7月放送の『FNS27時間テレビ』(フジテレビ系)で、総合司会を務めた『霜降り明星』の粗品さん(本名=佐々木直人 31歳)が、放送の裏で番組スタッフにブチギレ激怒し、フジテレビサイドが全面謝罪するトラブルが発生していたことを8日発売の週刊誌『週刊文春』が報じています。
週刊文春によれば、粗品さんと番組サイドが大モメしたのは、東野幸治さん(56)と小池栄子さん(43)がMCの『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』と、総合司会を務めた霜降り明星らが出演の『新しいカギ』のコラボコーナーで、罰ゲームの「逆バンジージャンプ」を巡って粗品さんが激怒し、放送の裏では「もう帰るわ!」と言い出すなど前代未聞の騒動に発展していたといいます。
このコーナーでは、ドッキリGPと新しいカギの出演者が、早口言葉などで言いにくいフレーズを言い合いながら、先に噛んでしまったら罰ゲームとして逆バンジージャンプをするという内容となっており、粗品さんは東野幸治さんと対決しました。
<↓の画像が、「ドッキリGP×新しいカギ」で対決した粗品さんと東野幸治さんの写真>
関係者によると、粗品さんは対決直前にCMに入ると声を荒げ、自身がNGとしているバンジージャンプを罰ゲームでやるとは聞いていないと取り乱し、大モメとなっていたそうです。
これに対して現場スタッフは大慌てし、現場の雰囲気が凍りつく中で、先輩の東野幸治さんが空気を読んで不自然に早口言葉を何度も噛み、逆バンジーで飛ばされる流れになっていたといいます。
<↓の画像が、東野幸治さんが逆バンジージャンプをしたシーンの写真>
こうして粗品さんは逆バンジージャンプを回避したものの、粗品さんはかねてから「バンジーNG」をテレビ局サイドに伝えていたため、生放送の番組で逆バンジージャンプをやらせようとした番組サイドへの怒りは収まらない様子だったとのことです。
「ドッキリGP×新しいカギ」企画の終了後には、粗品さんが涙を浮かべながら「もう帰るわ!」と言い放ち、マネージャーやスタッフらが必死に説得し、何とか番組ラストを迎えることが出来たそうです。
芸能関係者によると、番組終了後にフジテレビは、制作にあたって本部スタッフと番組サイドのコミュニケーションが十分に取れていなかったことを反省し、フジテレビが全面的に非を認めて番組スタッフが吉本興業に謝罪したといいます。
週刊文春は真相を確かめるため、吉本興業とフジテレビに事実関係の確認をしたところ、吉本興業からは期日までに回答が得られなかった一方、フジテレビは「当社の演出上の不手際により、出演者の方にご迷惑をお掛けしました。」と、トラブルを認めたとのことです。
過去には相方・せいやさんも冠番組『霜降りバラエティ』(テレビ朝日系)で、高所恐怖症を理由にNGとしていたバンジージャンプに挑戦することになり、昨年放送の『人志松本の酒のツマミになる話』(フジテレビ系)に出演した際には、「こんなの我慢しなきゃいけないんだったら芸人辞めようって。パーンとなって、この世界、もう辞めようかなって」
と芸人引退も考えるほどだったと明かしていました。
<↓の画像は、霜降りバラエティで2度、バンジージャンプに挑戦した霜降り明星・せいやさんの写真>
そして、トラブルが発生した27時間テレビの「ドッキリGP×新しいカギ」では、せいやさんが2人の対戦前に「あいつは、バンジーとかNGなんですよ。本当は苦手なはずなので…」と粗品さんを気遣い、東野幸治さんは「後で(粗品さんに)めちゃくちゃ言われそうな気がするけど…」「勝負に勝ってバラエティの時代を逆行させます」と意気込むも失敗し、逆バンジーを飛ぶという流れになっていました。
このように東野幸治さんがプロの芸人として上手く対応し、逆バンジーで飛ばされた東野さんは「逆行しないってことですね」「粗品 愛してるよお」などと言ってオチをつけ、オンエア上では笑いになっていました。
しかし、その裏では粗品さんと番組サイドが大モメした末に、コーナー終了後には「もう帰るわ!」とまで言い放ったそうで、NG事項を守らなかった番組サイドに大きな問題があるのは間違いないですが、粗品さんの対応も大人げないですし、総合司会者を務めながらその場の空気を悪くさせ、帰ろうとするというのはあり得ない言動だとも感じました。
その前にも大なり小なり何かトラブルが発生していて、粗品さんと番組サイドの間で亀裂が生じていた可能性もありますが、結果的に事務所の先輩に気を遣わせており、これはどうなのかと思いますが、週刊文春の報道を受けて自身のYouTubeや、ラジオ番組『霜降り明星のオールナイトニッポン』(ニッポン放送 金曜25時)で今後どのような話をするのかに注目したいです。