“噛みつき芸”で頻繁に炎上している『霜降り明星』の粗品さん(本名=佐々木直人 31歳)が、クイズバラエティ番組『ネプリーグ』(フジテレビ系)に出演し、東京大学出身でタレント・実業家の河野玄斗さん(こうの・げんと 28歳)に対して、次のターゲットはお前だと宣言する場面があり、言動がどんどんエスカレートしていることで物議を醸しています。
粗品さんは“高学歴芸人”として知られ、小学6年時に通っていた塾では関西最難関校・灘中学校を目指すクラスに入っていたといい、京都の同志社国際中学・高校から同志社大学文学部国文学科に進学(3年で中退)した経歴を持ちます。
<↓の画像は、学力の高さをアピールした霜降り明星・粗品さんの写真>
そんな粗品さんは番組で、2018年にクイズ番組『頭脳王』(日本テレビ系)で優勝し、司法試験や公認会計士、医師国家資格にも合格して東大医学部を卒業した河野玄斗さんとバトルを繰り広げました。
河野玄斗さんの方から「粗品さんは灘の…何でしたっけ? 塾のコースが灘? ああ。僕、灘、受かってるんで」などと挑発して攻撃を仕掛け、これに対して粗品さんは「お前とも喧嘩しようか? ケンカっ早いぞ」「決まりました。宮迫の次はお前だ」と宣言していました。
<↓の画像が、粗品さんと河野玄斗さんがバトルを繰り広げたシーンの写真>
この一連の言動に対してネット上では、
- やっていることは迷惑系ユーチューバーと変わらない
- そんなんで笑いを取ろうとする事に笑いの実力がないのだなぁと感じる。
- ターゲットが目上の人間ならね。落ち目だったり、一線でない者に絡んでるのはどうなのか
- 芸人の芸じゃないよな。間違ってる方向に走ってる事を誰か止めないと、ウーマンラッシュアワーの村本と同じ様な道を歩むのでは。面白くろもなんとも無い。
- 芸人でも愛のある弄り芸と言うのあるけど粗品のは悪意のあるイジメだからな。笑いでもなく一人の芸人が公の場で公開イジメしてるようなもの。
- 相手の方や見ている人を不快にさせておいて、芸でもなんでもない。相手の人や見ている人を喜ばせたり、笑わせたり、あっと驚かせたりして幸せな気持ちや後味が残って初めて芸と言える。
- 喧嘩吹っ掛けてるだけで芸とは羨ましいですな。「今度は粗品、誰に喧嘩売るのかな?」なんて誰も全く期待していないのに勘違いしてるんだね。
などの声が上がっており、やっていることはイジメと変わらないとして非難轟々となっています。
粗品さんの現在の“芸風”に対しては芸能界でも物議を醸しており、吉本興業所属で直の先輩にあたる明石家さんまさん、西川のりおさんらも、粗品さんの先輩芸人への失礼な言動に苦言を呈しています。
また、かつてバラエティ番組でも活躍し、『鼻から牛乳』などのコミックソングや様々なイジりを入れた替え歌曲で知られるシンガーソングライター・嘉門タツオさん(別名=嘉門達夫 本名=鳥飼達夫 65歳)も、週刊誌『フラッシュ』のインタビューで粗品さんの“イジり芸”について言及し、先輩に毒づく姿勢は評価しつつも「毒舌に愛が感じられない」と指摘しています。
<↓の画像が、嘉門タツオさんの写真>
嘉門タツオさん自身のポリシーについて「弱い者イジメにはならないようにすること。権力などに対して、下から見上げて意見をするように歌うこと」だとし、「粗品の毒舌には愛がない。だから、そこに愛があるといいんじゃないか、CMじゃないけど(笑)」
と語っています。
粗品さんはこれまでに、元『雨上がり決死隊』の宮迫博之さんや木村拓哉さん、『King & Prince』など、様々な芸能人を批判してきましたが、攻撃的な発言は「全部コント」と語り、先日放送のラジオ番組『霜降り明星のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)では、相方・せいやさんから「“失礼芸”好きやな」「お前“失礼好き”や。これに尽きるわ、ホンマ。お前好きやな失礼ボケ」と指摘されると、「メチャクチャ好き。されんのもメッチャ好き」と答えていました。
また、「俺のやりたいことと、世間の評価と今すごい状態になってる。もう、グーーーーーン!っと」「(総合司会を務める)『27時間テレビ』のためにこのペースでやってきたからな」
などと語り、注目を集めるために大好きな“失礼芸”を今後も続けていくとしています。
粗品さんはこの他にも、6月末放送のバラエティ番組『チョコプランナー』(テレビ朝日系)の企画でも、先輩芸人たちに対して「面白くないと思っている芸人」を暴露するよう要求する場面があり、これに対して芸人たちからも「最近おかしいぞ」などのツッコミが寄せられていました。
少し前から“人を傷つけないお笑い”が高く評価され、特にテレビではこうしたお笑い主流になりつつある中で、それに逆らうかのように粗品さんはストレートに“人を傷つけるお笑い”を行っていますが、毒舌ネタで再ブレイクした有吉弘行さん等とは異なり、それがほとんど笑いには繋がっていないように感じます。
そして、批判された相手や視聴者をただ不快にさせるだけで終わっていて、相手に対するその後のフォローは無く、粗品さんの毒舌やイジリには相手への愛が全く感じられないことから、このままのスタイルで“失礼芸”を続けていった場合、ファンは徐々に離れていき、芸人たちからも支持する声はどんどん減っていきそうです。
さらに、ピンで複数のレギュラー番組を持つせいやさんとの間にもいずれ溝が生じ、コンビ関係が悪化することも懸念されますが、果たして今後どうなるでしょうか。