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福山雅治が『ラヴソング』以来の連ドラ主演。吹石一恵と結婚で人気低迷、ドラマや映画大爆死で『集団左遷』に懸念も

福山雅治が日曜劇場『集団左遷!!』で主演。半沢直樹以来の銀行ドラマで香川照之と共演。視聴率大コケの心配も…

昨年10月期に阿部寛さん(54)主演の『下町ロケット2』(TBS系)が放送された日曜劇場枠(日曜21時)で、福山雅治さん(49)主演の『集団左遷!!(仮タイトル)』が4月期に放送されることが明らかになりました。

福山雅治さんが日曜劇場枠で主演するのは意外にも初となり、今作では銀行員(バンカー)役を演じるそうで、福山さんの他に香川照之さん(53)も出演することが発表されており、福山さんとは2010年放送のNHK大河ドラマ『龍馬伝』以来の共演となります。

『集団左遷!!』は、元銀行マンの作家・江波戸哲夫さん(72)の小説『新装版 銀行支店長』と『集団左遷』が原作となっており、脚本はいずみ吉紘さん(50)が担当し、いずみさんはこれまでに『ROOKIES』、『南極大陸』、『クロコーチ』、『デスノート』、『仰げば尊し』、『トドメの接吻』、『帝一の國』など、様々なドラマや映画を手掛けています。

福山雅治さんは今作で、理不尽なことにも「会社で生き残るため」と考え、我慢して飲み込んでいる“ザ・サラリーマン”の銀行員・片岡洋(かたやま・ひろし)を演じ、片山は50歳を前にして支店長の昇任人事を受けるのですが、新たな赴任先は潰れることが決まっている蒲田支店でした。

<↓の画像が、初の銀行マンを演じる福山雅治さんの写真>

片岡は上層部から「廃店が決まっているので頑張らなくて大丈夫です。無事廃店の際には本部に戻し、優遇いたします」と告げられるのですが、人生で初めて言われた「頑張るな」という言葉に困惑します。

また、廃店が決まっていることを知らずに一生懸命働く部下たちに頑張らなくてもいいとも言えず、こうした状況で片岡は「このままでいいのか」と葛藤し、思い悩んでいきます。

そんな片岡は部下たちの頑張る姿を見て、ほだされる熱い性格の持ち主でもあり、どこにでもいる50歳手前のサラリーマンが仲間たちと共に、巨大組織の理不尽に立ち向かっていくという“最大の下剋上(げこくじょう)”を描いています。

共演の香川照之さんが演じるのは、蒲田支店の副支店長・真山徹役で、常に笑顔を見せていて掴みどころが無く、片岡の全てを見透かしているように、ああ言えばこう言うで返していき、片岡はそんな真山の扱いに苦労するというという役どころになっています。

<↓の画像が、『集団左遷!!』に出演する香川照之さんの写真>

『集団左遷!!』で主演を務める福山雅治さんは、自身が演じる片山について、「片岡は諦めきれない男。そして“上手くやれない男”だと解釈しています。会社のため、仲間のため、取り引き先のため、家族のため、そして自分のプライドのために頑張るのですが、その頑張りが必ずしも最適解ではない。でも、台本を読ませていただき、片岡の“上手くない頑張り方”に不思議な愛おしさを感じました。誰の人生においても正解は分からないし、1つではない。それでも、やるしかない。上手くはない、でも諦めない。時に強気に時に弱気に、いい歳して揺れる男、片岡の強さと脆さを表現出来れば。」と語っています。

また、『集団左遷!!』を手掛けるTBSの飯田和孝プロデューサーは、「『あー、面白かった』見終わった方に、ただそう言ってもらえるドラマを目指したい、今はそれだけを思っています。」と語り、この作品は様々な困難にぶち当たりながらも、信頼する仲間たちと協力して立ち向かっていき、「頑張ればなんとかなる」と突き進んでいくという姿が描かれているといい、「今の時代に合わないかもしれませんが『頑張る、頑張る、頑張る、モーレツサラリーマン大いに頑張る』そんな主人公をはじめとする登場人物のエネルギーを、視聴者のみなさんに届けたいと思っています。」とコメントしています。

ちなみに、飯田和孝プロデューサーがこれまでに担当した作品は、『義母と娘のブルース』、『陸王』、『小さな巨人』、『天皇の料理番』、『半沢直樹』、『とんび』などとなっています。

そして、このドラマに対してネット上では、

などのコメントが寄せられており、現時点では賛否両論となっています。

TBSの日曜劇場枠で放送された銀行を舞台にしたドラマと言えば、2013年7月期放送の『半沢直樹』で、この作品も堺雅人さん演じる主人公・半沢直樹が下剋上する姿を描いた内容で、香川照之さんの熱い演技も大きな反響を呼び、最終回では平均視聴率42.2%(全10話の期間平均視聴率28.7%)を記録するほどの大ヒットとなりました。

こうしたヒットがあるだけに『集団左遷!!』にも期待が寄せられているのですが、同じ銀行モノということで『半沢直樹』と比較されることは避けられず、もし主演の福山雅治さんの演技が微妙で、視聴率も伸び悩んだ場合には、福山さんのイメージはさらに悪化することになりそうです。

福山雅治さんは現在も高い人気を得ていますが、2015年9月に女優・吹石一恵さんと結婚して以降、多くの女性ファンが離れてしまったと言われており、そうしたことも影響しているのか、結婚後初めて主演した2016年4月期放送の月9ドラマ『ラヴソング』(フジテレビ系 月曜21時)は、全10話の期間平均視聴率が8.5%と大コケしており、福山さんにとっては黒歴史的作品となっています。

また、同10月公開の主演映画『SCOOP!』(大根仁監督)も最終興行収入が7億円と大コケしており、現在も厳しい状況にはあるのですが、『ラヴソング』以来3年ぶりに『集団左遷!!』で連ドラ主演し、この作品がヒットすれば世間の評価もガラリと変わる可能性があり、果たしてどのような結果になるのか楽しみですね。

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