今年2013年1月6日から放送がスタートしたNHK大河ドラマの第52作目となる『八重の桜』が、昨日15日に全50話の最終回を迎え、その視聴率が関東地区で16・6%だったと発表されました。
このドラマの主人公である新島八重役を演じたのは、好感度が高い人気女優の綾瀬はるか(28)さん。
東日本大震災が2011年3月11日に発生したことを受け、当初は別の作品を計画していましたが、急遽福島県会津出身の新島八重さんの生涯を描いた作品に変えられ話題になりました。
しかし初回の視聴率こそ21.4%を記録し好調なスタートを切ったものの、2話目以降から徐々に数字を落としていき、15%前後の数字に推移していきました。
そして第44話では平均視聴率10.0%を記録し、2桁ギリギリに。
年間の全話平均は14・6%で、現行の視聴率算出方式となった89年以降の大河ドラマでは3番目に低い数字となってしまいました。
なお旧算出方式の88年以前で年間15%を割ったのは68年「竜馬がゆく」(14・5%)の1作品のみ。
【大河ドラマ/年間平均・トップ5】
87年「独眼竜政宗」(渡辺謙)……………39・7%
88年「武田信玄」(中井貴一)……………39・2%
89年「春日局」(大原麗子)………………32・4%
64年「赤穂浪士」(長谷川一夫)…………31・9%
81年「おんな太閤記」(佐久間良子)……31・8%
【2000年以降の年間平均】
00年「葵徳川三代」(津川雅彦)…………18・5%
01年「北条時宗」(和泉元彌)……………18・5%
02年「利家とまつ」(唐沢寿明)…………22・1%
03年「武蔵」(市川新之助)………………16・7%
04年「新選組!」(香取慎吾)……………17・4%
05年「義経」(滝沢秀明)…………………19・5%
06年「功名が辻」(仲間由紀恵)…………20・9%
07年「風林火山」(内野聖陽)……………18・7%
08年「篤姫」(宮崎あおい)………………24・5%
09年「天地人」(妻夫木聡)………………21・2%
10年「龍馬伝」(福山雅治)………………18・7%
11年「江・姫たちの戦国」(上野樹里)…17・7%
12年「平清盛」(松山ケンイチ)…………12・0%
これにネットでは、
「八重主人公じゃなければ面白かった」
「宣伝しすぎなんだよ。普通に嫌になったわ」
「一年持たせるのは難しい題材だろ。いっそ綾瀬が沖田総司とかぶっとんだファンタジーやった方がうける」
「もう大河半年にした方がいいと思う。基礎的な視聴率が減ってるから下手すると一桁大河が出る可能性がある。半年だとマイナーな人物も主役に出来るし」
「でも民放のクソドラマに比べたらはるかにマシだろwww」
などのコメントがありました。
やはり1年間放送し全50話となると、いくらキャスティングが豪華でも脚本がしっかりしていないと継続しての視聴率獲得は難しいですね。
昨日15日に同じく最終回を迎えた、SMAPの木村拓哉さんが主演のドラマ『安藤ロイド』(TBS系)も、最終回の視聴率は12.6%となっており、こちらも大コケしてしまっています。
このドラマも、キャスティングは豪華で放送前は話題になりましたが、結局それだけのドラマでしたね。
来年1月5日より、V6の岡田准一さんが主演のNHK大河ドラマ『軍師官兵衛(ぐんしかんべえ)』の放送がスタートします。
ジャニーズの岡田さんが主演と言うことで数字が期待されていますが、果たしてどうなるでしょうかね。
黒歴史になってしまうような酷いドラマでなければいいんですけどね…。