綾瀬はるかさん(31)と斎藤工さん(34)が共演している映画『高台家の人々』が4日より公開されたのですが、期待を裏切る微妙なスタートとなっており、一部では大コケだと報じられています。
綾瀬さんの主演映画は、昨年6月に公開され『第39回日本アカデミー賞最優秀作品賞』を受賞した『海街diary』以来1年ぶりとなっており、公開前からそれなりに注目を集めていたのですが、公開2日間(4・5日)の映画ランキングが6日に発表され、4週連続1位を獲得していたディズニー映画『ズートピア』、公開初日に1位を記録し、公開から5日で興行収入が7億円を突破している『デッドプール』を押しのけて1位を獲得したのは、『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』でした。
同作は、『図書館戦争シリーズ』などで知られる人気女性作家・有川浩さんの恋愛小説を映画化した作品で、高畑充希さんと三代目 J Soul Brothers/EXILEの岩田剛典さんがW主演を務めています。
<高畑さんと岩田さんW主演の映画『植物図鑑』>
『高台家の人々』と同じく4日から全国307スクリーンで公開され、2日間の動員数は26万4270人、興行収入は3億4204万0700円と好スタートを切っており、最終的な興行収入は20億円は見込めると言われています。
次いで2位には『ズートピア』、3位には『デッドプール』がランクインし、4位にランクインしていたのは、5月28日より公開の山崎賢人さんと二階堂ふみさんが共演の『オオカミ少女と黒王子』、次いで5位にランクインしているのが『高台家の人々』。
『高台家の人々』は、仲間由紀恵さんが主演でドラマ化された『ごくせん』シリーズ、多部未華子さん主演でドラマ化された『デカワンコ』などの原作者で漫画家の森本梢子さんによる人気漫画が原作です。
<綾瀬はるかさん主演の映画『高台家の人々』>
『第6回ananマンガ大賞』で準大賞を受賞しているほか、雑誌『エンタミクス』の「第5回NEXTブレイク漫画ランキング BEST50」では1位を獲得している人気作品。
綾瀬さんと斎藤さんが本格共演するのは今作が初で、人気ラブコメ漫画が原作ということから注目を集めていましたが、全国308スクリーンで公開され、2日間の動員数は7万5946人と10万人に届かず、興行収入は1億0020万3000円とギリギリ1億円に届いたという残念なスタートで、興行収入5億円超えが当面の目標になると言われており、これに対して「正直言って、この数字は大コケ」と言われており、ネット上には公開初日に「映画館がガラガラ」といった報告も。
また、映画を見た原作のファンからは「原作のエピソードを強引に詰め込んだくせに、話は薄い」、「原作とあまりにもかけ離れた主人公のキャラ設定と脚本」などと批判されており、作品を評価する声も上がってはいるものの、多くが原作のほうが面白いという声で、実写映画化は失敗だったのかもしれません。
そして、ネット上では綾瀬さんのオワコン説が浮上しているようで、その理由というのは『高台家の人々』はラブコメディで、綾瀬さんが演じたのは天然キャラで本人と似たようなタイプの女性と、まさに適役だったにも関わらずこのような結果に終わってしまったからで、かつてはそのキャラクターを含めて多くの方に愛されていましたが、「31歳で天然キャラっていうのもキツイ」といった厳しい声も上がってり、今回作品中で演じた役柄について世間は飽々している気配もあるといいます。
<内気な性格で趣味・特技が妄想という地味で冴えないOL・平野木絵を演じている綾瀬はるかさん>
さらに、綾瀬さんはこれまで主演作はヒットしてきたというイメージがあるものの、映画については大コケを連発しており、2012年公開の『映画 ひみつのアッコちゃん』は興収5.6億円、2013年の『リアル ~完全なる首長竜の日~』は4.2億円、2014年の『万能鑑定士Q ‐モナ・リザの瞳‐』は6億円という結果で、昨年公開の『海街diary』はヒットとなりましたが、この作品は姉妹を演じた長澤まさみさん、夏帆さん、広瀬すずさんの4人が主演という形で、再び単独主演作でこのような低空スタートとなったため、“大コケ女優”と揶揄される可能性もあるという声も。
映画は大コケしているものの、これまではドラマで好視聴率を獲得してきたこともあり、現在のポジションをキープして来ましたが、今年1月期放送の『わたしを離さないで』(TBS系)は、内容が暗いということもありますが初回平均視聴率が6.2%、その後も6~7%で推移して全10話の期間平均が6.8%。
ついに今年からNHKでスタートした『放送90年 大河ファンタジー 「精霊の守り人」』(土曜21時~同58分)の初回平均視聴率は11.7%を記録したものの、第2回は10.3%、第3回は7.1%、第4回は7.4%と1ケタ台に早くも突入しています。
このような結果からネット上では、「若手女優に負けてる。完全に綾瀬の時代は終わったよ」「もう主演映画の大コケ記録を伸ばすことしか期待できない」といった厳しい声も。
ドラマの視聴率が悪いのも、映画の動員数が伸びないのも、綾瀬さんだけに原因があるわけではなく、脚本や演出にもあることから、綾瀬さんはオワコンだとは言いきれないのですが、以前ほどの数字は持っていないというのは最近出演した作品の結果を見るとよく分かりますし、綾瀬さんに対して厳しいコメントを寄せる方が増えているなというのは感じますね。
これも時代の流れということだと思いますが、所属事務所の『ホリプロ』も黙ってそれを見ているわけではないと思いますので、綾瀬さんの人気が回復するようにどのような手を打ってくるのかに注目したいですね。