今年4月に放送開始17年を迎えた人気バラエティ番組『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系 日曜21時)が、10月に大リニューアルするとニュースサイト『日刊大衆』が報じています。
『行列のできる法律相談所』は、様々な法律問題を扱うバラエティ番組として2002年4月にスタートし、司会は島田紳助さんが務め、「史上最強の弁護士軍団」として北村晴男弁護士のほか、元大阪府知事の橋下徹弁護士、元参院議員の丸山和也弁護士らが出演していました。
番組スタートから7年後の2011年には、島田紳助さんに暴力団との黒い交際が発覚し芸能界引退、これによって東野幸治さん、雨上がり決死隊・宮迫博之さん、フットボールアワー・後藤輝基さんが週替りでMCを務めるようになり、スペシャル回では明石家さんまさんがMCを務めるのが恒例となっています。
<↓の画像は、『行列のできる法律相談所』MC陣の写真>
また、番組内容も2007年以降はゲストのエピソードトークなどが中心となり、法律問題はおまけ程度になるなど番組内容も変更しながら17年も放送を続けており、現在も平均視聴率は15%前後で推移し、同時間帯トップクラスの視聴率をキープしています。
そうした中で、今年6月に番組MCの1人だった宮迫博之さんに闇営業問題が勃発し、これによって吉本興業から契約解消(その後撤回)されたほか、番組降板も正式発表されました。
現在は東野幸治さん、フットボールアワー後藤輝基さんがMCを務めているのですが、10月のリニューアルではMCを4人追加するという話があるといいます。
その理由について制作会社関係者は、「というのも、『行列』は法律を取り扱う番組。反社会的勢力の会合に参加していた宮迫さんがMCをしていたというイメージを薄めるため、彼が降板してもさらに、スポンサーサイドから“大幅なリニューアルをしてほしい”という要請が来ているといいます。そのため、4人ものMCを追加し、番組を新たにリスタートすることになった、というわけなんです」
と説明しています。
現時点で候補として挙げられている人物は、1人目が行列メンバーでもあるアンジャッシュ・渡部建さん、2人目は『ヒルナンデス!』など複数の日テレ番組にレギュラー出演中のオードリー・若林正恭さん、3人目はバイきんぐ・小峠英二さん、4人目はサンドウィッチマンの2人とし、「今、名前を挙げた芸人さんたちはあくまでも候補ですが、10月からはまずお試しでMCの数を増やして回し、軌道に乗れば新ローテーションで番組を続けていくことになりそうです」
と明かしています。
<↓の画像は、『行列のできる法律相談所』追加MC候補者の写真>
(左上から時計回りに、アンジャッシュ渡部建さん、オードリー若林正恭さん、バイきんぐ小峠英二さん、サンドウィッチマン)
『行列のできる法律相談所』は番組内容が初期から様変わりし、法律番組とは言えないただのトークバラエティ番組と化していることから、スポンサー側がリニューアル要請したのは単に宮迫博之さんの闇営業問題だけではなく、番組内容の変更やマンネリ化などで視聴者から不満の声が上がっていることも要因な気がします。
『行列のできる法律相談所』の内容をめぐっては、以前より視聴者から番組タイトルと内容がマッチしていないとして、番組名を変更するべきといった声が複数上がっていたほか、内容もゲストを交えたエピソードトークがメインでマンネリ化しているため、島田紳助さんの降板と共に終了させるべきだったという声もあります。
2016年にニュースサイト『めるも』が行った独自アンケート調査では、「終わってほしいテレビ番組ランキング」の1位に『行列のできる法律相談所』がランクインしていました。
『日刊大衆』の記事では番組タイトルを変更するといったことは書かれておらず、とりあえず番組MCを4人追加するプランがあるようですが、そろそろ番組名などの変更も検討した方がいいのかもしれないですね。