女優・米倉涼子さん(40)が主演の人気ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)の最新シリーズとなる第4弾が、10月から木曜21時に放送されることが明らかとなりました。
7月3日には、初となるスペシャルの放送が決定していますが、連続ドラマとして放送されるのは2014年以来2年ぶりとなっています。
2014年放送の第3シリーズでラストと思われていたものの、2年ぶりに連ドラとして再び復活することに対して米倉さんは、「続けていくことでまた、女優として新しいステップを踏めるかもしれない、と感じていますし、心機一転、新しい気持ちで取り組んでいきたい」「あまりコミカルになり過ぎず、ちゃんとした医療ドラマとして見ていただける作品にしたい」と意気込みを語っています。
この作品で米倉さんは、群れを嫌い、権威を嫌い、束縛を嫌い、専門医としての資格とスキルだけを武器するフリーランスの天才外科医・大門未知子を演じ、未知子が白い巨塔とも呼ばれる病院内の様々な壁や強敵に立ち向かっていき、最後はスカッと解決するという勧善懲悪なストーリー展開なっており、「いたしません」、「私、失敗しないので」といったセリフでお馴染みとなりました。
<大門未知子演じる米倉涼子さん>
そして、2012年10月期放送の第1シリーズは、初回平均視聴率が18.6%、最終回で最高の24.4%を記録し、全8話の期間平均は19.1%で、この年に民放で放送された連ドラの中でトップとなる数字を出しました。
さら、2013年10月期放送の第2シリーズは、更に数字がアップして初回が22.8%、最終回で26.9と高視聴率を記録し、全9話の期間平均は23.0%と20%の大台をついに突破し話題になりました。
2014年10月期放送の第3シリーズについても、初回21.3%を記録すると、その後は最終話まで一度も20%を切ることなく好調をキープ。
最終回では27.4%、瞬間最高視聴率31.3%という高視聴率を記録し、全11話の期間平均は22.9%を記録しました。
第3シリーズで一度完結しており、その後は続編の制作は無かったのですが、視聴者からは第3シリーズ終了後からすでに続編を希望する声が多く上がっており、その声に応えて2年ぶりに新作のスタートが決定。
主演の米倉さんは、「この2年間、たくさんの方々から直接、『ドクターX』をまたやってほしい、という声をいただきました」といい、「反響の大きさを肌で感じる作品でしたから、第4シリーズの制作が決まった時は、私自身もうれしい気持ちでいっぱいでした」と明かし、第4シリーズでは「ちょっとやそっとでは動じなくなっているので、私が“本当に嫌だ”と顔に出てしまうくらいの人がいい。大きな壁を期待しています」と語っているのですが、強敵については制作サイドが検討中とのこと。
第4シリーズは、「帝都医科大学付属第三病院」と「帝都医科大学付属病院」を傘下に従えている「東帝大学病院」を舞台にしており、国内最高峰の大学病院と言われながらも、隠蔽行為や医療ミス、派閥闘争などによって評価がガタ落ちになっているのですが、未知子に積年の恨みを抱く策略家・蛭間重勝(西田敏行さん)が新院長に就任し、そこで未知子が雇われることになってストーリーが展開されていくそうです。
ドラマには米倉さんと西田さんの他にも、フリーランスの麻酔科医・城之内博美役の内田有紀さん、外科医・加地秀樹役の勝村政信さん、未知子が所属する「神原名医紹介所」名医紹介所所長・神原晶役の岸部一徳さんなどのレギュラー陣も引き続き出演し、さらに強力な新キャストも続々出演するそうです。
そして、この発表に対してネット上では、
- 待ってました!とても楽しみ!毎回、スッキリ爽快感!夏に特番はあるらしいが…10月が待ち遠しい!!
- 前回のラストはひどかったからな…ラストをしっかりしてくれ!
- 待ってました!!蛭間教授が東帝大に復帰?!今再放送してるシリーズ3では西京大派閥だったはず??とにかく楽しみで仕方ないです。晶さんのスキップが早く見たいです!!
- 待ってましたって感じだな。最近のドラマはインパクト無さすぎだわ、続編好調のテレ朝はほんとにキャストの良し悪しを上手く使ってる。視聴率にも期待だね。
などのコメントが寄せられています。
テレビ朝日側が続編を希望していたものの、米倉さん側は役のイメージがつきすぎてしまうことを懸念していたと言われ、続編が制作されるかどうかは分からない状態でしたが、米倉さんは第3シリーズ終了から間もなく結婚し、妊活のために2015年のスケジュールは入れていなかったものの、結婚から間もなく別居生活が始まって離婚協議へ。
こうしたプライベートでのゴタゴタによって米倉さんのイメージは大きくダウンし、その影響はドラマの数字にも出てしまっており、昨年12月放送の「ドラマスペシャル 家政婦は見た!2」(テレビ朝日系)は、前回から視聴率が約5%もダウンして12.6%(前回は17.4%)、今年4月放送の「松本清張スペシャル『かげろう絵図』」(フジテレビ系)は、2ケタに届かず8.3%という酷い結果になっています。
米倉さんは『ドクターX』の大ヒットによって視聴率を持っている女優だと言われており、この作品では絶対に失敗はできず、7月3日放送のスペシャルは最低でも15%と言われており、連ドラについてもこれまでと並ぶような数字の獲得に期待されるのですが、果たして2年ぶりに放送されてどこまで数字を伸ばせるのかに注目したいですね。