人気落語家の6代目・三遊亭円楽さん(前名=三遊亭楽太郎)が昨年9月末に、肺ガンにより72歳で急死し、1977年からレギュラー出演していた『笑点』(日本テレビ系)の大喜利コーナーの後任に大きな注目が集まる中で、29日に新メンバーの新たなヒントが発表されました。
笑点の新メンバーは2月5日に発表されるのですが、22日放送回では「新メンバーは人気落語家」とのヒントを発表し、29日の放送回では「新メンバーはこの1年出演した中にいる」とのヒントを明かしました。
なお、過去1年間に笑点に出演したレギュラーメンバー以外の落語家は、柳亭小痴楽さん(34)、瀧川鯉斗さん(39)、春風亭昇也さん(40)、蝶花楼桃花さん(41)、柳家わさびさん(42)、鈴々舎馬るこさん(42)、春風亭一之輔さん(45)、三遊亭王楽さん(45)、月亭八光さん(45)、林家菊丸さん(48)、立川晴の輔さん(50)、桂三度さん(53)、月亭方正さん(54)、桂文治さん(55)、立川志らくさん(59)、三遊亭白鳥さん(59)、立川生志さん(59)。
橘家文蔵さん(60)、柳亭市馬さん(61)、桂雀々さん(62)、桂米團治さん(64)、桂竹丸さん(65)、春風亭小朝さん(67)、瀧川鯉昇さん(69)。桂南光さん(71)、月亭八方さん(74)、桂米助さん(別名=ヨネスケ 74歳)、桂文珍さん(74)、笑福亭鶴光さん(75)、桂文枝さん(79)等となっています。
三遊亭円楽さんは昨年2月から番組を欠席し、円楽さんの代理で若手からベテランまで数多くの落語家が出演しているのですが、その中でも視聴者の間で新メンバーの有力候補として名前が挙げられているのは、「いま最もチケットが取れない落語家」とも言われ、テレビ番組への出演も多い春風亭一之輔さん、春風亭小朝さんの弟子で、昨年に真打ち昇進した人気女性落語家の蝶花楼桃花さん、笑点メンバーの三遊亭好楽さんの息子・三遊亭王楽さん、他に柳亭小痴楽さん、立川晴の輔さん等も有力候補とされています。
複数の週刊誌も三遊亭円楽さんの後任候補として、春風亭一之輔さんや蝶花楼桃花さん等の名前を挙げており、昨年10月に『週刊新潮』が報じた記事によると、笑点メンバーはそれぞれ別の団体に所属し、三遊亭円楽さんと三遊亭好楽さんは5代目円楽一門会に属し、出演者のバランスを考えると円楽一門会から選ぶのが順当ではあるものの、日本テレビサイドは所属団体のバランスよりも番組のパワーアップを最優先に掲げているといいます。
<↓の画像左が春風亭一之輔さん、右が蝶花楼桃花さん>
それにより、落語家協会所属の春風亭一之輔さんは人気が非常に高く、業界内でも大本命と言われているそうで、一之輔さんは笑点に昨年加入した桂宮治さん(46)と親しく、ゲスト出演時には番組を大きく盛り上げていたこともポイントとして挙げています。
また、女性落語家の中でいまトップクラスの人気を誇る蝶花楼桃花さんを“ダークホース”として挙げ、美人落語家としてアイドル的な華もあり、紅一点で番組のマスコット的存在になるのではないかと予想しています。
笑点メンバーは高齢化が進んでいるため、比較的若い人気落語家を新メンバーとして起用するのではないかと予想されており、昨年加入した桂宮治さんも40代でしたし、番組の今後を考えると、同世代の落語家が起用される可能性は高いと思います。
笑点は、三遊亭円楽さんが番組を去って以降に視聴率も低迷していて、数字を回復させるためにはインパクトがあり、幅広い年代から支持されるような人物の起用が必要不可欠だと思いますが、果たして円楽さんの後任として誰が加入するのか、来週の発表に注目したいですね。