俳優の福士蒼汰さん(22)が主演の土曜ドラマ『お迎えデス。』(日本テレビ系 土曜21時00分~)が、熊本地震の影響で予定より1週遅れて23日からスタートし、初回平均視聴率(関東地区)が10.3%だったことが分かりました。
福士さんは、2014年4月期に同局で放送された嵐・二宮和也さん主演『弱くても勝てます 〜青志先生とへっぽこ高校球児の野望〜』、同10月期放送の『きょうは会社休みます。』など、同局のドラマに出演しているのですが、同局のドラマで主演を務めるのは今回が初。
ヒロインを務める女優の土屋太鳳さん(21)は同局のドラマ初出演となっています。
『お迎えデス。』は、1999年~2002年に少女漫画雑誌『月刊LaLa』(白泉社)で連載されていた田中メカさんによる『お迎えです。』が原作で、同じ大学に通っている理系男子と猪突猛進型の女子が、ピンクのうさぎの着ぐるみを着た「ナベシマ」らに“死神”の力を借り、この世に未練を残した幽霊を成仏させるという不思議なバイトを通じて心を通わせていくというハートフル・コメディ。
福士さんと土屋さんの他に、鈴木亮平さん、門脇麦さん、子役の濱田ここねちゃん、大杉漣さん、石野真子さん等が出演しています。
脚本は、『結婚できない男』(フジテレビ系)やNHK連続テレビ小説『梅ちゃん先生』などで知られる尾崎将也さんが担当し、演出は『花咲舞が黙ってない』(日本テレビ系)などの南雲聖一さんと、『時効警察』(テレビ朝日系)などの塚本連平さんが手掛けています。
23日放送の第1話は、福士さん演じる偏屈な理系男子・堤円(つつみ・まどか)が高校時代の同級生の通夜の帰り道に、伊東四朗さん演じる初老の男・陽造と、鈴木亮平さん演じるピンクのうさぎの着ぐるみを着た死神のナベシマが取っ組み合いをしている光景を目撃。
それを通り過ぎようとするのですが、いつの間にか幽霊や死神が見える能力を身に付けていた円はナベシマから、アルバイトでこの世にさまよっている幽霊を成仏させる仕事を手伝ってほしいと頼まれる。
否応無しに仕事を手伝うことになってしまった円は、先にこのバイトをしていた土屋さん演じる阿熊幸(あぐま・さち)とコンビを組み、初老の男・陽造の霊を成仏させることに。
陽造は、菅野美穂さん演じる娘・玲子の結婚に反対し、結婚や妊娠のことで死んでも死に切れないといい、陽造のために円たちは玲子に会いに行き…という展開となっていました。
そして、第1話終了時点でネット上で反応を見てみると、
これにネットでは、
- ありがちな設定だなーと、期待しないで見たのですが、わたしは、面白かった。福士君もたおちゃんも、主役として魅力的だったし、ピンクのうさぎの鈴木さんも自然体で、良かった。
- 設定がいいですね。この世に未練を残し成仏できない人の悩みを解決して成仏させる。その時にサイドカーで天国に送る。いいですね。登場人物もいいです。謎を秘めた門脇麦。土屋太鳳の家に居候しています。福士君が気になるのでしょうか。次回も必ず見ます。
- 原作読んでたので楽しみにしていたのに、かなりガッカリすぎる中身。役者の演技自体は文句はないけど、ナベシマが長髪じゃない。千里と円が知り合い。1課と2課が敵対状態。1課の制服がスワンレイクじゃない等々。なによりも円のキャラクターが御託が多すぎて、親しみを一切持てない。もうちょっと全体的にほんわかしたような話の流れを期待していたんだけど。よくもまぁ、これだけダメに作れたなと思うぐらいだった
- 福士さんだけ浮いてる。他の役者さんは良いのに。話は面白い
- 土9に相応しい子供も楽しめるドラマで面白い。原作が漫画なのでナベシマのキャラなどは実写ドラマではツラいところだけど、鈴木亮平くんだからこそすんなり受け入れられるところがある。みんな芝居が上手いわけではないけど、福士くんはイケメンで今回の役に結構ハマってるし、太鳳ちゃんは非常に魅力的。ビジュアルに説得力があるというのも主役の条件かと。第1話は菅野美穂の芝居の巧さで上手く盛り上がって見終わった後にスッキリ感があった
- 原作の大ファンで期待3、不安7くらいで見た。1話で原作と共通してたのは、頑固じいさんと妊婦の娘っていうキーワードのみ。ストーリーは全然違う。このとき円ちゃんはまだ受験生で、幸は登場しないはず。なんでこんなに変えちゃうんだろう? やっぱり実写化作品はダメだね…ガッカリ。タイトルの『です』をカタカナに変えてるのもすごくイヤ。『死』を強調しすぎ。原作が面白いのはちゃんと完成されてるからなのに、ちょっとでもイジッちゃったらもう全部台無し!
- 最近原作を読んでしまっていたから、原作とドラマのあまりの違いに拒否反応しまくってます。原作と違うものとして見ようとは思うけど、原作のいいところを改悪しているように見えてしまって拒否反応が出まくり。設定は好きだから見たいのになあ。うさぎの着ぐるみの設定だって原作と一緒でいいじゃないか。あの設定の怪しさも作品の魅力だったのに。久々に『これだからドラマ制作陣はだめなんだよ』と愚痴りたくなった
などのコメントがありました。
今年1月期に、日テレの土曜ドラマ枠で放送されたKAT-TUN・亀梨和也さん主演『怪盗 山猫』は初回14.3%、昨年10月期の新垣結衣さん主演『掟上今日子の備忘録』は初回12.9%、同7月期放送の松山ケンイチさん主演『ど根性ガエル』は初回13.1%、同4月期放送の多部未華子さん主演『ドS刑事』は初回12.7%で、平均が約13%となっているため、初回10.3%というのは物足りない数字になっています。
視聴者の反応を見てみると、原作を知らない方からは比較的面白かったという声が多く上がっているのですが、実写化にあたって設定が変更されている部分があるため、原作のファンからは不満の声が多く見受けられ、拒否反応を示している様子なので、初回からこの数字では第2話以降に1ケタ台に突入するのはほぼ確実でしょうね…。
福士さんが主演を務めた月9ドラマ『恋仲』(フジテレビ系)は、月9史上最低の初回平均視聴率9.8%を記録し、全9話の期間平均視聴率が10.8%と低視聴率になっていたのですが、果たして主演作が連続してコケてしまうのでしょうか…。