タレント・俳優の坂上忍さんの冠番組『直撃!シンソウ坂上』(フジテレビ系 木曜21時)が9月いっぱいで打ち切り終了し、後番組として『千鳥のクセがスゴいネタGP』が10月からレギュラー放送されることを『スポーツ報知』が報じ、これに対してネット上では様々な声が上がっています。
『直撃!シンソウ坂上』は、『とんねるずのみなさんのおかげでした』の後番組として2018年4月から放送がスタートし、昨年5月には平均世帯視聴率13.1%を記録しました。
<↓の画像は、『直撃!シンソウ坂上』のMC・坂上忍さんの写真>
『スポーツ報知』によれば、坂上忍さんが司会を務める情報ワイドショー番組『バイキング』(平日午前11時55分)の放送時間が、10月から1時間拡大して3時間番組になることや、フジテレビでは他にも『坂上どうぶつ王国』(金曜19時)に出演しており、負担を減らす狙いもあるとみられるとのことです。
また、『直撃!シンソウ坂上』の打ち切り終了後にスタートする後番組は、『千鳥のクセがスゴいネタGP』で決定しているとし、同番組は今年5月に2時間特番としてゴールデン帯(19~22時)に放送され、平均世帯視聴率は6.4%と微妙な数字だったものの、局内外から高い評価を受け、レギュラー昇格が決まったそうです。
<↓の画像は、『千鳥のクセがスゴいネタGP』出演の千鳥の写真>
ちなみに、お笑いコンビ『千鳥』は現在10本以上のレギュラー番組を持ち、今年4月には『クイズ!THE違和感』(TBS系 月曜20時)がレギュラー昇格となったほか、『テレビ千鳥』(テレビ朝日系 火曜24時15分)は10月に日曜22時台に昇格、千鳥・ノブさんがMCの『ノブナカなんなん?』(同 )は単発の放送を経てレギュラー化され、10月から土曜22時台に放送されることが決定しています。
そして、『東京スポーツ』(東スポ)は、『直撃!シンソウ坂上』の打ち切りが決定した理由、裏側について報じており、坂上忍さんとフジテレビは密接な関係にあり、レギュラー番組のほとんどがフジテレビとなっているのですが、「シンソウ坂上を打ち切るために、バイキングの枠拡大で埋め合わせをした」との声が局内から上がっているとしています。
記事ではフジテレビ関係者が、「視聴率が低迷してどうしようもなかった時期を支えてくれた存在であることは確かだけど、最近は坂上に頼りすぎていることのデメリットも見えてきた。そのため徐々に坂上との関係を見直そうとしているのです」
と語り、関係見直しの理由として、坂上忍さんの権力が強くなりすぎたことを挙げています。
同フジテレビ関係者は、「バイキングの一部スタッフは坂上の厳しい要求に悲鳴をあげています。シンソウ坂上も同じような状況」
と明かし、一部幹部たちは現場から上がってきた報告を聞いて考えを変化させているといい、これ以上の親密関係は良くないとして、まずは『直撃!シンソウ坂上』の打ち切りを決定したとしています。
制作会社関係者は打ち切り決定までの経緯について、「良く言えば功労者には手厚い、悪く言えばバッサリと切れないフジらしく、なかなか坂上に対して番組打ち切りを言い出しづらかったよう。そこで『バイキング』の枠を1時間拡大という“お土産”を持って行って、ようやく打ち切りの話をまとめた」
と証言しています。
なお、10月から3時間番組となる『バイキング』は、放送時間だけでなく番組の内容もリニューアルし、これまではバラエティ班が制作を手掛けていましたが、10月以降は情報番組を手掛けるスタッフに交代となり、加えて坂上忍さんとのダブルMCとして、エースの伊藤利尋アナウンサーが投入されることも判明しています。
<↓の画像が、10月から『バイキング』で坂上忍さんとタッグを組む伊藤利尋アナの写真>
『スポーツニッポン』(スポニチ)によると、番組リニューアルと共に雰囲気も刷新するために伊藤利尋アナが起用されたといい、坂上忍さんがイジり倒していた榎並大二郎アナは、9月をもって番組を離れる方向で調整中とのことですが、その理由については明らかにしていません。
<↓の画像は、9月で『バイキング』卒業という榎並大二郎アナの写真>
これらの報道を受けてネット上では、
- 坂上忍は『ダウンタウンなう』からも外して欲しい。
- 坂上忍はもういい加減観ていて疲れる。バイキングも延長しなくていい。
- フジは坂上に弱みでも握られてるのかってな程の溺愛ぶりだね。坂上のなにがいいのかは画面からは伝わってこないけど。
- 千鳥は好きだがちょっと出過ぎ。本来、万人受けする芸風じゃないだけに「流行ってるから」って理由だけで見ている視聴者からの反作用はいずれ来るだろう。
その後の、仕事を絞った千鳥の方が楽しみ。 - こう言ってはアレだけど、千鳥の冠番組は長続きしそうになく短命に終わりそう
- シンソウと言いつつ、ゲスト有利に誘導や忖度があったような。想定内容。最初の頃、1回くらいはチラッと観た。嫌な気持ちがして、視聴を止めた。まだやっていたんだ。
フジテレビは、タレントのパワーやイメージに頼りすぎている。企画が雑。 - 坂上の横柄な態度が腹立つから番組を見てないので、個人的に無くなって何の問題もない。同じくバイキングも要らない。
最近のフジテレビって本当に企画力無くてタレントの知名度や能力でゴリ押ししようとする番組ばかり。トリビアやはねトびやってた頃のフジはどこにいった。。。 - 負担を減らしたければ全部打ち切ればいいよ。バイキング拡大とかやっぱりフジテレビは駄目だよね。
などの声が上がっています。
『バイキング』の放送時間拡大、リニューアルの背景には、坂上忍さんのパワハラ疑惑問題があると複数のメディアによって報じられており、『直撃!シンソウ坂上』の打ち切り終了についてもそれが関係しているとされています。
スポニチが伝えている榎並大二郎アナの番組卒業もパワハラと関係か?との声もあり、坂上忍さんは番組内で榎並アナのちょっとした言動にも強く当たり、高圧的な態度を見せていたことで視聴者等の間では批判の声が上がっていました。
最近では、榎並大二郎アナが番組で「鼾(いびき)」という漢字を「くしゃみ?」と答えた際に、「君さ、『バイキング』やってから、性格がより歪んできたんじゃない?」など語り、視聴者は不快感をあらわにしていました。
『直撃!シンソウ坂上』の終了とパワハラ疑惑問題が関係しているのかは不明ながら、ネット上の反応を見る限りでは番組終了を惜しむ声は皆無で、『バイキング』の終了も望む声が多い様子です。
ニュースサイト『サイゾーウーマン』によると、『直撃!シンソウ坂上』は坂上忍さんが今最も力を入れていた番組だったそうなのですが、フジテレビの上層部は「坂上の主義・主張が前面に出る番組」は認められないとして、視聴率もイマイチだったことで打ち切りを決定したとのことです。
その一方で、まずまずの視聴率を記録している『バイキング』は10月から放送時間がさらに伸びて3時間番組となり、これに対して疑問の声などが上がっていますが、パワハラ疑惑などが報じられながらも、フジテレビとの密接な関係は今後も続いていくのでしょうかね。