4月からスタートするドラマ『OUR HOUSE(仮)』(フジテレビ系)で、子役の芦田愛菜さん(11)と、アメリカ出身の女優シャーロット・ケイト・フォックスさん(30)がW主演することが明らかとなりました。
フジテレビは、2013年3月をもって終了した日曜21時のドラマ枠を復活させ、現在19時~21時54分に放送している『日曜ファミリア』枠を20時54分までに短縮。
ドラマ枠復帰第一弾として、ハートフルホームコメディードラマ『OUR HOUSE(仮)』を放送するそうで、脚本は『101回目のプロポーズ』、『ひとつ屋根の下』、『高校教師』など、数多くの人気ドラマを手掛けた脚本家・野島伸司さんが担当し、演出は『ひとつ屋根の下』で野島さんとタッグを組んだ永山耕三さんが担当。
芦田さんとシャーロットさんは初共演で、芦田さんは2014年1月期に放送された『明日、ママがいない』(日本テレビ系)以来の連ドラ主演となっており、初めて中学生役を演じ、2014年度下半期に放送されたNHK連続テレビ小説『マッサン』で初の外国人ヒロインを演じブレークしたシャーロットさんは、民放連続ドラマに出演するのは今回が初となります。
『OUR HOUSE(仮)』は、東京の下町に暮らしている清貧の大家族・伴一家の物語となっており、芦田さん演じる主人公の伴桜子(ばん・さくらこ/12歳)は4人兄弟の2番目の長女で、半年前に母親が病気で他界してから一家の家事全般を一手に引き受け、“鬼軍曹”さながらに厳しく家族に接してきました。
そこへ、人は良いもののどこか抜けている父親の奏太が、シャーロットさん演じる女性アリス・シェパード(30歳)仕事先のアメリカで電撃的に知り合い、交際0日であるものの現地で結婚し、新しい母親として連れて帰ってくる。
桜子は「母親が亡くなってから半年しかたっていないのに、1日も付き合ったことがない外国人と結婚するなんて」と憤慨し、“鬼軍曹”としての実力を余すところなく発揮していき、あの手この手を使ってアリスを追い出すべく、家族全員を巻き込んで様々なバトルを仕掛けていきます。
一方のもう一人の主人公であるアリスは、アメリカ中西部に暮らし、写真家になる夢を持ちながら、アルバイトで食いつなぐ日々にどこか閉塞感を感じていたのですが、ある日、奏太と運命的な出会いを果たし、元々「とある理由」から日本に行きたいと思っていたアリスは「この人が、ここから救い出してくれる救世主かも…」と信じ込み、交際0日でスピード国際結婚、スピード来日を決める。
しかし、奏太は4人の子供を抱える父親で、目の前には個性の強い大家族がおり、「この人が、閉塞感から抜け出せる救世主かもと思ったのに、いきなり4人のママになるなんて」と愕然するのですが、同じ日々の繰り返しに戻りたくないアリスは大家族の母として生き抜く決意を固め、天然で直情型のアリスは家族一人一人と戦いながら、“ラスボス”桜子に果敢に勝負を挑んでいくそうです。
主人公の桜子を演じる芦田さんは、同枠で2011年4月期に放送された『マルモのおきて』で連続ドラマ初主演を果たし、それから数々のドラマや映画、CMに出演する等して活躍し、今回2年ぶりとなる主演ドラマで中学生役を演じる事に対して、「中学生を演じることができるだろうかという不安もありますが、強がりで負けず嫌いな桜子は、素の私に似ていて、共感するところが多いです。私の憧れのひとつでもあるセーラー服を着られるのも楽しみです。私自身はひとりっ子なので、上にも下にも兄弟がいるのはどんな気分なんだろうと、今からワクワクしています」とコメント。
もう一人の主人公・アリスを演じるシャーロットさんは、『マッサン』以来の連ドラ出演で、今回初めて民放の連ドラに出演することが決定し、「出演が決まった時は、とてもワクワク楽しみな気持ちになりましたが、それと同時に不安になりました。連続ドラマは『マッサン』以降経験してないですし、本当にできるかなと。」と不安を吐露しながらも、「でも私自身新しいことに、新しい作品にチャレンジしたいという強い思いがありましたので、頑張って絶対にいい作品にしたい」と意欲を語っています。
そして、このドラマに対するネット上の反応を見てみると、
- 子役は成長という問題が起きるな…芦田愛菜もマルモの時は幼くて可愛かったけど今は役柄とか色々難しそう…
- ドラマの内容より、まずキャストから考えてる感がハンパないのが、フジクオリティ
- 芦田愛菜って一番求められた時期にあんま出なくなって、最近慌てていろんな番組に出てる感じ。学業とか安売りしたく無いとか色々とあったんだろうけどね、今じゃない感がある…
- シャーロットの演技は気になるけどさ、もうフジのドラマは完璧に終わってるから期待できないな
- なんでTBSのドラマ枠にぶつけるの?月9の脚本に力を入れるとかもっと方法あるだろうに
- 芦田愛菜ちゃん可愛かったけど、もう昔の話かな…。今も演技は上手いけど芝居感が凄いし、大きくなって何か普通になっちゃった。旬は終えたかな。芦田愛菜とシャーロットで視聴率とかフジの感覚終わってる
- 初めは話題性で視聴率上がるかもしれないけど結局TBSに視聴率持っていかれて長続きしなそう
などのコメントが寄せられています。
芦田さんと阿部サダヲさんが主演の『マルモのおきて』は最終回の平均視聴率が23.9%、全11話の期間平均視聴率は15.8%とまずまずの数字を記録し、シャーロットさんがヒロインを務めた『マッサン』も好視聴率を獲得しており、日曜ドラマ枠復帰第1弾の視聴率には期待したいところですが、フジテレビのドラマはキャスティング重視で、内容がイマイチということが多いことから、初回がピークで徐々に下がっていくという展開になりそうな気がしてなりませんね。
そして、ネット上では芦田さんのピークが過ぎてしまったことなどを指摘する声が多く上がっているのですが、2014年9月に3年ぶりに放送された『マルモのおきて』スペシャルの平均視聴率は12.9%と、2011年10月に放送されたスペシャルドラマが記録した16.7%から3.8%ダウンしており、その後出演したドラマも特別高い数字を記録しているわけではありません。
また、日曜日の21時台は日本テレビ系で人気バラエティ番組『行列のできる法律相談所』、TBS系では同じくドラマが放送されており、視聴率獲得はかなり難しいのですが、果たしてどれほどの数字を獲得できるのかに注目したいですね。