俳優・神田正輝さん(かんだ・まさき 71歳)が、約40年前に設立した個人事務所をひっそりと閉鎖し、芸能界引退説が浮上していると6日発売の週刊誌『女性セブン』が報じています。
女性セブンによれば、神田正輝さんは6月末をもって個人事務所を解散し、関係者の間では「芸能界を引退するのでは」との噂が駆け巡っているといいます。
昨年には、デビューから約50年所属していた芸能事務所『石原プロモーション』が解散し、神田正輝さんと同い年の舘ひろしさんは新たに『舘プロ』を設立、徳重聡さんは『ホリ・エージェンシー』、神田穣さんは『エヴァーグリーン・エンタテイメント』へ移籍、宮下裕治さんは芸能界を引退するなど、それぞれが新たな道に進んでいます。
一方で神田正輝さんは、別の事務所に移籍することなくフリー状態で活動を続け、石原プロが解散後も引き続き、生放送の旅番組『朝だ!生です旅サラダ』(テレビ朝日系 土曜午前8時)の司会を務めています。
そうした中で、石原プロ解散後に仕事の窓口としていた個人事務所も閉鎖していたことが判明し、芸能界引退説が急浮上しているそうで、女性セブンは真相を確かめるため、10月初旬に本人に直撃取材を敢行したとのことです。
個人事務所を閉鎖した理由については、「石原プロモーションも6月に閉めた(登記上は今年6月に閉鎖)ので、それと一緒に閉めました。ぼくは石原プロオンリーですから」
と説明し、芸能界引退説を聞くと「アッハッハ」と笑い、「そういうことではなく。常に石原プロに準じてね」と引退は否定したといいます。
また、1997年4月から司会を務めている『旅サラダ』が来年4月に30周年を迎え、番組降板説も浮上していることについては、「いまのところそれは(ありません)。石原プロで受けたものは、ちゃんと始末しようと思っています」
と答えたとしています。
新規に仕事は受ける?との問いには、「石原プロが引き受けた仕事を始末してから考えます。石原プロが引き受けた今までのものがありますから」
と明言を避け、他の事務所に移籍する予定なども「無いです」とキッパリ否定したとのことです。
この報道を受けてネット上では、
- 旅サラダはメンバー変えてほしくない
- やっぱり色々とあの事が尾を引いてるのかしら?
- 色々あったもんね のんびりした時間が必要だよね
- 娘さんが生きておられたらまた違ったんでしょうね
- 余生を生きていくだけのお金はあるだろうし、ゆっくりするのもいいかもね
- 年齢的にも徐々に仕事を整理していいタイミングだよね。今すぐに引退どうこうではないとしてもさ
- 71歳だし大変なこともあったしゆっくりしても良い年だけど、『赤い霊柩車』をまだ見たい。せめて結婚して最終回とかならいいんだけどなぁ
- 本当に完全に引退されてしまうなら、個人的には残念。
年相応の落ち着きと余裕があって素敵な俳優さん。もっとずっと見たい思いと、好きなように過ごしてほしい気持ちのせめぎあい
などの声が上がっています。
神田正輝さんは昨年12月に、最愛の娘だった女優・歌手の神田沙也加さん(享年35)を亡くし、葬儀ではショックを隠せない様子だったものの、突然の訃報から1週間後に放送された『旅サラダ』に出演し、番組では「僕は元気ですよ」と言って笑顔を見せる場面もあるなど、気丈に振る舞っていました。
しかし、精神的ダメージは計り知れず、個人事務所の閉鎖や芸能界引退説の浮上を受けて、神田沙也加さんが亡くなったことも関係しているのではとの憶測も飛び交っています。
真相は定かではありませんが、神田正輝さんは数年前から仕事をセーブしており、昨年1月に『週刊文春』が報じた記事によると、神田さんは元々あまり芸能界に関心は無く、昔から「俺はいつでも役者辞めてもいいんだ」と言うような人だったと、知人が明かしています。
実際に神田正輝さんのドラマ出演は2018年が最後となっており、2020年ごろから事務所サイドには「もうドラマの仕事は入れないで」と告げていたといいます。
それによってレギュラーの仕事は『旅サラダ』のみとなっているものの、ギャラは1本80万円ほどで月300万円以上稼いでいて、収入は十分な状態にあるとのことでした。
こうした話が2年近く前から出ており、いつまでも若々しい神田正輝さんも今年で72歳となり、今後のことを考えて個人事務所を閉鎖した可能性はありますが、本人は現時点での芸能界引退や『旅サラダ』からの降板を否定しているので、今後の活躍に期待したいところですね。