テレビ朝日と東映が制作を手掛けるドラマ枠「木曜ミステリー」(木曜20時)が、15日に最終回を迎えた上川隆也さん(57)主演『遺留捜査 第7シーズン』の放送をもって23年の歴史に幕を閉じ、10月から火曜21時台にドラマ枠が新設されます。
この枠では10月期に、木曜ミステリー枠の看板ドラマだった沢口靖子さん(57)主演の『科捜研の女 2022』が放送され、それに続いて来年1月期には、吉高由里子さん(34)が主演で、大石静さん(71)が脚本を手掛ける『星降る夜に』の放送が発表されています。
火曜21時のドラマ枠では、幅広い世代の視聴者が楽しめる上質で、濃密な作品を放送するとしているのですが、ニュースサイト『日刊大衆』などによれば、この枠は若者向けのドラマを放送し、各テレビ局がいま最重要視しているコア層(13~49歳の男女)の視聴率アップを目指していくようです。
日刊大衆が入手した情報によれば、来年7月期には女優・伊藤沙莉さん(28)主演のドラマが放送予定といい、2番手で俳優・織田裕二さん(54)の名前が挙げられているそうです。
<↓の画像は、来年共演予定と噂の伊藤沙莉さん、織田裕二さんの写真>
織田裕二さんは、1991年1月期放送のドラマ『東京ラブストーリー』(フジテレビ系)が大ヒットして以降、30年以上にわたってドラマ・映画では主演以外を務めたことはありません。
また、1987年のデビュー以降、テレビ朝日のドラマには一度も出演したことがないのですが、2番手でテレビ朝日のドラマ出演が内定した背景について芸能プロダクション関係者は、「54歳ですから、さすがに若年層の数字、コア視聴率は持っていない。そして主演俳優も厳しくなってきたということもあり、テレ朝の、しかも2番手役を引き受けることになったということなのかもしれません。織田さんサイドにとっては俳優としての新たな第一歩ということかもしれませんが、やはり業界的には“格落ち”と見るむきもあります」
と語っています。
気になるドラマの内容は、伊藤沙莉さん演じる主人公が、難事件を解決に導いてくというストーリーだそうで、織田裕二さんが演じる役どころについて前出の芸能プロ関係者は、「伊藤さんを支える上司役、もしくはラスボス的なポジションで出演することになるのではないでしょうか。」
と推測しています。
日刊大衆はこのように報じているのですが、織田裕二さんと言えば、1997年からメインキャスターを務めていた『世界陸上』(TBS系)のメインキャスターを降板し、大きな仕事を失いました。
これにより織田裕二さんが出演の番組は、MCを務める科学番組『ヒューマニエンス~40億年のたくらみ~』(NHK BSプレミアム 火曜22時)のみとなりました。
織田裕二さんの連ドラ出演は、2020年4月期放送の『SUITS/スーツ2』(フジテレビ系)が最後となっており、7月には週刊誌『フライデー』のWeb版『フライデーデジタル』が、今後は俳優業をセーブしてタレント業にシフトチェンジするとの噂を伝えていました。
その理由についてフライデーデジタルは、視聴率にこだわるテレビドラマのあり方に疑問を抱くようになったことや、コロナ禍の撮影にも限界を感じ、今後はタレント業に専念することを視野に入れ、さらに情報番組のMCも狙っていくのではないかとしていました。
こうした報道も出る中でNHKが8月に、織田裕二さん主演の社会派刑事ドラマ『ガラパゴス』(NHK BSプレミアム 90分・全2回)を来年放送予定であることを発表しています。
ちなみに、このドラマには桜庭ななみさん、満島真之介さん、高嶋政宏さん、東幹久さん、野間口徹さん、戸田菜穂さん、伊藤英明さん、鶴見辰吾さん、泉里香さん等が出演します。
来年にはさらに、伊藤沙莉さんが主演の連ドラにも出演するそうで、現時点では具体的な内容や役柄などは不明ながら、演技に定評のある伊藤さんとどういった掛け合いを見せてくれるのか楽しみですね。
織田裕二さんのファンからは、やはり本業での活躍を望む声が多く上がっていて、堅い役だけでなく『踊る大捜査線』シリーズで演じたような軽い感じのキャラも見たいとの要望もありますが、3年ぶりとなる連ドラでは、どのようなキャラを演じるのかにも注目したいです。