昨年4月に第1子出産を発表した女優・石原さとみさん(旧芸名・本名=石神国子 36歳)が、来年4月期放送のドラマ『Destiny』(テレビ朝日系 火曜21時)で3年ぶりに連ドラの主演を務めることが発表されました。
『Destiny』は、ドラマ『Dr.コトー診療所』シリーズや『悪魔のKISS』『成田離婚』『めぐり逢い』『恋を何年休んでますか』『お見合い結婚』、映画『涙そうそう』『ハナミズキ』など、1990年代からこれまでに数多くのヒット作を手掛けている脚本家・吉田紀子さんのオリジナル脚本作品で、検事が主人公のサスペンス・ラブストーリーとなっています。
石原さとみさんが演じるのは、横浜地方検察庁・中央支部の検事・西村奏(にしむら・かなで)役で、中学3年時に検事の父親がある事件に巻き込まれて急死し、父親と同じ検事になるために長野の国立大学に進学、真面目だけが取り柄で地味な学生生活を送る中で、野木真樹ら4人の友人ができて初めて友情や恋を知り、青春を謳歌していたものの、ある人物が死亡する事件が発生したことで充実した日々は終わりを告げます。
それから12年後、検事になって6年になる奏の前に“あの事件”以来、消息不明となっていた同級生が現れたことで再び過去と向き合うことになり、様々な疑惑に包まれた12年前の事件との対峙をきっかけに、“父親の死の真相”や仲間たちの秘密の顔が新たに見えてきて、これら複数の出来事が一本の線で繋がり、物語は思いがけない方向へと進んでいき…というあらすじ内容となっています。
そして、結婚・出産を経て3年ぶりに連ドラで主演する石原さとみさんは、不安と緊張があったと明かした上で、「脚本の吉田紀子さんとプロデューサーの中川(慎子)さんが作成された企画書に驚かされました。最終回までの流れと共に、主人公・奏をはじめ、全キャラクターの生い立ちから現在に至るまでが細かく書かれていました。それぞれの人間性がよく分かり、全体感も把握でき、先の展開の内容の濃さに大変驚きました。現場では、出演者、そしてスタッフの皆さんの熱量とミリ単位のこだわりにうれしさと勇気をいただきました。」「心を躍らせながら共に放送を待ち望んでもらえたらうれしいです。」
とコメントしています。
石原さとみさん主演の新ドラマ発表を受けてネット上では、
- アンナチュラルの法医解剖医役がすごくよかったので、この検事役も楽しみ
- 人魚の話は脚本が悪すぎたけど、これは面白そう。
- またギャンギャンうるさい役なのかな?それともぶりっ子役かな?
- アンナチュラル面白かったな。甘々キャラより適度にさばけたキャラが似合う
- かわいいけどぶりっ子演技は卒業してほしい
- 法律用語を早口でまくし立てる演技が目に浮かぶ
- 出演ドラマが変わっても同じような演技しかできない人やからな
- 検事でギャンギャンされたらたまったもんじゃない。ぶりっ子でもなく、押し殺した低めの声で演技ができるなら見せてほしい
- ラブ入っちゃうとなんかブレてきそう。サスペンスのみの方が面白そう
- ヒラヒラふわふわしたドラマよりも、アンナチュラルや坂の上の雲みたいに地味で芯がしっかりした役の方が合うと思うので、楽しみにしています。
などの声が上がっています。
石原さとみさんがテレビ朝日の火曜21時ドラマ枠で初主演との情報は、半年前に週刊誌『女性セブン』が報じており、撮影はかなり前倒しの7月からスタートし、3年ぶりの連ドラ主演となる石原さんや制作陣もかなり力が入っているとしていました。
その後8月に『週刊文春』が報じた記事によると、石原さとみさんの育児スケジュールを優先したことで撮影が前倒しになり、長時間撮影などを避けて余裕のある撮影スケジュールになっていたといいます。
週刊文春はさらに、クランクイン直前の6月末に行われた衣装合わせの際に、石原さとみさんがストーリー序盤の大学時代の衣装に対して「役作りしてきたイメージと違う」としてNGを連発し、後日やり直しになるというちょっとしたトラブルもあったとしています。
また、このドラマには3年前に不仲説を報じられた元TBSアナウンサーで、現在は女優として活動している同い年の田中みな実さん(37)も出演するとし、田中さんは主人公の大学時代の友人の1人で、ストーリーの鍵を握る重要な役どころを演じるそうです。
<↓の画像は、『Destiny』に出演と噂の田中みな実さんの写真>
石原さとみさんは2018年1月期放送の『アンナチュラル』(TBS系)以降、主演したドラマの平均世帯視聴率が10%を下回り、数字だけでなく作品の内容や石原さんの演技に対して、視聴者からは手厳しい声が多く上がっており、最後に主演した綾野剛さんと共演の連ドラ『恋はDeepに』(日本テレビ系)も評価が低く、全話の平均視聴率は8%台となっていました。
それ以来3年ぶりとなる主演作はテレビ朝日の火曜21時ドラマ枠と、昨年秋に新設してから局が力を入れている枠での放送で、この枠では現在、TOKIO・松岡昌宏さん主演の『家政夫のミタゾノ 第6シリーズ』が放送中で、世帯視聴率は7%前後、個人視聴率は4%前後、コア視聴率(13~49歳の個人視聴率)は2~3%台で推移しています。
世帯視聴率は低い一方、各テレビ局がいま重要視しているコア視聴率は今期放送作品の中ではまずまずの数字で、同枠では来年1月期になにわ男子・道枝駿佑さん主演の『マルス-ゼロの革命-』が放送されますが、それに続いて石原さとみさんの3年ぶりの主演作はどれほどの数字を獲得できるのか注目したいですね。