漫画家・タレントの蛭子能収さん(えびす・よしかず 71歳)が16日、バラエティ番組『土曜スペシャル 太川・蛭子のローカル鉄道寄り道の旅2(長野~金沢)』(テレビ東京系 12月8日放送予定)の撮影中に、ついまずいて転倒したことによって右手小指を骨折し、「右手小指の基節骨(きせつこつ)骨折」と診断されていたことが明らかになりました。
『デイリースポーツ』の報道によると、16日午前に『太川・蛭子のローカル鉄道寄り道の旅2』の撮影で歩いていたところ、つまずいて転倒し、とっさに体を支えようとして右手小指を骨折してしまったそうです。
転倒時にはスタッフが駆け付けて体を心配したものの、蛭子能収さんが「大丈夫」と話したことからその後も撮影を継続し、同日夜に東京へ戻って病院へ行き、17日に整形外科の診察を受けたところ、「右手小指の基節骨骨折で全治2ヶ月の見込み」と診断されたとのことです。
なお、基節骨というのは指の根元に位置している骨のことです。
現在は患部を固定するためのギプスを付けていて、しばらく漫画などの連載は休載とするそうですが、テレビ出演などについては支障がない限り続けるといいます。
そして、この報道を受けてネット上では、
- 第二弾を撮影してたことが図らずも判って嬉しいけど、大丈夫かいなという…。
- 骨折してても書ける漫画じゃないの?
- 漫画は見ないからそこはどうでも良いけど、鉄道旅はほどほどに出演してもらえるとき出演して欲しい。
- あちゃ~…せっかく蛭子さんの負担を軽くするために始まったローカル鉄道の旅だったのに…
ローカル路線バスの旅ですら無かったアクシデントが起きてしまった以上、放送はどうなるんだろう…楽しみにしてたのになぁ… - 『バス旅Z』より、こちらのほうを楽しみにしています。蛭子さん、70を過ぎたのだから、無理をなさらないように。
- 小指の骨折でも大きな事故だけど、不幸中の幸い、手だけで良かった。
蛭子さんってバス旅のときに、しょっちゅうつまずいたりしていたから気になっていたんだよね。
頭部とか歩行に支障がある足や腰の骨折だと寝たきりになってしまう場合があるから気をつけてほしい。
などのコメントが寄せられています。
蛭子能収さんは歌手・タレントの太川陽介さんとのコンビで、2007年10月~2017年1月まで計25回にわたって『ローカル路線バス乗り継ぎの旅シリーズ』(テレビ東京系)に出演し、平均視聴率はテレ東にしては非常に高い10%以上の数字を連発していたのですが、次第に通るルートが減り、路線バスが通っていない場所を歩いて繋ぐことが増え、高齢の蛭子さんの体力に限界が来たことによって、2人揃って卒業という形になりました。
蛭子能収さんと太川陽介さんが『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』を卒業後の昨年3月からは、俳優・田中要次さんと芥川賞作家・羽田圭介さんのコンビに交代し、『ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z』として第2シリーズスタートしたのですが、初回平均視聴率は7.1%、その後も7~9%台で推移しており、以前のように10%以上の数字は獲得できていません。
そうした事情もあり、テレ東は再び蛭子能収さんと太川陽介さんのコンビを復活させ、今年9月には2人が新企画に挑戦として『太川・蛭子 ローカル鉄道寄り道の旅 栃木駅~福島・会津若松駅』が放送され、同番組も『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』のようにマドンナとして女性ゲストが出演し、1泊2日でローカル鉄道の旅をしながら、名所や名物、絶品グルメなどを探し、ガイドブックにはないスポット巡りをするといった内容でした。
<↓の画像は、『太川・蛭子 ローカル鉄道寄り道の旅』の初回放送に出演した蛭子能収さんらの写真>
(左から太川陽介さん、高橋ひとみさん、蛭子能収さん)
この番組にもルールが存在し、途中下車をして旅の資金を獲得(平均利用客の少ない駅ほど高額)し、その旅の資金で飲食費や宿泊費もまかない、もし資金が宿泊もできないといったルールが設けられています。
なお、名所にたどり着くために歩く場面もあり、蛭子能収さんは「歩きたくないから、『路線バス』やめたのに、また歩くの?」などと不満を漏らしていたのですが、2回目の放送で蛭子さんが転倒して骨折するというトラブルが発生してしまい、蛭子さんのモチベーションがかなり下がってしまった可能性もありますし、番組サイドとしても無理はさせられないと判断し、シリーズ化はナシということになるかもしれないですね…