俳優・神田正輝さん(かんだ・まさき 73歳)が28日の放送回をもって、1997年4月から約27年半にわたり出演の旅情報番組『朝だ!生です旅サラダ』(テレビ朝日系)を降板し、事実上の芸能界引退かと『スポーツニッポン』(スポニチ)が報じています。
『朝だ!生です旅サラダ』は1993年4月から放送がスタートし、司会を務めていた元NHKアナウンサー・草野仁さんが1997年3月に降板、神田正輝さんが2代目司会者に就任しました。
テレビ朝日の土曜朝の顔として長年活躍し、生放送の番組で毎週明るく元気な姿を見せていましたが、昨年春をもって長年パートナーを務めていた向井亜紀さん、レギュラー出演者の三船美佳さんが降板したころから激ヤセし始めました。
<↓の画像が、激ヤセ前後の神田正輝さんの顔比較写真>
このように激ヤセによって一気に老け込み、別人のような姿となり、その原因を巡って様々な報道が飛び交い、ガンなど重い病気を患っているのではとの憶測も出るなかで、神田正輝さん本人は昨年8月に週刊誌の取材に「1年半前から、ファスティングはじめてね。だから病気とかそんなんじゃないから(笑)」と答え、重病説をキッパリと否定しました。
しかし、同11月に突如「体のメンテナンス」を理由に活動休止を発表しました。
その後、今年1月末から仕事を再開し番組に復帰して以降、徐々に体型が元に戻っていき、元気を取り戻している様子でしたが、7月に番組降板が発表されました。
<↓の画像は、仕事復帰直後の神田正輝さんの写真>
そして、最後の出演となった28日放送回ではエンディングで、「僕、旅サラダをやっていて一生懸命やったことは1回もないです。その日、その日で夢中になっていました。僕の続きじゃなくて、好きに自分たちの番組を作ってください。頑張って!」
と共演者たちにエールを送り、最後はいつもと変わらず「また来週も見てください。素敵な週末を!」と視聴者に呼び掛け、最後の番組出演を終えました。
<↓の画像は、最後に笑顔で視聴者に手を振る神田正輝さんの写真>
スポニチによれば、神田正輝さんは2021年に長年所属していた『石原プロモーション』が解散し、翌年には個人事務所も閉鎖しており、最近は俳優業の仕事も断っていたといいます。
唯一のレギュラー番組だった『旅サラダ』も今日をもって降板し、番組内では「ゲストには来ない」と語る場面もありました。
そんな神田正輝さんの今後についてテレビ局関係者は、「俳優業は断っていると聞くし、旅サラダにも“ゲストには来ない”と言っている。これでレギュラー番組はなし。“事実上の引退となってしまうのか”と寂しく感じている関係者は少なくない。」
と語っています。
スポニチはこのように、神田正輝さんが事実上の芸能界引退となる可能性を報じているのですが、これに対してネット上では、
- これが見納めなら寂し限りです。娘さん亡くなられてから終活してるように感じました。またテレビで拝見できる日を楽しみにしてます
- 見出だしてくれた裕次郎さんも渡さんも亡くなって石原プロが解散になった時点で、ある程度腹は決めてたんじゃないでしょうか。そして娘さんの悲しい出来事。
俳優としてやり尽くした感もあるだろうし、充電を兼ねてゆっくりとした時間を過ごして下さい - 一般社会で言ったら、会社も退職して、おじいちゃんって歳ですからね。
素敵な番組をありがとうございました。お体に気をつけて、お元気で! - 以前に比べたら相当元気になった。それなのに何故自ら降板の意思を示したのかは分からないけど、元気なうちに余生を楽しみたいと考えたのかな。
多分もうテレビで見られなくなると思うから、長い間お疲れ様でしたと言いたいね。
などの声が上がっています。
神田正輝さんは2021年12月に、元妻・松田聖子さんとの間にもうけた最愛の一人娘・神田沙也加さんを突然亡くしましたが、その後も番組を休むことなく気丈に振る舞っていました。
ただ、神田沙也加さんが急死してから3ヶ月後に行われた『旅サラダ』のイベントで、「僕は子供の時に旅番組が大好きだった。俳優とかのお仕事始めたら、“旅の番組でおしまいがいいな”と思っていた」と語り、『旅サラダ』を芸能人生最後の仕事として考えていることを示唆していました。
それから1年後には、『旅サラダ』の司会就任前の1994年からレギュラー出演していた2時間ドラマ『山村美紗サスペンス 赤い霊柩車シリーズ』(フジテレビ系)がシリーズファイナルを迎え、神田正輝さんはこれを最後に俳優として活動していません。
『女性セブン』の取材によると、神田正輝さんは激ヤセの原因について「ファスティング」だと説明しているものの、神田さんの知人に取材したところ「大腸に病巣が見つかり、極秘で切除手術を受けていた」と明かしたといい、病気の発見が遅れたことで症状が悪化し、一時は仕事復帰できるか不透明な状態にあったといいます。
そうした深刻な状態から奇跡的な復活を果たしましたが、神田正輝さんもすでに70代前半で、10年近く前のインタビューでは「時間がほしい」と答えており、全ての仕事を降りて長期休暇を取りたいとのことでした。
神田正輝さんは公言していないものの、1997年に松田聖子さんと離婚して以降、長年にわたって私生活を支えてくれているパートナーがいることが明らかになっており、その女性は東京・銀座の老舗クラブのオーナーママだそうです。
<↓の画像が、女性セブン撮影の神田正輝さんを支えるパートナーの写真>
同居はしていないそうですが、『赤い霊柩車シリーズ』で長年共演の俳優・若林豪さんは『NEWSポストセブン』のインタビューで、過去にそのパートナーの女性を紹介されたと明かしています。
活動休止中もパートナーが献身的に支え続け、面会謝絶の病室にも出入りしていたと女性セブンは伝えているので、事実婚状態にあるのかもしれません。
神田正輝さんはこのまま芸能界引退となるのかどうかはまだ分かりませんが、引き続きパートナーと支え合っていきながら、健康には気を付けて穏やかな余生を過ごしてもらいたいと思います。