春の改編で3年ぶりに復活を果たしたフジテレビの日曜21時台のドラマ枠で1発目にスタートした『OUR HOUSE』は、2011年に同枠で放送された『マルモのおきて』に出演しブレークした子役の芦田愛菜さん、2014年度下半期に放送のNHK連続テレビ小説『マッサン』で外国人初ヒロインを務めたシャーロット・ケイト・フォックスさんの2人が主演を務めています。
脚本は『101回目のプロポーズ』、『ひとつ屋根の下』、『高校教師』などの作品を手掛けたことで知られる脚本家・野島伸司が担当し、放送開始前はそこそこ注目を集めている様子だったのですが、初回平均視聴率はたったの4.8%。
なお、初回放送日の同時間帯にテレビ東京系で放送されてた日曜ビッグバラエティ『あなたのゴミがお宝に!』は5.7%を獲得しており、同時間帯の最低視聴率を記録していたことが明らかとなっています。
<低視聴率を連発し打ち切りが囁かれる『OUR HOUSE』>
さらに第2話も5.0%と相変わらずの低視聴率で、1日放送の第3話の視聴率は4.0%と自己ワースト記録を更新しました。
同時間帯には、日本テレビ系で人気バラエティ番組『行列のできる法律相談所』、TBS系もドラマ枠となっており今期は嵐の松本潤さんが主演の弁護士ドラマ『99.9-刑事専門弁護士-』が放送されており、1日の平均視聴率は『行列のできる法律相談所』が13.9%、『99.9』が16.2%を記録しており、3~4倍の数字を獲得しています。
ちなみに、『OUR HOUSE』が放送開始直前の19~21時には、日曜ファミリア『逮捕の瞬間!警察24時』が放送されており、平均視聴率は10.6%とまずまずの数字を獲得。
しかし、それから6%も視聴率が下がっており、この時間帯にドラマを持ってきたのは完全に失敗だったのではないかと思わせるような酷い結果となっています。AKIRAさんしゅえんの
そして、『東京スポーツ』(東スポ)の記事では、昨年7月期に放送され今世紀最低の数字を記録したEXILE・AKIRAさんが主演のドラマ『HEAT』と視聴率を比較しており、『HEAT』は初回が6.6%、第2話が3.9%、第3話は4.2%。
『OUR HOUSE』は早くも『HEAT』の視聴率を2度も下回っており、一部では放送打ち切りの可能性も出てきたと言われ、さらには、この結果次第で芦田さんの価値が落ち、ドラマの出演料がダウンしてしまう可能性があり、最終的な結果次第では「もうフジのドラマには出ない!」といった可能性もあるといった話も出ています。
これに対してネット上では、
- 寺田心なんか出すからだよー番組つぶれるよ~
- 愛菜ちゃん、このままだと中学生になるのと同時に
「学業に専念のため」で休業しそうだね。日曜9時枠にこのドラマでいけると思った理由を知りたい - 愛菜ちゃん、このままだと中学生になるのと同時に学業に専念のためで休業しそう
などのコメントが寄せられています。
このドラマの脚本を手掛けている野島さんは、90年代に多くのヒット作品を生み出した人気脚本家なのですが、時代の変化なのか野島さんの作品は徐々に受け入れられなくなっていき、以前のようにヒット作を生み出しておらず、視聴者からは「主人公がウザすぎる」「愛菜ちゃんに、こんな役を演じさせないで」「脚本が古臭い」「見てるこっちが恥ずかしくなる」「とりあえず話題の役者使えばいいというだけの発想」などといった厳しい批判の声が多く寄せられています。
ちなみに、芦田さんはが主演で2014年1月期に放送された『明日、ママがいない』(日本テレビ系)の脚本監修を務めたのも野島さんで、このドラマの内容は物議を醸し騒動に発展してしまいましたが、全9話の期間平均視聴率は12.8%を記録。
それから2年以上が経ち再び野島さんによる作品に出演し、今度は記録的な大コケをする可能性が出てきているわけですが、今後芦田さんはフジテレビのドラマには出ないというよりも、野島さんによる作品に出ない(出たくない)という事になりそうな気がしますね…。