2008年10月に肺ガンによって亡くなった緒形拳さん(享年71)の孫で、俳優・緒形直人さん(50)と女優・仙道敦子さん(48)夫妻の長男・緒方敦さん(21)が、15日からスタートする役所広司さん主演ドラマ『陸王』(TBS系 日曜21時)に出演し、俳優デビューを果たすことが明らかになりました。
15日付の『サンケイスポーツ』などが報じている記事によると、芸能一家の家系に誕生した緒方敦さんは、高校時代にアメリカに単身留学し、現地の大学に合格したものの、「進路を考えたときに、本気でやりたいと思ったのが俳優だった」ことから日本に帰国。
<↓の画像が、『陸王』で俳優デビューする緒方敦さんの写真>
その後、大手芸能事務所『スターダストプロモーション』のオーディションを出自を明かさずに受け、それから1年のレッスンを経て俳優デビューすることが決定したといいます。
ちなみに、父親の緒形直人さんは劇団の先輩だった西田敏行さん所属の『オフィスコバック』に所属し、母親の仙道敦子さんは現在も『研音』に所属しているものの、芸能活動を休止状態になっています。
<↓の画像左から祖父・緒形拳さん、父・緒形直人さん、母・仙道敦子さん>
緒方敦さんのデビュー作となる『陸王』は、『半沢直樹』や『下町ロケット』などの作品で有名なベストセラー作家・池井戸潤さんの同名小説をドラマ化したもので、創業100年以上続く老舗の足袋(たび)製造会社「こはぜ屋」の4代目社長・宮沢紘一(役所広司さん)が、会社の存続をかけて足袋の製造で培った技術を活かし、裸足感覚のランニングシューズ開発に挑戦する姿を描いた企業再生物語となっています。
出演者は役所広司さんの他、山崎賢人さん、竹内涼真さん、上白石萌音さん、風間俊介さん、音尾琢真さん、和田正人さん、佐野岳さん、馬場徹さん、阿川佐和子さん、小籔千豊さん、志賀廣太郎さん、光石研さん、檀ふみさん、キムラ緑子さん、市川右團次さん、ピエール瀧さん、寺尾聰さんなど、豪華俳優陣が顔を揃えています。
<15日スタートの新ドラマ『陸王』>
緒方敦さんが演じるのは、山崎賢人さん演じる宮沢紘一社長の息子・宮沢大地の同級生・広樹役で、大地が心を許せる友人の1人という役どころとなっています。
<↓の画像が、『陸王』出演の緒方敦さん、山崎賢人さんの写真>
俳優デビューが決まった緒方敦さんは、「初めてドラマに出演させて頂くのですが、僕がやるべきことは、何事にも本気で、全力で挑戦するのみと思っています。ひとつひとつのシーンに全てを懸けて、力を入れて取り組んでいるつもりです」「両親、祖父と同じ道を進むことは覚悟がいることでしたが、このような環境の中で育ったことにとても感謝し、僕も全力で俳優として頑張りたいと思います」と意気込みを語っています。
また、英語が堪能なことから将来的に「ハリウッドにも挑戦したい」と大きな夢も明かしています。
そんな緒方敦さんに対してネット上では、
- よく二世が、素性を証さずオーディション受けて合格。その後、じっくり誰それの息子娘やったとか聞くが、実際のところほんまかなぁ思う。
- それほどイケメンではないと思うけど、さすがに雰囲気はあるね
- パッと見た感じ、吉岡秀隆のような雰囲気がある。
- あの二人に大きな子どもがいたのにビックリ 時が経つの早いね
- 七光りの強烈コネ的なキャスティングだな…
- 祖父も父もイケメンの部類ではない。個性が強く、演技力で勝負してきた人。しっかり演技を勉強して力をつけていけば、七光りとは呼ばれなくなる。
- また、二世三世ですか? いい加減ウンザリ。
- 不思議な雰囲気…演技力があれば変わった役とか結構仕事がくるかも?もしヘタだったら…
- 高校時代に海外留学、出自を隠してスターダストにって、典型的な二世タレントのパターンだな。出自を隠してもな、履歴書を提出してるんだから緒形直人の息子ってすぐにわかるやん。それと海外留学しのちに芸能界入りした奴って、留学中にクスリ覚えること多いから清水良太郎みたいにならないことを祈る。
- もう食傷気味だわ、こういう2世3世が、素性隠して実力でーみたいなやつ。テレビの視聴者層は騙されるような人たちだけど、まあ大嘘だし、素行が悪い方が多くて、逆の方が少ないから。クスリで捕まらないといいね。
- 事務所に入ったのはオーディションなのかもしれないが、ドラマの役は名前で貰ったのでは?結局、2世3世はスタートが違う。だから考えが甘いのかなぁ?ぼぼ無名の若手俳優がゴールデンドラマで役が貰えるなんてよっぽど努力しなくちゃならないのに…
などのコメントが寄せられています。
数多くの人気俳優・女優が所属する『スターダストプロモーション』に入り、1年のレッスンを受けて今季注目の『陸王』に出演という押されぶりから、やはりネット上では批判が殺到している状況です。
緒方敦さんと同様に、祖父が三國連太郎さん(享年90)、父親が佐藤浩市さん(56)、母親が舞台女優の広田亜矢子さんという芸能一家に誕生した寛一郎さん(かんいちろう 21歳)が今年俳優デビューを果たしており、デビュー早々から7月公開の映画『心が叫びたがってるんだ。』、9月公開の『ナミヤ雑貨店の奇蹟』、来年公開の『菊とギロチン』に出演するなど厚遇を受けています。
また、2014年に解散したロックバンド『THE BOOM』のボーカル・宮沢和史さん(51)の長男・宮沢氷魚さん(ひお 23歳)は、2015年から大手芸能事務所『レプロエンタテインメント』に所属し、同年の「第30回MEN’S NON-NO専属モデルオーディション」でグランプリを受賞、13日からスタートのドラマ『コウノドリ 第2シリーズ』(TBS系 金曜22時)で俳優デビューを果たしています。
その他にも、タレントのヒロミさん(52)と松本伊代さん(52)夫妻の長男・俳優の小園凌央さん(こぞの・りょう 22歳)、写真家・関口照生さん(78)と女優・竹下景子さん(64)夫妻の次男・関口アナムさん(29)も数年前に俳優デビューを果たし、舞台やドラマなどに出演しています。
2世・3世タレントは、他の新人タレントと扱いが違うというケースが多く、デビュー早々から様々な映画やドラマに出演しているのですが、親が偉大だったとしても新人であることには変わりなく、特別扱いすることで世間からは厳しい目を向けられます。
しかし、演技さえ良ければ世間の評価も少しずつ変わっていくので、これからの成長と活躍に期待したいですね。