フジテレビ系「オトナの土ドラ枠」(土曜23時40分)で現在放送中のドラマ『さくらの親子丼』の映画化が決定後、主演の女優・真矢ミキさん(本名=西島美季 56歳)が“ドタキャン降板”したことによって、白紙撤回されたとの噂を週刊誌『女性自身』が報じています。
『さくらの親子丼』は、2017年10月からフジテレビ系の東海テレビが制作を手掛けるオトナの土ドラ枠で放送され、2017年10~11月に第1シリーズ、2018年12月~2019年1月に第2シリーズ、第3シリーズは今年10月から初の1クール(3ヶ月)放送となっている人気作で、真矢ミキさん演じる主人公が温かい食事を通じて、様々な問題を抱える子供達と向き合っていく姿を描いたハートフルドラマとなっています。
10月スタートの第3シリーズには真矢ミキさんの他に、名取裕子さん、新川優愛さん、南海キャンディーズ・しずちゃん、井本彩花さん、内藤理沙さん、『lol(エルオーエル)』のhibikiさん、鶴見辰吾さん等が出演しています。
女性自身によれば、『さくらの親子丼』は元々ドラマ・映画の両方を制作する計画でスタートし、第3シリーズの撮影終了後すぐに映画撮影に入る予定だったといいます。
しかし、クランクインの1週間前に映画化中止が決定したといい、これについてドラマ関係者は、「スタッフはもちろんのこと、共演者たちもスケジュールを空けていましたからね。なのに、ここへきて延期ではなく企画そのものが無くなるなんて……。前代未聞の事態ですよ。」
と語っています。
映画化が中止になった理由について同ドラマ関係者は、「関係者には、『主演の真矢さんがもう映画をやりたくないと言って、出演を断ってきた』という説明がありました。なんでも出演者が決まらないことに対して、“強い不満”を抱いていたようで……。ドラマがクランクアップしたのは2週間前で、その1週間後の申し出。翌週には映画のクランクインを控えているというギリギリのタイミングでした。ただドラマ撮影中に、彼女は何の不満も漏らしていなかったそうなんです。だから、共演者やスタッフも愕然としています。中には『真矢さん、どうしちゃったの?』と心配する声も上がっていました」
と裏側を説明しています。
こうした情報をキャッチした『女性自身』は12月3日に、真矢ミキさん本人に直撃取材を敢行し、真矢さん側の意向によって『さくらの親子丼』の映画化が中止になった?と質問すると、「違います、違います。私は詳しいことは知らないんです。事務所に聞いてください。」と否定したそうです。
ドラマ撮影後に映画撮影が始まる予定だったのでは?との問いには、「いえ、映画は無くなりました」と答え、映画化が白紙になったことは認めたとしています。
ただ、その原因について「私は関係ありません!」とキッパリと否定し、共演者に不満を抱いたという話もあるが?との問いに対しては、「そんなこと全く無いです。皆さんにはもう感謝しかないので…。そもそも私は何か言えるほど偉い立場の人間ではないですし、大きなことを動かすこともできませんから。『さくらの親子丼』も第3弾までやらせてもらいましたが、今まで一度も口を挟んだことはありませんでした。」
と明かしています。
それにも関わらず、なぜ映画化が白紙になったのか聞くと、「私はコロナの影響だと聞いています。ドラマもよく終わったなと思えるくらい、現場では密になるシーンが多かったので。私もあまり事情を知らないので、あとの詳しいことは事務所に聞いてください」
と語り、その場から去っていったとのことです。
そして、『女性自身』は真矢ミキさんの所属事務所『オスカープロモーション』に取材を行い、『さくらの親子丼』の映画化が白紙になった理由を聞いたところ、「真矢や弊社から辞退を申し入れたという事実はありません。制作サイドから『準備が整っていないから』と連絡があり、映画撮影が行われなくなったと聞いております」
との回答だったといいます。
このように話に食い違いがあるのですが、前出のドラマ関係者は映画撮影が無くなった影響について、「今年はコロナのせいで、制作会社はどこも大きなダメージを受けています。テレビ局の広告収入が激減していることもあり、映画の製作費も8,000万円ほどに抑えられてしまっています。そんな中で映画にはスポンサーも集まってきていたのです。スタッフたちにとっては仕事が激減している中、貴重な映画の撮影でした。それを中止するという判断なんて、簡単にできるはずがありません。何らかの“深刻な事情”があったのは間違いないはずなのですが……」
と語っています。
真相は不明ながら、真矢ミキさん本人とオスカーは“ドタキャン降板”をキッパリと否定しており、さすがに撮影開始の1週間前に出演を断るなんてことはないだろうと思いますが、これがもしも事実だったとしたら、オスカー側が制作サイドなどから賠償金の支払いなどを求められる騒動に発展するのではないでしょうかね…。
真矢ミキさんのドタキャン降板話を証言しているドラマ関係者も詳細は分かっていない様子で、突然出演を断った理由について「出演者が決まらないことに対して、“強い不満”を抱いていた」と語るのみで、ドラマ撮影中に真矢さんが不満を漏らすことは無かったとのことから、関係者に映画撮影中止を伝えた人物が真矢さんに責任転嫁した可能性もありそうです。
こうした映画出演拒否の噂は6月に『女性セブン』も報じており、その記事では浅野忠信さんが主演ドラマ『刑事ゆがみ』の映画版への出演を固辞し、企画がストップしてしまったとの話だったのですが、これに関してもその後他のメディアには一切報じられておらず、真相は不明です。
ただ、『さくらの親子丼』の場合は映画の撮影開始直前に中止になったという話は事実で、これについて今後また新たな情報が出てくるのかどうかに注目したいですね。