お笑いコンビ・ピースの又吉直樹さんと共に今年の7月に芥川賞を受賞して注目を集めている作家の羽田圭介さん(30)が3日、バラエティ番組『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)に出演し、テレビ番組の出演料などを明かしました。
羽田さんは芥川賞受賞後にテレビ番組の仕事が激増したといい、今年1~6月のテレビ番組出演数は0本だったものの、芥川賞受賞後の7~12月は76本にのぼったそうです。
羽田さんは当初、本の宣伝のために5本ぐらいの番組に出演するばいいかと思っていたものの、番組の放送翌日に本の売上データを見ても伸びがなかったため、「ギャラで稼ぐしかない」と考えるようになったといいます。
そこで番組MCのダウンタウン・浜田雅功さんから「テレビのギャラは?」と聞かれると、羽田さんは「苦労して小説を書いて。200枚書いて僕の原稿料で80万円ぐらい。3、4本テレビで収録すればそのくらい稼げる」とあっさりと告白し、これに対して松本人志さんは「羽田さん、もうちょっと包み隠してもらっていいですか」とツッコミを入れていました。
ちなみに、芥川賞を受賞した『スクラップ・アンド・ビルド』の現時点での印税は約2200万円だといい、芥川賞の賞金100万円は何かしらに使わなきゃと考え、ドルに変えたとのことです。
そして、これに対してネット上で反応を見てみると、
これにネットでは、
- 芥川作家というだけで1回出て20万とは凄いな、でも松本と浜田の1本当たりのギャラの方が気になる。
- テレビに出るってリスクがあることだとは思うけどちょっとしゃべって数十万稼げたら本を書くのが嫌になるなwまあ、本を書いたからテレビに出られたわけで、やっぱり本を書くしかないんだろうけど。蛭子さんがマンガ描くよりテレビに出た方が楽に稼げるって良く言ってるよなw
- 今の内に稼げるだけ稼いでおこうという算段かな
などのコメントが寄せられていました。
又吉さんの『火花』は累計発行部数が240万部という驚異的な数字を記録している一方、『スクラップ・アンド・ビルド』は9月中旬の時点で16万部と大きな差を付けられてしまっているのですが、それでも現時点で2000万円以上の印税が入り、さらにはテレビ番組に出演して相当稼いでいるようなので、受賞前と受賞後では生活に大きな変化が生まれたでしょうね。
羽田さんは独特のキャラをしていることからバラエティ向けで、これからさらに番組からオファーが来ると思われますので、恐らく印税収入以上のギャラを手にれることが出来るかと思いますが、作家活動も頑張ってほしいと思います。