とんねるず・石橋貴明さん(いしばし・たかあき 58歳)の唯一のレギュラー番組『石橋貴明のたいむとんねる』(フジテレビ系 月曜23時)が、6月末をもって打ち切り終了するとの情報を週刊誌『女性自身』が報じています。
テレビ局関係者によれば、『石橋貴明のたいむとんねる』は以前から打ち切りが検討されていたものの、石橋貴明さんがフジテレビの上層部に「まだまだ面白いことができるから『たいむとんねる』は続けさせてほしい」と直談判し、番組の放送は続いていたそうなのですが、6月末をもって打ち切り終了する方向で話が進んでいるそうです。
『石橋貴明のたいむとんねる』は、2018年3月をもって『とんねるずのみなさんのおかげでした』が終了後にスタートした番組で、別のテレビ局関係者はこの番組について、「功労者の石橋さんへ“後番組”として用意された枠でした当初は“大人のノスタルジー”をコンセプトにバブル期の流行などを取り上げてきましたが、視聴率は2%台にまで低下したことも。番組開始当時からのレギュラーだったミッツ・マングローブ(44)が昨年4月から登場しなくなったのは、制作費削減の一環ともいわれています」
と語っています。
<↓の画像は、『石橋貴明のたいむとんねる』に出演していたミッツ・マングローブさん、石橋貴明さんの写真>
視聴率低迷だけでなく、石橋貴明さんのギャラが高いことも大きなネックになっていたそうで、「フジテレビの黄金期を支えた石橋さんの最盛期の出演料は最低1本500万円でした。今回こそ1本100万円でしたが、それでも23時台では突出して高い。バナナマンさん、千鳥さんなど人気のMCですら30万円前後ですから。昨年6月にフジテレビの社長が交代したことも大きかったですね」
と制作関係者が明かしています。
フジテレビは昨年6月に、作家・遠藤周作さんの長男で、フジテレビでプロデューサーや編成部長、広報局長、常務、専務を歴任した遠藤龍之介さんを社長に就任させ、遠藤社長は「フジが不調になった原因は保守性、おごり」と公言し、番組の見直しを図っているといい、その1つが『石橋貴明のたいむとんねる』だったそうです。
遠藤龍之介社長は、「制作費がかかり、内容的にDVD化もできない番組なら続けるべきではない」という考え方で、制作費もかかって視聴率も悪く、お金にもならないような番組は容赦なく切っていく方針のようです。
前出の制作関係者は石橋貴明さんの現在の様子について、「テレビ離れが加速しても、『スマホやネットには負けない。まだまだ面白いことができる!』と各局へ新企画を売り込んでいるといいます。高齢化する視聴者層に合う企画を“初心に帰って”練っているそうです」
と語り、今後またどこかの局で新たな番組がスタートする可能性はあるようです。
そして、『石橋貴明のたいむとんねる』打ち切り終了報道に対してネット上では、
- 面白い番組だったのに残念。懐かしい映像は、観る年代層に偏りが出るから厳しいのかな、本人達は楽しそうにやってたけど
- 面白いと思うんだけどね。高嶋兄とか良い感じだし、坂上忍の番組より数倍面白いんだけどね。
- もしこの時間でもダメなら日曜の昼でも深夜2時からとかでもいいのにな。こういう番組はとても少なくて貴重なので細々とでもいいから続けて欲しい。
面白い企画、興味ない企画いろいろだけど、懐かしい思い出話を聞く番組ってあってもいいんじゃないかな。 - 若い世代はテレビ離れが進んでいるなかで、コアなターゲットに的を絞った番組としては面白いのに6月打ち切りは残念
長寿番組の『タモリ倶楽部』みたいにフジテレビには育てる力が不足してると思う - 最近あった松本隆の世界とか50代の私はとても面白かった。貴明が企画したい内容はどうしても世代間ギャプが生まれ、こういう企画が最近特に多かったと思う。
- たいむとんねる、面白いのにー。私は野球好きじゃなくても野球ネタも面白かった
コンセプト通りノスタルジーを感じたりして夜に見るのにちょうどよかった。見れない日は録画してたし残念だ。 - 作曲家、作詞家を取り上げ語り合うのなんて、面白いネタ見つかったなと思ったんだけどね。
石橋とゲストが語り合い、視聴者も懐かしい思い出をつまみに酒を飲むとかね…
ここから色んなゲストの懐かしの曲に拡げて行ったりして、1年ぐらいはまだまだいける気はしますが残念ですね。 - スポーツ王だけは続けてもらいたい…やっぱり2人で一緒に出てるところが見たいなぁ。
などのコメントが寄せられています。
『石橋貴明のたいむとんねる』は初回ゲストが歌手・工藤静香さんで、久しぶりの共演ということで注目を集めたのですが、平均視聴率は3.9%と微妙な数字となっており、その後もあまり話題になることがなく視聴率は低迷を続けていました。
昨年4月には番組をリニューアルし、石橋貴明さんと共にMCを務めていたミッツ・マングローブさんが番組から外れ、アシスタントしてフジテレビの“パグパン”こと杉原千尋アナウンサーら、局アナがアシスタントとして出演することで制作費を抑えていたようですが、番組の内容も安定せず迷走しており、あまり魅力を感じない回もちょくちょくあったので、放送開始2年で打ち切り終了となるのは仕方がない気はします。
『石橋貴明のたいむとんねる』が終了することによって、木梨憲武さんとコンビ揃ってテレビのレギュラー番組はゼロとなります。
石橋貴明さんはピンで、不定期放送の『石橋貴明プレミアム』(AbemaTV)、『ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ』(フジテレビ系)に出演し、とんねるずとしては年2回放送の特番『夢対決!とんねるずのスポーツ王は俺だ!スペシャル』(テレビ朝日系)に出演していますが、地上波のレギュラー番組ゼロというのは寂しいものがありますね。
現在もとんねるずの笑いが好きという声も多いので、またどこかで新たな番組がスタートすることに期待したいです。