女優・沢口靖子さん(56)が主演で1999年から放送のドラマ『科捜研の女』シリーズ(テレビ朝日系 木曜20)が、現在放送中のシーズン21をもって終了することが週刊誌『週刊文春』や『女性セブン』に報じられ、視聴者の間で物議を醸す中で、テレビ朝日が木村文乃さん(34)主演『七人の秘書』の続編制作に向けて動いていると『東京スポーツ』(東スポ)が伝えています。
『科捜研の女』シリーズは、現在も続く連ドラとしては最多シリーズ記録を誇る人気作品で、2019年4月スタートのシーズン19は、1年にわたって放送され、昨年9月には映画化もされ話題になりました。
<↓の画像は、『科捜研の女』シリーズ出演の沢口靖子さん、内藤剛志さんの写真>
そんな『科捜研の女』シリーズの打ち切りが昨年10月に週刊文春や女性セブンに報じられ、打ち切りの理由として挙げられているのは「視聴者層の若返り」で、民放各局は現在、スポンサーに好まれる50歳以下の視聴者をメインターゲットにした番組制作に力を注いでおり、この作品は高齢の視聴者が多いことから打ち切り対象になったといいます。
また、ドラマ撮影を行っている東映京都撮影所も関係しているとされ、現代劇をわざわざ京都で撮影する必然性もないことや、京都での撮影は出張費や滞在費がかさむことなども打ち切りの要因として挙げられており、今年7月期放送の上川隆也さん主演『遺留捜査 第7シーズン』をもって、テレビ朝日と『東映』が制作を手掛ける「木曜ミステリー」枠(木曜20時)が終了するとされています。
東スポによると、『科捜研の女』シリーズはマンネリ化などもあって世帯視聴率も低下しているとし、現在放送中のシーズン21は、初回の世帯平均視聴率が12.8%と好スタートを切るも、第4話で9.9%までダウン、その後も第6・7話も9%台、1月20日放送の第10話では8.3%まで落ちています。
そして、テレビ朝日はいま水面下で、木村文乃さん主演ドラマ『七人の秘書』の続編制作に向けて動いているとしています。
『七人の秘書』は、2020年10月期に『ドクターX~外科医・大門未知子~』などを放送している木曜ドラマ枠(木曜21時)で放送され、第1話の世帯平均視聴率は13.8%とまずまずの数字を記録し、その後も13~15%台で推移を続け、最終回で自己最高の16.7%を記録、全8話の期間平均視聴率は14.5%となっていました。
<↓の画像は、『七人の秘書』メインキャストの写真>
放送終了後には続編化を望む声も上がっており、そうした声に応える形でテレビ朝日は続編制作に向けて動いているそうで、「木村はもちろん、共演陣に菜々緒や大島優子、広瀬アリスら人気女優が勢揃いしています。コロナ禍でスケジュール調整はかなり難しいですが、原作の無いオリジナルストーリーに加えて1話完結型なので、取りあえず映画化はしやすい。将来的な続編を見越して、まずは映画化に向けて動き出している」
と、テレビ朝日関係者が明かしています。
劇場版『七人の秘書』は、遅くとも来年前半の公開をメドに進行しているといい、「それこそ『ドクターX』のような看板シリーズになれる作品です。劇場版が大ヒットすれば、木村さんらの作品への思いも強くなるはず。そうなれば、シリーズ化も目指せる」
としています。
東スポはこのように、テレビ朝日は『科捜研の女』シリーズに代わる作品として『七人の秘書』に大きな期待を寄せ、まずは映画化するとの情報を伝えているのですが、この報道に対してネット上では、
- すぐにネタがつきそう
- え?これ全然面白くなかったけど
- 温泉女将シリーズみたいなの見たいわ
- 小澤のTEAMの続編希望。平成で一番の刑事ドラマだった。
- 続編やるなら室井滋を替えてくれ 若くて可愛い女優にしろ
- 忙しすぎの広瀬アリスのスケジュールを確保できるのか?
- あまり面白くはなかったけど文乃を見れるからよし
- 文乃は忙しいから、定期シリーズは厳しいんじゃない?よっぽどキャラの提示をでかくしないと。
- 七人の秘書が相棒を抜いて令和のサスペンスモノのトップとなりそう
- 縦軸のストーリーもあって、それはきちんと解決してしまったから、意外と続編は作りずらそうだけどね
などの声が上がっています。
木曜ミステリー枠と『科捜研の女』シリーズ終了は確実視されており、テレビ朝日は「これからは19~49歳のファミリー層に働きかける」との方針を掲げて、すでにバラエティ番組もコアターゲットを意識し、お笑いコンビ『千鳥』などを重宝して若者向けの番組制作を行っていると女性セブンは伝えています。
また、テレビ朝日が新たに、沢口靖子さんと若い出演者を組み合わせた続編的なドラマ『NEO科捜研の女』を制作するというプランもあるとされているのですが、これについてはまだ具体的な話は進んでいないようで、実現に至るかどうかは不透明な状況といいます。
様々な情報が飛び交う中で、木村文乃さん主演の『七人の秘書』をシリーズ化、映画化するとの話が新たに浮上していますが、週刊文春によれば、テレビ朝日は今年秋から火曜21時に「若者向けの新ドラマ枠」を設けるそうで、もしかするとここで『七人の秘書』を放送する可能性もあるのかもしれません。
ただ、『七人の秘書』の内容を巡っては賛否両論となっているほか、メインキャストのスケジュール的にもシリーズ化はなかなか難しい気もしますが、『ドクターX』や『相棒』などもシリーズ終了が囁かれる中で、新たな人気シリーズとなるのか注目ですね。