TBS系で中継の『世界陸上(世界陸上競技選手権大会)』で、2022年まで番組の司会を務めていた俳優・織田裕二さんが、来年9月開催の東京大会のスペシャルアンバサダーに就任したことが発表されました。
織田裕二さんは1997年~2022年にかけて13大会連続で、元フジテレビでフリーの中井美穂アナウンサーとのコンビで中継番組の司会を務め、番組のテーマソング『All my treasures』も手掛けていました。
<↓の画像が、TBS『世界陸上』で長年司会を務めた織田裕二さんと中井美穂アナの写真>
織田裕二さんは世界陸上で、「地球に生まれてよかったー!」「なにやってんだよ、タメ~」「8位の走りとは思えなかったですね。5位、6位の走り」「ベルリンでは早くも記録の壁が崩壊しました」など数多くの“名言”を残し、中継での熱い言動などが多くの視聴者から支持されていました。
しかし、2022年をもって織田裕二さんと中井美穂さんは番組を降板となり、昨年の大会からTBSの江藤愛アナウンサーと石井大裕アナウンサーが司会、元マラソン選手・高橋尚子さんがスペシャルキャスターを担当し、加えてテーマソングも変更と大幅リニューアルされました。
これに対して視聴者からは不満の声が噴出し、織田裕二さんの復帰を望む声が上がっていたのですが、来年9月13~21日に開催の『東京2025世界陸上』に“スペシャルアンバサダー”として携わることが明らかになりました。
織田裕二さんのスペシャルアンバサダー就任は『東京世界陸上財団』が発表し、他にアスリートアンバサダーには、パリ五輪の女子やり投げ・金メダリストの北口榛花選手、男子100mのサニブラウン選手、マラソンの田中希実選手、女子100mハードルの寺田明日香選手、男子走幅跳の橋岡優輝選手が就任しています。
スペシャルアンバサダーに起用された織田裕二さんはコメントを発表し、「1997年から25年間、番組のメインキャスターとして携わってきた“かけがえのないイベント”でもある世界陸上に、しかも34年ぶりとなる地元・東京大会に、アンバサダーとしてかかわることになり大変うれしく思っています! 開幕まで1年を切り、すでにワクワクしています。キャスターとして世界中のスタジアムで見て、感じて、興奮したり、驚いたりした経験を生かして、満員の国立競技場から熱く、皆様と一緒に盛り上げていきたいと思います。そして、何よりも未来の子どもたちにとって、レガシーとして心に残る大会になることを期待しています。」
としています。
中継番組の司会復帰ではないものの、織田裕二さんが『東京2025世界陸上』のスペシャルアンバサダーを務めることに対してネット上では、
- アンバサダーにするくらいなら、現場に戻した方が織田さんはより生き生きすると思う
- やっぱ世界陸上には織田裕二よ。あんな楽しそうに競技を伝えてくれる人はなかなかいない。
- アンバサダー? どうせならキャスターに戻ってほしい! やっぱり織田さんじゃないと盛り上がらない
- 織田裕二さんが興奮して名言を残す姿をまた見たい
- 要は織田裕二が関わらなかった前回大会があまり評判が良くなかったんでしょ
スペシャル何ちゃらなんて勿体つけないで、キャスターとして戻せばいいのに
などの声が上がっています。
織田裕二さんは世界陸上の中継番組の顔的存在で、普段とは異なりハイテンションで熱く大会の模様を伝える姿が視聴者の注目を集め、織田さんをきっかけに世界陸上を見るようになったという人も多くいます。
そうしたこともあり、2022年には「陸上の認知度向上に貢献した」として、『日本陸上競技連盟(日本陸連)』による「アスレティックス・アワード」で中井美穂アナと共に特別賞を受賞しています。
そして、司会降板から2大会ぶりに世界陸上に携わることになり、スペシャルアンバサダーとして大会のイベントに出席したり、情報発信をしていくようです。
これは大会のチケットを売るための話題作りとも考えられますが、スペシャルアンバサダーという形でも世界陸上に復帰となったのは嬉しいですし、是非ともまた中継番組にも出演して熱く大会の模様を伝えてほしいです。