人気イケメン俳優・福士蒼汰さんが主演のスペシャルドラマ『モンタージュ 三億円事件奇譚』(フジテレビ系)が、25・26日の21時から2夜連続で放送されるのですが、放送前からすでにコケてしまうのではないかと心配されています。
その理由は、福士さんの潜在視聴率(タレントが出演することで内容に関係無く増えるであろう視聴率)に対して疑問符が付いてしまっていることからで、福士さんは昨年7月期放送の月9ドラマ『恋仲』(フジテレビ系)で主演を務めたものの、初回平均視聴率は月9史上最低となる9.8%を記録。
さらに、今年4月期放送の『お迎えデス。』(日本テレビ系)で主演を務め、今回こそはと期待されていたのですが、初回平均視聴率はギリギリ2ケタの10.3%、第5話では6.7%まで下がってしまい、18日放送の最終回は2時間スペシャルで、観月ありささんがゲストとして出演したものの平均視聴率は7.2%。
<最終回に出演した観月ありささん、土屋太鳳さん、福士さん>
前週は7.9%を獲得しており、さらにそれを下回る残念な結果となっています。
これによって全9話の期間平均視聴率も7.9%で、昨年7月期放送の実写版『ど根性ガエル』が記録した数字をわずかに下回る結果となっています。
コケてしまった原因については、一概に出演者にあるとは言えず、視聴者からは脚本に対する批判も多く上がっており、さらにこの作品の原作のファンからも設定の違いなどから批判的が声が多く、様々な要因が重なった結果とみられます。
しかし、それを差し引いてもゴールデン帯(19~22時)の連ドラ、さらに視聴率が好調の日本テレビのドラマということから、それを差し引いたとしても数字が低すぎることを指摘されており、25・26日と2夜連続で21時から放送される『モンタージュ 三億円事件奇譚』もコケるのではないかと不安視されています。
<25・26日の21時から2夜連続で放送のスペシャルドラマ『モンタージュ 三億円事件奇譚』>
このドラマは、『週刊ヤングマガジン』で2010~2015年に連載されていた漫画家・渡辺潤さんによる人気作品『三億円事件奇譚 モンタージュ SINCE 1968.12.10』を実写ドラマ化したものとなっています。
1968年12月に発生した20世紀最大の未解決事件と言われる「三億円事件」をテーマにしており、福士さん演じる鳴海大和は三億円事件の犯人かもしれない父親を持ち、自身も殺人事件の犯人だと誤解されてしまい日本中を逃げまわる役柄で、ともに犯人に仕立て上げられてしまうヒロインの小田切未来役を芳根京子さんが演じています。
<主演の福士蒼汰さんとヒロインの芳根京子さんの写真>
芳根さんは、今年の下半期にスタートするNHK連続テレビ小説『べっぴんさん』に抜擢され、非常に注目度が高い女優なのですが、昨年7月期放送の連ドラ『表参道高校合唱部!』(TBS系)で主演を務め、全10話の期間平均は5.9%という結果でした。
しかし、共演者が非常に豪華で、唐沢寿明さん、西田敏行さん、遠藤憲一さん、香川照之さん、夏木マリさん、ムロツヨシさん、門脇麦さん、野村周平さん、劇団ひとりさんらが出演しているのですが、数字を持っている俳優がいないことが懸念されています。
福士さんの演技はそこまで言うほど下手では無いと思いますが、逆に演技が上手いわけでもなく、何か特徴があるわけでもないイケメン俳優ということから、現段階では主演ドラマの数字には期待できないでしょうね。
また、フジテレビで放送されるドラマということからも厳しい数字になることが予想され、平均視聴率10%に届けば良い方かもしれないのですが、どれほどの数字をとるのか注目したいところです。