経歴詐称によって活動自粛を発表した経営コンサルタントの“ショーンK”ことショーン・マクアードル川上さん(本名=川上伸一郎 47歳)が19日、J-WAVEのラジオ番組の冒頭で涙ながらに「とてつもないご心配とご迷惑をおかけして心から申し訳なく思っています」などと謝罪しました。
ショーンさんは騒動後すぐにコメントを発表しましたが、肉声でのコメントは今回が初めてとなります。
ショーンさんは同局の『MAKE IT 21』(土曜21時00分~同54分)でナビゲーターを務めていたものの、騒動を受けて番組は打ち切りが決定し、19日は代替として『THE MUSIC SPECIAL -Remembering George Martin-』を放送し、この番組の冒頭でショーンさん自らの口で謝罪しました。
ショーンさんは「リスナーの皆さん、関係者の皆さん、このたびはとてつもない、ご心配とご迷惑をかけて、おわびの言葉が見つかりません。ただただ、心から申し訳なく思っています。何をどのように伝えられても。このたび過ちの原因は私。長らくの休業とメディア活動の停止を決断いたしました」と涙声で謝罪。
その後も泣きじゃくりながら番組への思いや感謝を語り、「本当にありがとう。今回のようなことになっても、たくさんのメッセージをくれる皆さんと、また、いつかお会いできることを信じています。それを勇気にして生きていきます。本当に、本当にごめんなさい。申し訳ありませんでした。ありがとうございました」となどと、涙で声を震わせ、鼻水をすすりながら感謝の気持ちを伝え、今後の活動については未定となっており、「またどこかでお会いできることを楽しみに、それを勇気にして生きていきます」と声を絞り出していました。
- ショーンKさんの謝罪音声(YouTube)
ショーンさんは、16日発売の週刊誌『週刊文春』によって、学歴などの経歴詐称疑惑などを報じられ、この報道を受けて自身の公式サイトで学歴の詐称を認めて「大変な誤解とご迷惑をおかけしました」などと謝罪。
『報道ステーション』(テレビ朝日系)や『情報プレゼンター とくダネ!』(フジテレビ)などでコメンテーターを務め、4月4日からは新番組『ユアタイム~あなたの時間~』(フジテレビ系)でメインキャスターを務めることなどが決定していたものの、ショーンさんはラジオやテレビ、インターネット放送の計6番組に辞退を申し入れていました。
そして、今回の謝罪を受けてネット上では、
- なんかもういい気がする。詐称はあったけど、ここまで来れるのは逆にスゴイわな。
- この人気が小さいんだろうな。声も良いので需要はあると思う。出直してがんばってほしい。
- 経歴や顔面を偽らなくても、あの声と英語力なら十分仕事取れたでしょうに。自分を大きく見せようとしたのが悪かったね。でも別に人を殺したとか麻薬やってたとかとは違うから、しばらくしたらまた頑張れば?需要がないということもないかも
- 経歴を見てコンサルティングを依頼した企業もあるだろうから、そっちの方でイザコザがあるかもね。覚悟した方がいい
- 少なくともこんな事があった後でも自分の口で幕を引いたのは勇気ある行動だったんじゃないかな。
- 高校時代のアルバムや、あだ名を持ち出すのはどうかと思う。それに、ここぞとばかりにあれこれ言う芸能人もくだらん。まあ、嘘ついたのが一番悪いが。
- 本人がヤル気あるならまだまだテレビの需要は十分ある。新キャラで活躍してほしい。頑張れ!
などのコメントが寄せられています。
ショーンさんは『MAKE IT 21』がスタートした2000年10月よりナビゲーターを務めており、経歴詐称という嘘によって番組を失うことになってしまい、さぞショックを受け、自身の過ちを悔いていることでしょうね。
これも全てショーンさんに原因があり、このような騒動になってしまったのは致し方のないことだと思いますし、詐欺行為だ等といった批判が多く寄せられるのも当然だと思うのですが、ショーンさんの知識や人間性、声の良さを高く評価している方はおり、活動の再開を望む声は少なくありません。
今後しばらく表に出る仕事は難しいかもしれないのですが、復帰を期待している方のためにもこれからまた頑張ってほしいと思いますね。
ちなみに、フジテレビは19日に、ショーンさんがメインキャスターを務める予定だった『ユアタイム』の出演者を改めて発表し、ショーンさんの降板によってモデル・タレントの市川紗椰さんが1人でメインキャスターを務めることになりました。
そして、一部スポーツ紙が報じていた国際ジャーナリストのモーリー・ロバートソンさんは、ショーンさんの後任ではなくコメンテーターとして出演するとのことです。