15日放送の『白黒アンジャッシュ』(千葉テレビ 火曜22時)で、アンジャッシュ・渡部建さんが仕事復帰し話題になる中で、東京のローカルテレビ局『TOKYO MX』が同番組を打ち切り、渡部さんの復帰回を放送することなく終了することが判明し話題になっています。
千葉テレビ(チバテレ)が制作する『白黒アンジャッシュ』は、関東・関西圏のローカルテレビ局で遅れネットされており、TOKYO MXでは2020年10月から木曜深夜に、本放送の16日遅れで番組を放送していました。
しかし、TOKYO MXは2月24日の放送をもって番組を終了し、最終回はタレント・貴島明日香さんがゲスト出演した2月8日放送分で、渡部建さんが復帰する直前の回で打ち切りとなっています。
『スポーツニッポン』(スポニチ)の取材に対して、TOKYO MXは『白黒アンジャッシュ』を打ち切る理由について、「総合的な判断から放送を終了させていただくことといたしました」と回答し、「弊社では、チバテレビさんで2月15日に放送された放送回以降の放送の予定はございません」
としています。
こうした対応が取られた真相について、『東京スポーツ』(東スポ)の記事では芸能プロダクション関係者が、「本来、不祥事を起こした芸能人が復帰するときは注目が集まるため、むしろ放送したいはず。ところがその直前で打ち切るということは、渡部の出演する番組は放送はできないことを意味します。いまだに視聴者の反発の声も強く、スポンサーの理解を得られないと判断したのでしょう。つまり“損切り”ということです」「MXでさえ無理と判断したのに…ということになりますからね。そのレッテルは重いですよ」
と説明しています。
TOKYO MXは、スキャンダルを起こした芸能人等を積極的に番組に起用し、そこからキー局への出演に繋がることも多いことから、“芸能人再生工場”とも呼ばれており、過去には元衆院議員の宮崎謙介さん、俳優の原田龍二さん、『NEWS』の小山慶一郎さんを番組にレギュラー出演させたり、違法薬物事件後に芸能界復帰した“のりピー”こと酒井法子さんを番組に出演させ、話題になりました。
そのため、渡部建さんもTOKYO MXの番組出演の可能性が囁かれており、同局を代表する人気情報番組『5時に夢中!』でMCを務める元テレビ東京で、フリーの大橋未歩アナウンサーは「もう充分に社会的制裁を受けたと思うので『5時に夢中』で一緒に…」と語り、番組共演を希望していました。
しかし、『白黒アンジャッシュ』の打ち切りが決定した原因は、渡部建さんのイメージが著しく悪化していることだとし、「不倫は不倫でも、渡部の多目的トイレでの不倫は事の重大さが違う。何といってもMXの株主には東京都が入っていますからね。障がい者や妊婦さんが使用する公共の場でそんなスキャンダルを起こす人間を安易に放送できるはずがありません」
と、テレビ関係者が語っています。
そして、『白黒アンジャッシュ』がTOKYO MXで打ち切られたことに対してネット上では、
- MXすらNGなんやな。チバテレでしか活動できんやん
- MXで無理なら全国とかありえへんな
- 即打ち切りってのが凄いな
- 視聴率取れるとしてもデメリットの方が大きいと判断された
- スポンサーの圧力でしょう。これで他局も渡部を使えなくなったね
- これって渡部のせいでチバテレビが収入減になるんだよな
- MXはチバテレから放映権を買っているだけで制作には関わってないし、愛着のない番組にスポンサーや視聴者から否定的意見が多いのであれば、番組改編の時期でもあるから、打ち切りって判断も普通なんじゃない
- 千葉テレビが白黒やりますみたいなこと言ってたけど、その時はMXに了承と渡部復帰を伝えてOK貰ったんか?
貰ってなくて強硬手段に出たんなら打ち切りも仕方ないな - 佐々木希もゼロからって言ってるんだから、本当にゼロから始まりゃいいだろう
- 即雲隠れして自ら文春のインタビュー受けてるくらいやしな。
最近リークされてたように、まだまだ地雷隠し持ってるかもしれんのにリスク負えんやろ - 5時夢で渡部復帰について取り上げられたとき、MXでもこの番組の復帰回が3月あたりに遅れ放送されるとコメンテーターが話したら、触れるなという空気になったのは打ち切りが決まっていたからだったのか
- 全く許されてないのに唐突に「機は熟した!」みたいに復活されてもね
などの声が上がっています。
『白黒アンジャッシュ』を制作する千葉テレビは、日本テレビやフジテレビなどのキー局系列ではない独立放送局で、加えて『白黒アンジャッシュ』は地元不動産会社の1社提供番組となっており、そうした事情もあって渡部建さんはこの番組で復帰できたとも言われています。
復帰後初の放送では不倫騒動の謝罪などを行い、22日に放送された2回目の放送では、所属事務所『プロダクション人力舎』の後輩コンビ『ザ・マミィ』をゲストに迎え、冒頭ではコンビの今後について語り、相方の児嶋一哉さんが今後、渡部建さんから名前を間違われるネタを振られた際に、児嶋さんが「イジるんじゃないよ!スケベさん!」と返すリニューアル版を提案していました。
TOKYO MXでは、こうした渡部建さんの復帰回を放送することなく打ち切り、この対応に対して驚きの声が上がる一方で、当然の判断との声も多く、TOKYO MXに出られないレベルならば、キー局への出演も絶望的なのではと指摘されています。
ただ、すでに渡部建さんが某キー局の番組に出演予定との情報もあり、『白黒アンジャッシュ』で復帰後に収録を済ませていて、世間の反応を見てそのVTRを流すか否かを判断するとも言われています。
そのため、今後も世間から渡部建さんに対して強い拒絶反応が出るようであれば、テレビ出演は『白黒アンジャッシュ』に限定され、そしてTOKYO MXのようにネット中止とするテレビ局も出てくる可能性は十分あり、番組をネットする各局の対応にも注目ですね。