とんねるずの冠番組『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系 木曜21時)のスペシャルを収録中、おぎやはぎ・小木博明さん(45)が底の浅いプールでバランスを崩して転倒し、右型を強打して右鎖骨骨折と診断されていたことが5日に明らかとなりました。
各報道によると、22日放送予定のスペシャルの旅企画でシンガポールを訪れ、底が浅いプール内でバランスを崩して転倒したといい、「誰かに押されるなど危険を伴うような状況ではなかった」とのこと。
しかし、同番組では過去にも体を張った危険な企画でケガ人を出していることから、今回の事故についてはもしかするとちょっとした不注意で発生したのかもしれませんが、危ない企画をやってケガをさせたのではないかと疑いの目を向けられています。
ちなみに、小木博明さんは今週半ばにも仕事復帰する見込みで、7日生放送の『バイキング』(フジテレビ系 月~金曜午前11時58分)への出演は取りやめ、8日放送のラジオ番組『JUNKおぎやはぎのメガネびいき』(TBSラジオ 水曜25時)の出演は調整中だといいます。
今回こうしたトラブルが発生しネット上では、『とんねるずのみなさんのおかげでした』の番組終了について言及する声が多く、その理由は過去にもケガ人を出したことだけでなく、番組の視聴率が著しく低下していて、今年も平均視聴率が5~8%台で推移していること。
<とんねるずの石橋貴明さんと木梨憲武さん>
その他にも、番組制作費も「1本あたり3,500~4,000万円」と高く、とんねるずの石橋貴明さんと木梨憲武さんのギャラは2人合わせて「1本700万円」とも言われており、非常にコストパフォーマンスが悪いことから、毎年のようにメディアが打ち切り番組候補として挙げています。
また、小木博明さんの転倒事故が発生する2日前には、情報誌『日経エンタテインメント!』が毎年恒例の「一番好きなお笑い芸人ランキング」と「一番嫌いなお笑い芸人ランキング」を発表し、嫌いなお笑い芸人で石橋貴明さんが2年連続1位となっていました。
昨年の調査結果では石橋貴明さんが嫌いな理由として「キャラクターが嫌い」「ネタがつまらない」が高い値を示し、「芸もないのに先輩面しているところが嫌い」などと中高年男性から辛辣な意見が目立ち、全世代(25~54歳)の男性、35~44歳女性の中では石橋さんが1位という結果でした。
なお、とんねるずは昨年12位でしたが、今年は野性爆弾・くっきーさん、小籔千豊さんと並び13位という結果でした。
「一番好きなお笑い芸人」で1位だったのは、昨年に続き明石家さんまさん、2位は昨年5位のサンドウィッチマン、3位は前年圏外のブルゾンちえみさん、4位はタモリさん、5位は博多華丸・大吉、6位はさまぁ~ず、7位はビートたけしさん、8位はダウンタウン・松本人志さん、9位はバカリズムさん、10位はダウンタウン、11位はイモトアヤコさん、12位は渡辺直美さん…となっています。
世間からここまで嫌われ、実際に唯一の冠番組の平均視聴率も10%以下という数字にも関わらず、なぜ番組が継続しているか謎なのですが、番組が継続している理由はフジテレビの日枝久会長と深い関係を築いていることが大きな理由だと言われています。
<↓の画像が、日枝久会長の写真>
しかし、6月28日に行われる「第76回定時株主総会」にて、日枝久会長は会長からの退任、「取締役相談役」となることが決定しており、『とんねるずのみなさんのおかげでした』も打ち切りの可能性が出てきたと言われています。
ニュースサイト『日刊サイゾー』によれば、『とんねるずのみなさんのおかげでした』の打ち切りが近いと言われる理由は他にもあるそうで、それは9月に放送されることが発表された今年の『FNS27時間テレビ』のテーマは「日本の歴史」となっており、フジテレビの新体制をアピールするためのパフォーマンスだと業界内では言われているようです。
亀山千広社長も退任することが決定し、今後は新体制に変わったことを随所でアピールしていくとみられ、その中でも『とんねるずのみなさんのおかげでした』については、日枝久会長ととんねるずの繋がりを示すものであることから、番組打ち切りは株主やスポンサーに、新体制への移行をアピールするものになるとのことです。
日枝久会長の退任に加えて、番組で事故が発生、さらには石橋貴明さんが嫌いな芸人ランキングで1位になるという負の連鎖が起きており、この流れで年内にも番組打ち切りということになるのでしょうか。
もしも『とんねるずのみなさんのおかげでした』が終了になるとすると、石橋貴明さんがピンでレギュラー出演する番組は無くなり、コンビで出演する特番『夢対決!とんねるずのスポーツ王は俺だ!スペシャル』のみになります。
一方の木梨憲武さんがピンで出演する番組は、年3回不定期に放送されている『木梨目線! 憲sunのHAWAII』(BSフジ)のみで、とんねるずの2人をテレビで見ることがほとんど無くなるわけですが、果たしてこのような事態になるのか今後の展開に注目ですね。