人気医療ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)の最新シリーズ放送が決定し、今年10月期に放送予定と週刊誌『週刊文春』が報じたことで話題になりましたが、主演の米倉涼子さん(45)がオファーを受けた理由や、出演決定までの裏側などを『週刊新潮』が伝えています。
米倉涼子さんは昨年3月に芸能事務所『オスカープロモーション』を退所し、代表作の『ドクターX』では、オスカーの創業者・古賀誠一会長が企画協力として携わっているため、続編制作は難しいのではないかとも言われていました。
しかし、最近になってオスカー側の態度が軟化し、寛容な姿勢を見せたことによって、米倉涼子さんの意向を尊重して、テレビ朝日は最新シリーズの放送を決定したと『週刊文春』が3月に報じました。
その後、4月に米倉涼子さんが開催したエンターテインメントショー『Ryoko Yonekura -DISFRUTA 2021-』には、『ドクターX』シリーズに出演の岸部一徳さん、西田敏行さんがゲストで登場し話題になりました。
<↓の画像は、米倉涼子さんと岸部一徳さん、西田敏行さんの写真>
一方で『週刊新潮』の記事では、テレビ朝日関係者が『ドクターX』について、「オスカーがNGを出しているわけではありませんし、無論、テレ朝は『ドクターX』を制作したい。しかし、米倉さんは特定のイメージがつくことを嫌って、出演を渋っていたのです。実際、昨年は米倉さんサイドに断られています。今年はすでに放送が決定したと報じるメディアもありましたが、4月末まで交渉が続いていました。それゆえ、『ドクターX』以外のドラマを作ることもテレ朝は検討してきた」
と明かしています。
また、米倉涼子さんに出演オファーを受けてもらうために、制作サイドはギャラアップの用意もしていたといい、「『ドクターX』の米倉さんのギャラは1話300万円。オスカーにも1話150万円の企画料が払われ、さらに当時、テレ朝はバーターで出演していたオスカー所属のタレントにもギャラを払っていました。今後『ドクターX』が放送されれば、オスカーに企画料を払うものの、バーター出演するタレントはいないので、その分の金を彼女に上乗せ出来るというわけです。」
と説明しています。
『ドクターX』最新シリーズへの出演を巡っては、米倉涼子さんにとって良い条件の話がある一方で、独立後の米倉さんの仕事は順調ではないとし、現時点で出演が発表されている作品は、『Netflix(ネットフリックス)』で配信される連続ドラマ『新聞記者』のみです。
民放テレビ局の幹部は、「地上波ドラマは大手芸能事務所タッグを組むケースが多い。米倉さんに散々世話になったテレ朝からのオファーはさておき、オスカーを離れて“新参者”になった米倉さんが他局のドラマに食い込んでいくのは、なかなか難しいですよ」
と語っています。
また、オスカーは“ポスト米倉”として女優・小芝風花さん(こしば・ふうか 24歳)を猛プッシュしているといい、「未発表ですが、今年7月から関西テレビで韓国ドラマのリメイクに出演します。昨年テレ朝の深夜枠だったドラマ『妖怪シェアハウス』のパート2が来年春に放送され、映画版も来年6月に公開されます」
と、小芝さんの新たな出演作品情報も明かしています。
<↓の画像が、“ポスト米倉涼子”と言われる小芝風花さんの写真>
米倉涼子さんは独立後に仕事が激減し、独立で失敗した女優として名前が挙げられることがありますが、26日放送の『しゃべくり007』(日本テレビ系)に出演した際に、事務所設立後はお金や社員の管理なども全て自分で行っていたことで、女優業にも影響が及んでしまったため、「前のところにいたら良かった」と考えるほどだったと告白しています。
さらに、昨年は「低髄液圧症候群」が再発し、体調が優れなかったことを別の番組で告白しており、当時の心境については「すっごい辛かった。気が付いたら涙が出てて、更年期かなって思ったりとか」と明かしていました。
こうしたトラブルがありながらも、独立後はオスカー時代には出来なかったことにも挑戦しており、俳優・城田優さんと共同でエンターテインメントショー『SHOWTIME』をプロデュースし、6月に上演することを発表しています。
米倉涼子さんは『ドクターX』で演じた大門未知子が当たり役となり、世間からは自立した強い女性というイメージを持たれ、そうした役柄を演じることが増えていましたが、オスカー時代には「自分の出来上がっていたスタンスとポテンシャルとのギャップを感じていた」といい、「そこから抜け出せなかったらどうしよう」「ずっと頼りにしちゃうようになったらどうしよう」と悩み、オスカーからの独立を決意したと語っています。
そのため、『ドクターX』への出演も断っていたとされ、今年秋に放送予定とされる最新シリーズをもって『ドクターX』が終了する可能性もあるとみられていますが、どういった形になるのか今後の発表に注目したいですね。
一方でオスカーは、米倉涼子さんが抜けた穴を埋めるために、小芝風花さんを“ゴリ押し”しているとも言われ、小芝さんは今年も連ドラ『モコミ〜彼女ちょっとヘンだけど〜』(テレビ朝日)、『超速パラヒーロー ガンディーン』(NHK)などに出演しています。
オスカーは若手女優を“薄利多売”し、それによって人気・知名度を上げていく手法をとっているのですが、剛力彩芽さん等のようにゴリ押しでイメージが悪化したり、視聴者に飽きられてしまうなどのリスクもあるだけに、出演作品を選びながらオスカーを代表する看板女優に育て上げてほしいですね。
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- 週刊新潮 2021年5月6・13日ゴールデンウイーク特大号
- https://www.jprime.jp/articles/-/20536
- https://mdpr.jp/news/detail/2522825
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