女優・芳根京子さん(19)が主演のNHK連続テレビ小説『べっぴんさん』(月~土曜 午前8時 全151回)が3日からスタートし、初回の平均視聴率が21.6%(関東地区)だったことが明らかとなりました。
1日の放送で最終回を迎えた高畑充希さん主演の『とと姉ちゃん』は、全156回の期間平均視聴率が22.8%と、今世紀放送の朝ドラの中で3位となる高視聴率を記録しており、『べっぴんさん』はその勢いを受け継ぐ形で好スタートを切っています。
ちなみに、『べっぴんさん』の初回平均視聴率21.6%は、今世紀に入ってから放送の朝ドラの中では7番目に高い数字で、1位は池脇千鶴さん主演で2001年後期放送の『ほんまもん』で23.1%、2位は『とと姉ちゃん』で22.6%、3位は中越典子さんが主演で2003年前期放送の『こころ』で22.5%。
朝ドラは2013年以降、初回平均視聴率が20%超えしており、2013年前期に放送された能年玲奈さんが主演の『あまちゃん』は20.1%、杏さんが主演で2013年後期放送の『ごちそうさん』は22.0%。
吉高由里子さん主演で2014年前期放送の『花子とアン』は21.8%、シャーロット・ケイト・フォックスさん主演で2014年後期放送の『マッサン』も21.8%。
土屋太鳳さん主演で2015年前期放送の『まれ』は21.2%、波瑠さんが主演で2015年後期放送の『あさが来た』が21.2%、2016年前期放送の『とと姉ちゃん』が22.6%、そして3日よりスタートした『べっぴんさん』が21.6%と、8作連続の初回20%超えとなっています。
通算95作目の朝ドラとなる『べっぴんさん』は、神戸市に本社を置く子供服メーカー『ファミリア』の創業者の1人である坂野惇子さんをモデルにした主人公・坂東すみれが、戦後の焼け跡の中で3人の仲間たちとともに、娘や女性のために子供服作りに邁進し、母親として、女性として奮闘する姿を描いた作品となっています。
<↓の画像は、3日放送の第1話より>
脚本を担当しているのは、2011年4月期放送の『名前をなくした女神』や2014年4月期放送の『ファーストクラス(第1期)』(ともにフジテレビ系)で脚本を担当し、フリーアナウンサー・羽鳥慎一さん(45)の妻としても知られる脚本家の渡辺千穂さん(本名=羽鳥千穂 43歳)。
すみれの父親で繊維会社を営む五十八(いそや)役を生瀬勝久さん、母親のはな役を菅野美穂さん、姉のゆり役を蓮佛美沙子さん、すみれの幼馴染・野上潔役を高良健吾さん、幼馴染の田中紀夫役を永山絢斗さん、すみれの女学校時代の同級生・多田良子役をももいろクローバーZの百田夏菜子さん、同級生の田坂君枝役を土村芳さんが演じています。
そして、『べっぴんさん』の初回が放送されネット上では、
- 主役の女の子が、ここ最近の主役と比較してキャリアが浅く、知名度も高くないので心配だったが、さすがの数字だね。朝ドラの快走は続くね。
- 面白いがどうかは4~5週ぐらいじゃないとまだ分からない。本当の評価はこれからだ
- 視聴率に内容って何処まで関係するんだろうか。日課として観てる者も多いだろう。
- 第一話の視聴率は前作の人気が結構影響するからね。それ考えると前作が純と愛だったあまちゃんってやっぱりすごいんだな
- 個人的には幼少期の子たちはちょっと合わないので早く芳根さんや蓮佛さんがみたい。生瀬さんはさすが。
などのコメントが寄せられています。
ヒロインに起用された芳根さんは、2013年4月期に放送された篠原涼子さん主演の『ラスト♡シンデレラ』(フジテレビ系)で女優デビュー。
その後は『探偵の探偵』(フジテレビ系)や『仮面ティーチャー』(日本テレビ)などのドラマに出演し、昨年7月期放送の『表参道高校合唱部!』(TBS系)でドラマ初主演。
また、昨年公開の映画『向日葵の丘・1983年夏』や『幕が上がる』に出演し、今年は『64-ロクヨン-』の前編・後編に出演。
朝ドラデビューは2014年後期放送の『花子とアン』で、ヒロインの親友役を演じた仲間由紀恵さんの娘役で出演し、それから2年後に朝ドラで主演を務める事になったわけですが、まだ放送がスタートしたばかりなのでまだ様子見といったところであるものの、とりあえずは好スタートを切り、これからどれ程の数字を獲得できるのか注目したいですね。
1日に最終回を迎えた『とと姉ちゃん』については、今世紀3位の高視聴率を記録したものの、作品自体の評価は決した高くはなく、内容に対して批判的な声も多く見受けられたのですが、『べっぴんさん』は視聴者から好評価されるような作品になることを期待したいところです。