さよならマエストロ』出演時の西田敏行さんの写真>
足の状態があまり良くないことは明らかですが、それでも仕事をセーブすることなく、直近では21日放送の大泉洋さん主演、宮藤官九郎さんが脚本を手掛けたリメイクドラマ『終りに見た街』(テレビ朝日系)にも出演していました。
満身創痍の状態にありますが、近年放送の各作品でも以前と変わらない素晴らしい演技を見せており、これからも周囲のサポートを受けながら少しでも健康な状態を長く保ち、ドラマなどで活躍する姿を見せてほしいです。