芦田愛菜が24時間テレビのスペシャルドラマ48主演、黒柳徹子の学生時代を演じる。

2025年7月23日（水）12:05

芦田愛菜と黒柳徹子

8月30・31日放送の『24時間テレビ48 愛は地球を救う』（日本テレビ系）で、黒柳徹子さん(91)が1989年に出版のエッセイ集『トットの欠落帖』を原案としたスペシャルドラマが放送され、女優・タレントの芦田愛菜さん(21)が主演することが発表されました。

ドラマでは、黒柳徹子さんがNHK専属女優になるまでの青春時代が描かれ、物語は戦後の1946年からスタートし、「ADHD（注意欠陥・多動性障害）」や「LD（学習障害）」といった発達障害の特徴がみられた黒柳さんは幼少期から落ち着きがなく、興味があることに夢中になってしまうと周りが全く見えなくなり、学生時代も数多くのハプニングを起こしていたといいます。

＜↓の画像は、学生時代の黒柳徹子さんの写真＞
黒柳徹子が学生時代

そうした中でも、『新交響楽団』（NHK交響楽団の前身）のコンサートマスターも務めたバイオリニストの父親・黒柳守綱さんから受けた「神様はどんな人間にも必ず、飛び抜けた才能を1つ与えてくださっている」という言葉を信じ、何か1つでも自分だけの才能を見つけようと様々なことに挑戦していったそうです。

＜↓の画像は、黒柳徹子さんの両親＞
黒柳徹子の父親と母親

なりたい自分探しをしていた中で、「自分の子供に人形劇や、絵本の読み聞かせを上手にできるお母さんになろう」「ひょっとしたら絵本の読み方も教えてくれるかもしれない」と考え、NHK専属の劇団『NHK放送劇団』に応募し、約6,000人の応募者の中から13人の劇団員の1人に選ばれ、1953年にテレビ女優の第1号としてデビューを果たすのですが、様々な挫折や失敗を繰り返しながらも、諦めずに夢を実現させた半生をドラマで描くといいます。

＜↓の画像は、デビュー当時の黒柳徹子さんの写真＞
黒柳徹子がNHK専属女優デビュー当時

ドラマの制作に対して黒柳徹子さんは、「これまで描かれたことのなかった私の女学校時代や音楽学校時代がドラマになるなんて、すごくワクワクします。日本はまだ戦後、そんなに年月の経っていない時代でしたが、私はたくさんの夢や希望を抱えて過ごした日々でした。同時にたくさん失敗やしくじりもした気がします。だから、ちょっと見るのがこわい気もしますが、今からとても楽しみです。」と期待を寄せています。

主演に抜擢された芦田愛菜さんは、「常に一生懸命で、色々なことに興味を持ち突き進む黒柳徹子さんを、知れば知るほどその姿が時には美しく愛おしく、とても魅力的に感じました。そんな徹子さんを理解し、それを笑ったりせず認めてくれるお母さまや周りの人たちの温かさも徹子さんをより一層魅力的にしてきたのではないかと思います。脚本を読ませていただき、私自身も夢に一生懸命でありたい、そして他者を理解し受け止められる自分でありたいと思いました。見ている方々も温かい気持ちになっていただけたらうれしいです。」とコメントしています。

そして、『トットの欠落帖』のドラマ化や芦田愛菜さんの主演起用に対してネット上では、

愛菜ちゃん主演ドラマなんて楽しみでしかない　徹子の部屋で小さい時から何度も顔合わせしてる徹子さんのドラマを愛菜ちゃんがどう演じるのかワクワク
黒柳さんて物凄く早口じゃなかった？早口で芦田愛菜さんも喋るのか！？
芦田愛菜は大好きだからこれだけは観るかな。24時間テレビの他の番組は観ないけど。
落ち着いた芦田愛菜さんが、落ち着かないトットちゃんをやるというイメージが全く沸かないんだけど、演技派だから多分上手くやるんだろう
テレ朝の帯ドラマ「トットちゃん」で清野菜名が学校時代を演じていたが、そこで描かれなかったエピソード追加とかあるのかな。
清野菜名、両親役の松下奈緒と山本耕史ほか良かったし、面白かった。
黒柳徹子役は、満島ひかりが凄すぎただけに比較される。芦田愛菜の演技力も凄いが黒柳徹子に見えるだろうか

などの声が上がっています。

黒柳徹子さんの著書はこれまでに何度も映像化されており、代表作『窓際のトットちゃん』の実写ドラマ『トットちゃん！』（テレビ朝日系）では清野菜名さん、『トットひとり』と『トットチャンネル』を原作としたドラマ『トットてれび』（NHK）では満島ひかりさん、『トットチャンネル』の実写映画では斉藤由貴さんが黒柳徹子さん役を演じました。

2年前には『窓際のトットちゃん』がアニメ化されるほどで、過去に黒柳徹子さん役を演じた3人がレビュートークをしています。

アニメ映画『窓際のトットちゃん』レビュートーク動画