今年7月に芸能界に復帰した俳優・歌手の嶋大輔さん(51)が12日放送のバラエティ番組『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)に出演し、2013年4月に政界転身を表明して芸能界から引退したものの、自民党の公認が得られず出馬を断念したことによって、うつ病のような状態になっていたことなどを明かしました。
嶋さんは2013年に政界転身を表明して芸能界を引退し、その年の夏の参院選に出馬の意向を示したものの、自民党の公認を得られなかったことから出馬を断念。
そして、今年7月に放送された情報番組『直撃LIVE グッディ!』(フジテレビ系)に生出演し、「収入もなくなり、落ちるところまで落ちた。家も売ったし、友人の太陽光ソーラーの会社で半年間営業もやった。移動も電車だった」などと転落人生を送っていた事を明かし、「自分の中で、ここでしか居場所がないと思った。若い人の成長を見守る活動をやって、与えられた仕事をやっていきたい」と芸能界復帰を発表していました。
その後嶋さんは、音楽番組『水曜歌謡祭』(フジテレビ系)に出演してヒット曲『男の勲章』を披露し、その後全くテレビ番組に出演していなかったものの、12日放送の『ダウンタウンDX』に出演していたのですが、復帰までの期間について聞かれた嶋さんは「公認がもらえないうんぬんの話から、4カ月くらいうつ病のような病気になってしまった。人を信じられず、引きこもりみたいになった」と告白。
これに対してダウンタウンの松本人志さんが「けっこう早く復帰しましたよね。人生、ブレまくりですよね」とツッコミを入れると、嶋さんは苦笑いをしていたのですが、ネット上でも批判的なコメントが殺到しており、
- そんなんで、うつ病になるなら芸能界の方が厳しくないか
- どうせ三原じゅん子がいけるなら俺も…とか思ったんでしょ。政界転身って…。そんな甘くないよ。
- 彼は、何やっても上手く行く気がしない。
- そもそも公認でも当選してなかっただろうな
- 政治家になるのが目的だったのなら、辞めといてよかったんじゃ。本気で日本を変えたいなら、公認を得られないぐらいで鬱になる暇などなく、草の根でもなんでも活動すべき。
- うつ病と言えば、同情されたり注目されると思ってるのかな。最近、芸能人はみんな言うね
- 言動とか行動がね…公認をもらえないのは当然かと
などのコメントが寄せられています。
嶋さんは政界転身を表明した会見にて、「2年前の震災をきっかけに、教育やいじめ問題に取り組みたいと思い、法案を作れる国会議員になりたいと考えるようになりました」などと語り、「私は不器用で2つのことができない性格です」「落選しても(芸能界には)戻りません」「心残りはない。きょうが集大成。きょうが男の勲章です」と芸能界引退を発表。
しかし、自民党からの公認が得られず出馬を断念し、7月に『直撃LIVE グッディ!』に出演した際には、「自分の不徳の致すところ。引退して公認がもらえないと決まった時、自分の中で恨み節みたいのは確かにありました」などと語っていたのですが、7月にニュースサイト『日刊サイゾー』によって、政界入りを応援した後援者から激怒の声が上がっていることを報じられています。
この記事では会社経営のAさんが、嶋さんから支援を求められ後援者になりかけたもの、言動が信用できなかったと明かし、当時の嶋さんは知人に片っ端から教育改革のことを涙目に訴え、支援を頼んでいたといい、Aさんを含めて嶋さんを応援しようという人が出てきて選挙事務所の準備を勧めていたそうなのですが、嶋さんに借金があることが分かり、選挙資金という名目でお金を集めようとしているのではないかと疑うようになったそうです。
また、嶋さんは衆議院と参議院の区別がつかないほど政治に関する知識がなく、勉強もろくにしていない様子で、そうした姿勢を見て周囲は次々に支援から降りていったといい、会見でも所属政党や夏の参院選への出馬の具体的な話にも全く答えられなかったことから、マスコミも拍子抜けしていたといいます。
そんな嶋さんについてAさんは「たぶん資金集めをするためのポーズが先行していたんだと思うよ」「嶋は選挙の資金が自民党からもらえると誤解しているようだった。三原さんが自民党からかなりの援助を受けて出馬したウワサを聞いて、俺も!となったんだろう。だから公認のアルナシじゃなく金のアルナシだったんだ」などと語っています。
嶋さんは、前所属事務所『フロム・ファーストプロダクション』の社長から選挙の出馬費用として2,000万円を借りたものの、返済をしなかったことから貸金請求訴訟を起こされ、2013年11月に1,990万1,000円の支払いを命じられ、自宅も差し押さえられたのですが、嶋さんは競馬が好きで稼いだお金をギャンブルに注ぎこみ、悪い筋からお金を借りていたという噂があったそうで、そうしただらしない金銭感覚が原因で公認を得られなかったという話もあるとのこと。
また、暴力団関係者との関係が疑われたことも一因だったのではないかと噂されているそうです。
この話の真偽のほどは分からないものの、公認を得られなかった後の嶋さんは政治活動を全く行っておらず、友人の太陽光ソーラーの会社で半年間営業をやったり、今年に入ってからは自身がプロデュースを手掛けるカレー鍋専門店「男の創作カレー鍋ダイニング esora(エソラ)」を福岡県にオープンするなどしており、お金目当てで政治家に転身しようとした可能性は高く、政治に関する知識もなく具体的な政策も無かったようですので、転落人生を送ることになったのも自業自得なのではないかと思いますね。