女優の綾瀬はるかさん(30)が来年6月に公開予定の映画『高台(こうだい)家の人々』で主演を務める事が明らかとなりました。
『高台家の人々』は、『デカワンコ』や『ごくせん』などの作品で知られる漫画家・森本梢子さん原作の人気コミックを実写化したもので、女性向け月刊漫画雑誌『YOU』で連載されており、内気な性格で趣味・特技が妄想という地味で冴えないOL・平野木絵と、木絵の妄想を読み取るテレパシー能力を持つ名家出身のイケメンエリートサラリーマン・高台光正が出会い、巻き起こる奇想天外のラブコメディー。
木絵の恋人である光正役を演じるのは人気俳優の斎藤工さんで、光正と同じくテレパシー能力を持つ妹で高台家の長女・茂子役は水原希子さん、次男の和正役を間宮祥太朗さん、母親の由布子役は大地真央さん、父親の茂正Jr.(通称:マサオ)役は市村正親さんが演じます。
<↓の画像左から、水原希子さん、間宮祥太朗さん、大地真央さん、市村正親さん>
監督を務めるのは、『ショムニ』シリーズや『謎解きはディナーのあとで』などを手掛けた土方政人監督、脚本は『ナースのお仕事』シリーズ、映画『電車男』や『ヘルタースケルター』などの作品を手掛けた金子ありささんが担当します。
映画では、物語の核となる木絵の妄想を忠実に再現しているといい、光正は王子様や探偵、騎兵隊などに変身し、斎藤さんは10パターン以上の姿を披露するとのこと。
主演を務める綾瀬さんは、「よく妄想するところは木絵ちゃんと似てます。友だちに妄想話をすると気持ち悪がられます!ヘンテコな妄想と特殊な能力を持った男女が織り成すコミカルなラブストーリーをお届けできたらと思ってます。」と意欲を語り、恋人役の斎藤さんとは2013年放送のNHK大河ドラマ『八重の桜』で共演しているものの、共演シーンはほとんどなく本格共演するのは初めてとなるようですが、「大河ドラマで共演して以来で、今度はガラッと変わってラブコメです。斎藤さんは穏やかな方で、撮影の合間の待ち時間には私のおしゃべりにつきあって頂いたりして、楽しく撮影しています」とコメントしています。
一方の斎藤さんは、「光正さんは全てが私とは程遠いスマートなキャラクターですが、光正の持つ闇の部分など、内側からつながっていこうと思います。また、本作の肝であるテレパスは、SNS主体の現代にどこか当てはまると思いました。皆が本音を取り繕い、感情を整え真実が見つけづらい時代だからこそ、この作品に必然性を感じます」とコメント。
また、原作者の森本さんは、「きゃ──────────!!と、叫んでしまいましたよ。綾瀬はるかさんと斎藤工さん!! 素敵!! 大、大好きな、お二人です。『でも、見た目平凡で目立たない木絵がそんなに綺麗で良いのか!? でも、でも、綾瀬さんのにじみ出る人柄の良さや、ちょっと、ぽ──っとした(あ、ごめんなさい)感じはぴったりなのか!!』などと、一人で興奮しています。」と喜びをあわらにし、「めちゃくちゃかわいい木絵とよだれが出そうな(あ、ごめんなさい)魅力的でカッコイイ光正さん! そして麗しい三兄姉弟と、ゴージャスなご両親!!そして、そして、妄想はいったい…!? あ──早く観たいです!!」と話しており、映画の完成を心待ちにしている様子です。
そして、ネット上での反応を見てみると、
- もう実写化はやめて欲しいなぁ。せめて、木絵は多部未華子ちゃんが良かったかも!
- 原作好きだし、映像化も向いてるとは思うけど、木絵が綾瀬はるかって別な話になっちゃう気しかしない
- 木絵は原作だと、ポッチャリで地味だからなあ。ちょっと綾瀬は違う気がするなあ。
- 木絵はなんとなく綾瀬はるかはわかるけど、光正は斉藤工じゃじゃない気がする。原作はイギリス系のハーフだけど斉藤工だとアジアな感じが…
- 水原希子さんは進撃の巨人で演技が不評だったらもう女優は辞めるって言ってたのにな
- 漫画は大好きだけど、光正さまが斎藤工って。。。なんだかイメージが全く違うんだけど。駄作になりそうな予感しかない。
- いつか映画化かドラマ化されるとは思っていたけれど、木絵ちゃんも光正さんも、イメージが違いすぎるぅぅぅ
- また実写化で原作を汚す気か…綾瀬はるかは、天然なところは木絵に重なるが、イメージは全然違うね。ここでも、水原かぁ…ゴリ推し凄いね(呆)
など、配役に対して批判的なコメントが多く寄せられています。
綾瀬さんは昨年10月期に放送された連続ドラマ『きょうは会社休みます。』で、地味なOLで年齢=彼氏いない歴のこじらせ女子を演じ、『ホタルノヒカリ』(同)ではソツのないOLであるものの、自宅ではゴロゴロと自堕落な生活を送る干物女役を演じて好評を得ており、今回演じる木絵も同じようなタイプの女性でハマリ役なのではないかと思ってしまったのですが、原作のファンの方からするとイメージが違うようで…。
綾瀬さんが主演を務めたドラマはヒット作が多いものの、映画ではイマイチ結果を残せておらず、今年公開された『海街diary』は興行収入が20億円を超えるヒットとなったものの、近年主演を務めた『万能鑑定士Q モナ・リザの瞳』、『リアル~完全なる首長竜の日~』、『ひみつのアッコちゃん』、『おっぱいバレー』は興行収入が5億円近辺となっており、先日公開された三谷幸喜監督による『ギャラクシー街道』も酷評されていたことから、公開前から少し心配になりますね…。